鈴木義彦に読者は怒り爆発(232)

〔鈴木は自己破産寸前の状況がどれだけ困難だったかを充分に経験して分かっていたはずだ。その状況から救ってくれる人など、どこを探してもいない。それをA氏は間違いなく助けてくれた。鈴木の人生を繋ぎとめてくれた大恩人ではないか。青田、長谷川の悪い影響は大きかったと思うが、もう一度よく自分のしてきた事を振り返って、自首するくらいの覚悟を持ったらどうか。そうでなければ天罰が下る〕

〔原告側が裁判に提出した多数の証拠の中には「合意書』の有効性を裏付ける決定的なものが含まれていた。実際、鈴木の元で株取引の売り担当として従事していた紀井氏が証言と共に株取引をした銘柄ごとの詳細な記録をまとめた「確認書」を提出していた。西もこれと合致する、鈴木から指示を受けた銘柄の取引記録をレポートに書き残していた。しかし品田裁判長は、これらを一切検証する事無く「合意書」を否定している。不可解な品田の裁定には誰もが納得いかないのは当然だ〕

〔紀井氏による陳述書と裁判での証言で明らかなように、杉原正芳弁護士が鈴木からの指示を受けて、宝林株の大量保有報告書内の資金の出所の名義を勝手に紀井氏にしたのは想像に難くない。紀井氏本人がこの件を問い質す為に杉原弁護士に抗議文を送ったが梨のつぶてだった。大事な事にも拘わらず裁判で品田裁判長が追及しなかったのは、紀井氏の証言を軽視するための伏線だったとしか思えない〕

〔暗号資産(仮想通貨)交換業者の経営破綻や業界を主要な取引先とするアメリカの銀行破綻を巡っては、大統領自ら情報を発信して預金者保護を宣言した交換業者のマネーロンダリングでは、資金がどのように米国外に移ったのかを調べるが、検察はタックスヘイヴンに不正に移されたかどうかを綿密に捜査し、不正送金が発覚すれば、全額没収されるだろう。鈴木の問題も刑事事件化すれば、国税庁や金融庁が本格捜査に乗り出すはずだ〕

〔最高裁の戸倉長官は「三権の長」の一翼を担っている。これだけ色々と疑惑を持たれている鈴木の裁判を放っておいていいのか。この裁判は裁判所及び法曹界に一石を投じることになった。またインターネットの波に乗り、その詳細な内容が瞬く間に世界に流れ、多くの人達が知る事となった今、戸倉長官は時代に合った対応を考え行動しないと、大きな痛手を被る事になりかねないのではないか〕

〔株取引で鈴木の指示で売りを担当していた紀井氏が原告側の証人になった。紀井氏は、取引した銘柄ごとの利益の記録を「確認書」にまとめ、証拠として提出していたが、品田裁判長はこれを一切無視した。紀井氏の証言と証拠は「合意書」を裏付ける有力なものであったはずで、勿論、証人である以上、宣誓した上での証言であるから、嘘や偽りは無い。その証言や証拠を一蹴した理由を、品田は裁判長として明確に説明する義務がある〕

〔和解協議は平成18年10月16日にあり、A氏が提訴したのは平成27年7月8日だ。鈴木が裁判で「心裡留保」を理由に無効を主張するまでに9年の年月が過ぎている。和解書作成時とそれから1週間後にA氏の会社に一人で現れ面談するまでに「脅迫」や「監禁」の言葉は鈴木から一切出ていない。その後、A氏との間で手紙のやり取りはあったが、そこにもその様な事は書かれていない。ただ、「西と紀井が自分を裏切るような行為をしたのでしばらく和解金の支払いを留保して欲しい。平林弁護士と青田を代理人に指定するので今後の事はその2人と話し合って欲しい」旨の内容が書かれているだけだった。A氏も不承知ながら知人から紹介された人間を代理人として平林弁護士との交渉に当たらせた。交渉の面談当初には平林からA氏に「50億円での示談」の話も出たが、金額の乖離が大きくA氏は拒否した。2人の代理人が余りにいい加減すぎて、その後の話し合いが進展どころか混乱をきたし、A氏は止むを得ず提訴に踏み切った。鈴木は和解協議から訴訟提起までの9年間も消息を不明にしておきながら、裁判になると「脅迫」や「監禁」を理由に突然、和解書の無効を主張するなど有り得ない。ところが、この鈴木の言い分を品田裁判長が認めるという誤判を冒してしまった。証人もおらず、物的証拠の提出もない被告を品田が支持したのは何故か。明らかに品田には思惑があったとしか思われない〕

