鈴木義彦に読者は怒り爆発(274)

〔過去にも鈴木は友人や仲間たちに情をかけたり、躰を張って庇ってやった事など無いだろう。他人の為に何かをしてやった事が無いから、A氏のような温情があって困っている人がいると放っておけない人の心が理解できないのだ。哀れとしか言いようがないが、自分が犯した罪から逃れることは償いが終わるまでできない〕

〔民事裁判というのは、非常に難しいものだとつくづく感じた。当事者の人となりや事案の真実を見抜く洞察力とか経験を含む能力等が裁判官に大きく影響し、長谷川幸雄や平林英昭のように悪辣な弁護士の裁判戦略によって真実が歪められ、その戦略に翻弄された裁判官たちが誤審誤判を冒してしまうのだから、正しい方が必ず勝訴するとは限らない事を知った。長谷川と平林のあくどさは、鈴木の主張の全てが嘘であることを承知のうえで、さらに嘘を重ねるという弁護士にあるまじきものだ。それに同調した品田幸男裁判長には裁判官の資格は全くない〕

〔紀井氏は鈴木との付き合いが長く、鈴木の性格や周囲の評判をよく知っていたため、西が香港で殺されかかった話を聞いて自分の身の危険も感じたらしい。また、鈴木の友人の青田光市の事もよく知っていたようだ。西の事件を聞いて鈴木から離れようと決心したと言っているが、実際には最初に鈴木が約束した利益折半も嘘だったし、他人からの借金の返済を1/10とか1/20しか払わないやり方等を見ていて、1年ほどで一緒に仕事はできないと感じていたという。鈴木の秘密を知っている1人として紀井氏が鈴木と青田の網にかからないことを祈るばかりだ〕(関係者より)

〔鈴木は証言を二転三転させて、心裡留保や強迫を主張し、故人を利用して相手に責任転嫁をした。裁判官たちはそんな鈴木と長谷川幸雄の法廷戦術に苦言を呈すどころか、ほとんどを受け入れてしまうという歪んだ現実がこの裁判からは見えてくる。日本の司法はどうかしている。最高裁判所の判事に地方裁判所の判事が最敬礼をする光景は日本だけだそうだ。アメリカでは法曹一元と言って裁判官に上下関係はなく、その代わり出世もないという。日本も見習うべきではないか〕

〔鈴木が、人生の大恩人にここまでの裏切りを働いて甚大な迷惑をかけ、横領した莫大な資産を守ることだけを考えて毎日を過ごしている生活など想像もつかない。それに鈴木ももう若くはない。後、何年生きていけるのかを考えてみることだ。隠匿している資金はあの世では使えない〕

〔2000年(平成12年)1月11日、親和銀行との和解が成立し、鈴木は約17億円の和解金を支払う事になった。同年の9月30日に鈴木の判決が出て、懲役3年、執行猶予4年の有罪刑が決定した。これには親和銀行の顧問弁護士だった田中森一弁護士、鈴木の弁護士の長谷川幸雄弁護士、そして西の協力があり、罪状からみれば考えられないほどの軽い刑期で決着がついた。それは鈴木が約17億円という金額を支払えたからに他ならない。この約17億円の出所は、A氏と西の3人で交わした合意書に違反し、A氏を欺いて隠匿している株売買益であったことは間違いない。品田幸男裁判長はこの事には一切関心を向けず判決を下した。品田裁判長にとっては拘わりたくない事項だったのだろう。この問題を無視したことが正しい判決文を書かなかった要因の1つだったと思う〕

〔裁判官は、日本で一番難関だと言われている司法試験を突破して資格を取得するために人一倍の努力をしてきた人達だと思う。そして正義と法の番人としての大志を抱いて裁判官になった優秀な人達だろう。しかし鈴木の裁判のように、上司の顔色を窺い、出世の為に上司に迎合するような裁判官もいるという事は非常に残念な事だ。憲法で保障される「裁判官の独立」はどこに行ったのか〕

〔A氏が鈴木に融資を始めるに当たって、西が融資の条件として大事な「お願い」を書面にしてA氏に渡していた。お願いの内容は鈴木個人とFR社を擁護するだけの勝手な事柄が記入されていたにも拘らず、A氏はそれを受け入れて鈴木へ融資して来た。A氏は本来、金融業が本業ではなく、知人や友人から頼まれて融資をしており、手形を担保に融資することは無かった。所謂「紳士協定」と「性善説」による融資だった。融資を受けた知人や友人は約束を破る事は無かった。A氏から融資を受けて成功した人も少なくなかった。プロの金融業者からすれば考えられない条件での融資だったのだ。何よりプロの金融業者には、その当時のFR社の手形は紙屑同然でしかなかった。これらの事件の背景を裁判官達は全く理解しようとしなかった。要するに「訴状をよく読んで、背景を整理して判決文を書く」という裁判官の基本を怠り、株取引に関する主張や証拠を恣意的に排除した事が品田幸男による誤審誤判の原因だ〕(取材関係者より)

