鈴木義彦に読者は怒り爆発(251)

〔鈴木は、約28億円の借入れや、株取引での株価の買い支え資金として総額で207億円を使い、その他A氏から騙し取った金を含めると、240億円近くの直接的な損害を与えている。鈴木は現在、A氏を騙して海外に流出させた株取引で得た利益金470億円を元手に運用し、既に1000億円超を隠匿しているとみられている。A氏に全額清算して、裏切りの代償を払うべきだ〕

〔A氏は資金的な融資ばかりではなく、鈴木が持ち込んだ宝石類を鈴木の言い値で現金で買って上げたようだ。その中に3キャラットのピンクダイヤとボナールの絵画(2点で3億円)もあった。この2点は鈴木が親和銀行事件で逮捕される3日前に販売委託で鈴木に貸し出している。ただし、このうちの絵画は、A氏が買い取った時から一度もA氏に渡していない。鈴木は「近々にお持ちしますと」言いながら他の金融業者に担保に入れたままになっていた。しかし、驚くことに鈴木はこの2点はFR社が「A氏から3億円で買った物」と言い出し、「借用書を差し入れている」と言って、販売委託の7か月も前にA氏から3億円の融資を受けた際の借用書を持ち出した。全く訳の分からない事を言っている。確かにFR社名義の借用書(鈴木個人が連帯保証人)は存在しているが、半年以上前にA氏が現金で貸し付けたもので、この貸付金に対してアジア投資証券が発行した1億円の証書が担保に入っている。鈴木は何を意図してこんな矛盾した主張をしたのだろうか。品田裁判長は鈴木の主張を特に判断はせず、鈴木の個人債務から除外し、FRの債務とした。この品田裁判長の意図も理解に苦しむが、鈴木の債務を25億円で決着させるための辻褄合わせに過ぎなかったと思う。このように品田裁判長は根拠もなく曖昧な裁定を繰り返し、誰もが納得する裁定は一つも無かったように思う〕

〔品田裁判長は合意書契約を否定し、「被告の株式投資収益は訴訟とは無関係」と述べ、A氏の主張を退け、また合意書の無効を決定する根拠として、合意書に取引銘柄が記載されていないことを上げました。しかしこれは品田裁判長の株式投資に対する知識不足によるものであり、7年間の空白についても、期間に大きな誤りがあるばかりか、鈴木がA氏との接触を避けるために故意に逃げまわっていたことは明らかです。この判決は公正なものではなく、品田裁判長によって不自然に真実が捻じ曲げられたと言わざるを得ません。裁判所は自浄作用で品田裁判長の責任を問うべきです〕

〔バブル絶頂期は、株式相場が好況で株式投資での成金が世の中に溢れていた。また、ゴルフ場開発が盛んになりゴルフ会員権が高騰し投資の対象にもなった。不動産の価格も上昇し金融機関が挙って不動産への融資の窓口を拡げ、不動産取引も活発化した。しかし、昭和62年(1987年)10月19日に香港を発端に世界的株価大暴落が起り、バブル景気が崩壊への道をたどり始めた。A氏も世界中が経済破綻に陥った影響を少なからず受けたようだが、盤石な基盤は揺らぐことは無かったようだ。A氏の周囲にもバブル崩壊で事業を失敗した知人、友人がいた。その中にはA氏に助けを求める人も少なからずいたようだ。A氏は、その人達の事情を聴き、自分ができる範囲の援助を惜しまなかったという。A氏の協力を得た人たちは、A氏に感謝し、その恩に報いるべく懸命に努力をして復活した人が多くいたらしい。A氏は金融業者の免許は持っていたが、営利を目的とせず、持ち前の男気と温情とで周囲の困っている仲間を応援していたようだ。これ等の友人、知人との付き合いは今でも続いている様だが、全員がA氏への感謝の気持ちを持ち続けているという〕(取材関係者より)

〔品田裁判長は、鈴木の嘘を一つも暴けず、職務放棄と言われても仕方がない。品田には裁判官としての信念や自覚が全く感じられないし、何より真実を暴こうという気概が無い。これは裁判所自体の旧態依然の組織態勢から生じるものであり、また被告側との不適切な関係による不当判決であります。今まで注目されることがなかった裁判所の実態が、鈴木の裁判を機に露呈し関心が集まっている〕

