鈴木義彦に読者は怒り爆発(270)

〔鈴木の実父徳太郎は、鈴木の事情をよく知る関係者によると「息子と青田は悪だが、天野氏は常識人だ」と話していたという。親として息子の悪人ぶりを十分に承知していたという事だ。現実には鈴木が散々A氏に迷惑をかけ裏切り、違法に取得した資金の恩恵に与っていた事になるが、父親はどこまで事実を実感していたのだろうか。鈴木が隠匿している資金が明らかに尋常ではない事は感じていたと思うが、息子がどれほどのワルであるかを実感していたのか。もし鈴木が正直に話していなかったとしても、善悪を見極めてA氏の関係者には協力したことがあった(西の会社で部長をしていた)が、妹の徳田邦子は金のためとはいえ兄の義彦に全面的に協力していたようで、2人の娘への影響は問題が解決しない限り消えることは無い。仮に再婚して姓が変わったところで真実は隠せないし、非難が収まることもない〕

〔鈴木は自分が窮地の時は土下座までして人の情に訴える。親和銀行事件で逮捕される直前には、A氏に泪ながらに土下座をして現金8000万円を借り、一度は言い値で買い取ってもらったピンクダイヤも販売委託で借り出した。絵画も販売委託に入っていたが、鈴木は一度も持参せず他に担保に入れていた。志村化工株事件では、西に「俺のことは検事に喋らないで下さい。西会長の言うことは何でも聞きます」と土下座して頼んだ。そして裁判が終結すると平気で西を裏切り自殺にまで追い込んだ。最低最悪の大悪党だ〕

〔宝林株の引受先を鈴木がフュージョン社の斡旋で用意したペーパーカンパニー3社名義とし、取得原資は「紀井義弘からの借入金」と金融庁に報告した時点で鈴木の計画はほぼ成功していたのではないか。言い方を変えればA氏を騙し裏切る準備が完了していたという事だ。後は、A氏に買い上がり資金の支援を承諾させれば、売り抜けは紀井氏に任せて自分は金勘定をするだけだった。この悪党の裏切りと利益金隠匿はすでにここから始まっていたが、A氏から借りた約28億円を返済せず、親和銀行事件で警視庁に逮捕され約半年後に保釈されてもA氏の所には一度だって挨拶に出向かなかった。鈴木は小指の先ほども反省などしていなかった、というより愛人宅で朝から酒に溺れていながら、西が証券会社の課長から宝林株の買収話を持ちかけられた際には「今度こそ警察に捕まらずに上手くやってやる」と考えたのではないか。宝林株の実利を独り占めするための周到さが何よりの証だ〕(関係者より)

〔裁判官たちは紀井氏の証言と陳述書を認めなかった。鈴木側の弁護士が紀井氏のことを「電話番程度のスタッフ」と侮辱したことを裁判官たちは信用したのか。紀井氏の証言と陳述書は株取引の実態を証明しているではないか。実際に売買を担当していないと書けない内容で、もしこれがウソだったら、紀井氏は偽証罪に問われるから、そんなリスクは絶対に負う訳もない。裁判官は合意書に基いた株取引は無かったという判断を覆す証拠を全て排除するという意図的なものだったのではないか〕

〔鈴木の裁判での嘘の証言は数え挙げればきりがなく、提出された証拠書類である乙58、同59号証に至っては全てが嘘と言っても過言ではない。言い掛りや虚偽、A氏を侮辱するような主張が法廷内に飛び交っていた事になるが、その鈴木の嘘に裁判官が疑問を持つような反論をA氏の代理人はしていない。これが大きな問題だった。多少の陳述はあったかもしれないが全く意味がなく、裁判官が納得するような反論や否定ではなかった。代理人がポイントを突いて詳細を追及していれば、裁判官も検証せざるを得なかったのではないか。まして裁判官が途中から代わった事を承知している代理人弁護士なら尚更である〕

〔鈴木は、以前から知り合いだった紀井氏を「儲け折半の報酬で一緒にやらないか」と言って誘ったようだ。元証券マンをスタッフとして引き入れるのは鈴木にとって願ってもない事だったろう。しかし紀井氏の報酬額は年間6000万円ほどで、鈴木は年間60億円以上の資金をオフショアに設立したペーパーカンパニー名義で海外に運んでいて、日本には一銭も税金を納めていなかったらしい。平成11年から同18年の約7年間で約470億円の利益を独り占めにして隠匿していたという紀井氏の証言は辻褄が合っている。ちなみに紀井氏の報酬は約束金額の1%にも満たなかった。裁判官は紀井氏の証言に耳を貸さなかったが、これは鈴木側と何らかの密約があったとしか考えにくい〕