〔鈴木は裁判には勝っても、もちろん、それで終わったとは思っていないだろう。自分の嘘と出鱈目の主張が弁護士と裁判官の協力で助かっただけだという事を一番よく知っている。特に国税や金融庁の監視から鈴木が逃れることは有り得ないから、このまま逃げ切れるとも考えていないだろう。今、自分が何をするべきか、自分が何をしなければならないかを考え、躊躇せず行動に移すべきだ〕

〔鈴木の矛盾に満ちて合性もない主張や一貫性のない言い訳、偽証が際立つ一方で反省や謝罪もなく、責任転嫁ばかりしている鈴木の人間性を踏まえると、何故鈴木が裁判に勝ったのかが不可解過ぎて全く分からない。裁判官による証拠の検証や判断は決して信頼できるものではないという事を知り、恐ろしさや不安が募るばかりだ。言うまでもなく、西は鈴木のような人間をどうしてA氏に紹介したのか、西は自分の仕事に関する資金のほか自分の奥さんや愛人や息子に対する資金等、好き放題にA氏を騙して借り入れ、それが限界を感じて鈴木を前面に出すことを考えたと言う関係者が少なくない。それにしても鈴木の強欲さは西の比ではない〕(関係者より)

〔10年以上前の2012年9月に、クロニクル(旧FR社)が売上990万円、純損失約29億6000万円という上場会社では考えられない決算を発表した。事実上の休眠状態であり、翌年には有価証券報告書を期限内に提出できず上場廃止に追い込まれた。これは、鈴木が同社を100%食い潰した証と言っても過言ではない。親和銀行事件で逮捕起訴されたのを契機に代表取締役を辞任し株も手放しながら、裏では側近の天野氏を操って転換社債や第三者割当増資を発行させて自分のためだけの株取引の利益獲得に加担させた揚げ句に天野氏を死に追いやった。株取引で得た利益を独り占めした中で設立したJOF(ジャパンオポチュニティファンド)の霜見誠にクロニクルの第三者割当増資で名義を出させながら、その霜見も夫婦ともども殺される事件に巻き込まれたが、事件が発覚した翌年にクロニクルの上場廃止が決定したのだ。鈴木にとって、クロニクルは用済みであるだけでなく危険な存在だったのではないか〕(関係者より)

〔この裁判で、原告代理人の中本弁護士の弁護方法に問題があったとは言え、被告の主張がこれ程までに裁判官たちに支持された原因が何だったのか、全く不明だ。品田幸男裁判長は貸金返還の部分で被告の主張を一部認めなかったが、その処理は問題だらけだった。株取扱に関する被告の主張のどこに正当性を感じたのか。被告が善人であるという前提で裁判を進めていたのか。それはあり得ない事で不自然すぎる。そうであったとしたら品田裁判長には洞察力が全くなく、善と悪を見分ける能力もまた皆無だったと言える。裁判官を続けることが誤審誤判を増やすことになる。即刻退官するべきだ〕

〔コロナ禍や異常な物価高騰で、国はかなりの予算を国民支援に充てている。その一方で、当然のように税金の徴収が厳しくなっているはずだ。鈴木は過去の経歴からしても監視の対象になっており、リストにしっかり載ったままのはずだ。海外の金融当局との情報交換制度もあり、今は軌道に乗って日本人の富裕層が海外に所有する資産の監視体制は急速に整備されているそうだが、2019年度の富裕層に対する徴収税額は前年度の28%増であり、今後も大いに厳しい徴収が行われるという。鈴木は今迄とは扱いも状況も違うということを肝に銘じておいた方がいい〕

〔A氏は、西が生前に残した記録や紀井氏の供述と陳述書を根拠として、鈴木が合意書に基づく株取引を継続して多額の利益を得たにもかかわらず隠匿したと主張した。ところが、品田幸男裁判長は「紀井自身、平成18年10月16日の和解協議が行われる頃まで被告の指示により行っている株取引の利益が原告に分配されるべきものであるとは認識していなかった」と述べたが、それは、鈴木が合意書の記載事項に違反して、紀井氏の存在と役割をA氏に報告していなかったからである。また、紀井氏が証言をするに当たっては、合意書の仕組みを知らなかった事に何の不都合も無かった事に裁判長自身が気付いていない。紀井氏は自分が担当していた業務の遂行で知り得たことを率直に語っただけである。しかし、鈴木にとっては致命的な証言と陳述書であった。鈴木は株の売りを一任していた紀井氏を「ただの電話番」と言い逃れしたが、電話番であれば「利益を折半する」と言ってスカウトするはずがなかった。鈴木の周囲の人間が聞いてもすぐに嘘と分かる発言だったと思う。ところが品田裁判長は、鈴木の主張を支持し、紀井氏の重大な証言や陳述書を無視した。これを見ても鈴木と長谷川幸雄と品田裁判長が事実上の“共犯”で、誤った判決を故意に下したとしか思えない〕(以下次号)