〔西が書いた「鈴木義彦がユーロ債(CB)で得た利益について」というレポートには株取引の手口が生々しく描かれている。ヒラボウの株取引では、ユーロ債の発行手続きに関わった茂庭進が立ち合ってFEAM社に呼んだ金融ブローカー、ヒラボウの社員ほかに株券の受け渡しを行い、そのうえで社債を転換した後の新株の売却を実行させた。株を売るタイミングであらかじめ割当価格の1~2割程度の価格で譲渡を受けていた西田グループも動き、株価を高値に誘導した結果、鈴木は新株の大量売却に成功し利益を確保した。これらの手口は全てインサイダー取引や相場操縦を禁ずる金商法に触れるものだった〕(関係者より)

〔鈴木は、株取引を利用した詐欺計画において西を最大限に利用しました。実際には元々西も金目当てにA氏に接近していたようですが、一枚も二枚も上手の鈴木に簡単に手玉に取られました。西は最後には全ての責任を押し付けられ排除される計画だとは思ってもみなかったでしょう。香港での事件は鈴木の失敗に終わったが、結局、西は鈴木に追い詰められ自殺に至りました〕

〔この裁判は、刑事事件で言うと、状況証拠は揃っているが、被告人である鈴木の自白がないために不起訴になったようなものだ。品田裁判長は、西の遺書や鈴木と知り会った時からのレポート、そして紀井氏の証言と陳述書の一切を無視し、鈴木の主張を支持した。まして、鈴木の主張を裏づける根拠や証拠が皆無だったにも拘らず、一方的に鈴木の主張を受け入れ、A氏の主張の殆どを棄却した。誰が見ても100対0で鈴木の言い分が通った判決になっている。これを正当で公平な裁判だったと言えるはずがない。品田裁判長に何かの意図があったと考えるしかない。その意図を解明するためには改めて裁判をやり直すしかない〕

〔長谷川は懲戒処分を逃れる為に自ら弁護士を辞めた。裁判での鈴木の弁護が如何に非道な手段であったか、一番認識していたのは長谷川自身だった。裁判に勝つ為に、あらゆる虚偽工作を駆使した。弁護士の倫理を無視した蛮行は絶対に許されない。懲戒処分を肌で感じ取った長谷川は処分を受ける前に自ら引退せざるを得なかった。ネット上の批判を見ればわかるように、これは長谷川が弁護士を辞めたからといって、収まる問題ではない〕

〔西が鈴木に追い詰められ自殺したことについて、息子の内河陽一郎は周囲の関係者とは逆の受け止め方をしていた。鈴木に対する怒りで関係者は全員が西の無念さを感じて動いているのに、陽一郎は鈴木に対する恐怖心から鈴木に対抗すれば報復されるに違いないと思い込み、関係者を呆れさせたばかりか、勤務先の新宿にある保険会社の支店長が「鈴木がコンプライアンスに抵触しているので関わってはいけない」と陽一郎に指示したと言い、そのことからも関りを持てないと言ったという。西がA氏を裏切って鈴木から一時的にしろ受け取っていた大金で恩恵を受けたからとでも考えているのか。あるいは、西がA氏には話さなかった真実を陽一郎も承知していて、それを明らかにすると不都合が生じるということか。しかしそうであるなら、はき違えも甚だしい。今後は、家族にも影響することは間違いないと思う〕

〔鈴木が行った株取引は間違いなく「合意書」契約に基づくものであっても、これを認めたくない品田裁判長としては、契約事項の一つ一つに理由をつけて否定する必要があった。何故品田は、執拗に「合意書」を否定することに固執したのか。裏で繋がっていたとしか考えられない。品田は鈴木側に買収されていたのだろう。裁判での勝訴が金で買えるなら、鈴木は10億円でも出したに違いない〕

〔鈴木の裁判は前代未聞の不当裁判だ。A氏側は再審請求の手続きを進めていると思うが、再審を待たずに裁判所が独自の判断で何らかの是正処置を講ずるべきだ。この裁判が公正な判断と見解で判決が下されたとは誰も思っていない。ここまで問題視され波紋が広がれば、今後の裁判所の信用失墜は免れない。品田裁判長一人の問題ではなく、もう既に裁判所全体の問題に発展している〕

〔品田裁判長が「合意書」を否定する為に挙げた理由には無理があった。品田は経済に対する理解が乏しかったのだろう。それでも全く辻褄の合わない内容を裁判長としての権限で強引に判決に盛り込んだ。判決は最終決定権を持っている裁判長に委ねられる。この裁判は品田裁判長による独裁裁判といっても過言ではない〕

〔西も、もっと早くに自分の過ちに気付くべきだった。鈴木に裏切られてようやく目が覚めたのだろう。しかし、時すでに遅しで、立ち直れないところまで追い詰められていたに違いない。しかし西も鈴木と出会う前からA氏に寄生していたのだから自業自得だ。せめて死なずに裁判に協力していれば、少しは罪滅ぼしになったと思う〕(以下次号)