〔弁護士は、明治時代は他人に「詭弁を弄する人間」として軽蔑されていたらしい。代言者とも言われて馬鹿にされていたそうだ。裁判官にしても、弁護士にしても我々は大きな誤解をしているのかもしれない。名裁判官や名弁護士と言われる人はテレビドラマか映画の中だけのような気がする〕

〔西は、鈴木と知り合った頃から「西会長」と呼ばれて煽てられ、「自分にはこんな凄い人がバックについている」とA氏の事を自慢げに喋ってしまったのではないだろうか。その当時、鈴木は個人も会社も瀕死の状態で、藁にも縋りたい時期だった。鈴木は西の交友関係に賭けた。西は自分も資金繰りで窮地に陥っていた事から、自分の思惑もあって鈴木をA氏に紹介してしまったのではないだろうか。この2人はこの時から人間としての良心を捨ててしまったのか〕

〔和解協議の場で西から尾行の件や株取引での利益金の総額、香港での事件、「合意書」破棄の為の10億円の報酬等々、鈴木はこれまでの裏切り行為を追及されても、それを頑として認めず終始開き直りの態度でかわそうとするのは醜悪以外の何物でもない。ただただ鈴木のあくどさが如実に表れる結果になった。内心では窮地に追い込まれている心境を悟られないようにするためか、特に西に対しての言動が感情的になっていく様子が窺える。協議の最後まで狡賢い鈴木は株取引の純利益が総額470億円であるにもかかわらず60億円で押し通して、A氏と西にそれぞれ25億円を、A氏には別途20億円を2年以内に支払うと約束して、それを元に作成された「和解書」に署名したにもかかわらず約束を守らず逃げ隠れしている非道な人間だ〕

〔鈴木の株取引は、A氏を始め西と鈴木の三者間で取り決めた「合意書」契約に基づき実行された。株取引の最初の銘柄であった宝林株の取得資金3億円をA氏が出して始まり、同時に株価の高値維持のための巨額資金を各銘柄にそれぞれ投入し暴騰して利益が十分出たところで紀井氏が売り抜いていく。しかし、利益を3人で分配する契約に反して鈴木が独り占めにしたのは、誰の目にも明らかな巨額横領詐欺だ。しかしこの裁判を担当した品田裁判長は「合意書」の契約に有効性は無いと判断を下し、鈴木が株売買で利益を上げていたとしても、原告には関係がない事と結論付けてしまった。この不当判決を下した品田裁判長に誰もが疑義を抱いている〕

〔鈴木が裁判に提出した物的証拠は平成11年9月30日付の確認証しかない。A氏側にはFRの常務だった天野裕氏、株の売却を専従した紀井氏の陳述書の他、西が鈴木の代理として書いた書類の数々、A氏を心配する知人や友人の陳述書があった。A氏の代理人中本弁護士が法廷に提出していないものも複数あったらしいが、提出されている証拠書類だけでも鈴木の嘘を証明するのに充分であった。しかし、裁判官はA氏側の証拠を悉く無視した。A氏側の主張を却下し手の判決は明らかに誤判としか言いようがない〕

〔鈴木は、宝林株購入の「大量保有株報告書」の資金の出所について杉原弁護士に指示をして「紀井義弘からの借入金」と書かせ金融庁に届け出させた。紀井氏本人には何の相談もなかった。しかし、裁判では「杉原弁護士とは面識もない」と主張した。杉原弁護士は宝林株購入時に鈴木が用意したオフショアのペーパーカンパニーの常任代理人だ。鈴木が知らない筈はないだろう。鈴木はすでにこの頃から株売買の利益を独り占めにし、隠匿する計画を立てていた。こいつは稀代の詐欺師だ〕(関係者より)

〔鈴木には自分の主張を裏付ける証拠がない。それ故にA氏に対して言い掛りや因縁をつけ、強迫や心裡留保を持ち出すしか手段がなかったと思う。法廷での強気な態度も、A氏と暴力団が繋がっているという嘘も裁判官への印象操作の為で何の根拠もないハッタリである。しかしこの虚偽も徹底的に主張し続け、相手の反論が弱ければ通ってしまうという裁判の恐ろしさをこのサイトで感じて、日本の裁判は絶対ではないということを絶望的に感じている〕

〔鈴木の最側近であったクロニクル(旧エフアール)会長の天野氏が都心の京王プラザホテルで首を吊った状態で発見された。会社の公式発表は「自宅での急性心不全で死亡」と発表。その前後で天野氏による「個人的な流用」として使途不明金が続々発覚していた。自殺自体に謎が多く他殺説も流れており、また天野氏を裏で操っていたのは鈴木で、二人の間には不協和音も生じていたという。そういったことから、これまでの経緯から考えられるのは、全ては天野氏に使途不明金の罪を被せた鈴木の関与説という推測もあるが、全容は解明されていない。多くの関係者が不思議に思うのは、何故、クロニクルが自宅で病死と発表したのか、これは鈴木以外には指示できないことだ〕(以下次号)