〔裁判所の内部事情が表面化しないのは何故か。アングラの世界とマスコミが動く表社会では世間の反応が段違いだと思う。他人のゴシップや、反社会的組織の情報を専門に記事にしている週刊誌でもかなりの購読数がある様だ。各役所とマスコミとの密約があるのかもしれないが、この様な闇がはびこる情報を記者クラブのあるマスコミが日常的に取材して報道するべきだ〕

〔長谷川も鈴木のような悪党に加担するくらいだから、金のためなら何でもするタイプだが、事の善悪が改めて明白になったら、品田裁判長も自身がどれほどひどい判決を下したかを後悔するだろう。もし鈴木側の裏工作が無かったとすれば、品田裁判長自身の能力や資質が厳しく問われる。長谷川は鈴木から裏金をたくさんもらったからといって、いつまでも喜んではいられないだろう。鈴木の御先棒を担いだ史上最悪の人間という世間の評価が浸透して、家族や身内にも悪影響を及ぼすのは間違いない〕

〔西は、鈴木をA氏に紹介して以降、ずっと鈴木に利用されたが、A氏からこれ以上支援を受ける材料が無くなっていたので鈴木を利用しようとする思惑があったのではないだろうか。鈴木をA氏に紹介した時点で、西はA氏に116億円もの借金があった。しかも返済していない、どころか息子の内河陽一郎と一緒にカジノや投資等で散財していた。自前の金でいい格好するのは自由だが、西は人の金で好き放題をしたから、いくら金があっても足りなくなる。鈴木と会っていなかったら、自殺する時期がもっと早まっていたかもしれない〕(関係者より)

〔A氏が、鈴木が隠匿した資金を返せと言っているのは、鈴木が約束を守らず債務の返済や株取引利益の分配をせず、合意書に違反して利益分配の権利がなくなっているのに利益を独り占めにしたことに加え、自分の強欲を満たすために数多くの人間を騙し、裏切り、あるいは犠牲にしたことも鈴木を許さない怒りにつながっているからだ。A氏の考えは金だけにあるのではなく、これだけの資金であれば、大変な思いをしている国民の為に使う等のセイフティーネットを作るきっかけになるのではないかと関係者に言っていることからも分かるはずだ。鈴木が様々な人間を犠牲にして、個人で巨額な資金を保有して贅沢三昧に使われる事が許せないのは当然だ。一番に損害を被ったはずのA氏がこのように考えていることが伝わってくると、A氏と鈴木の人間性には天と地ほどの差があると改めて感じることができる。この人間性の差を法廷で裁判官は見抜けなかった、と言うより見ようともしなかった〕(関係者より)

〔鈴木は法的責任も社会的責任も果たしていない。というより、果たそうという気持ちを全く持っていない。鈴木にそう思わせたのは、品田裁判長と長谷川元弁護士ではなかったか。法律家で、頭脳が明晰で、一般人から尊敬される職業でありながら、善と悪の区別がつかないことなどあってはならない。正義と平等を掲げつつ「法の番人」と言われている人間が、鈴木という犯罪の塊のような悪党を擁護した事実は許されるものではなく、正に共犯者に成り下がったに等しい〕

〔株取引の最初の銘柄となった宝林株で約160億円という予想以上の利益が上がったことで、鈴木は合意書の存在が邪魔になった。このままでは利益金の大半をA氏に持っていかれるとでも思ったのか。合意書締結の経緯を考えれば真逆の考え方を持ってしまったのだろう。もし、宝林株で失敗していたらその損失は誰が負担しなければならなかったのかを全く度外視して自分の欲ばかりを優先させた。そして、「2人で利益折半しよう」と西を唆し、10億円の報酬で執拗に合意書を破棄させようとした。この時の西の葛藤は相当のものだったろう。西には元々詐欺師の資質があったが、A氏を裏切る事だけは絶対に出来なかったと思う。しかし、西は目先の金に負けて結局は鈴木の策略に嵌り、人道を外し、地獄の道の扉を開けてしまった〕(関係者より)

〔心裡留保とは「意思表示を行なう者が自己の真意と表示行為の内容との食い違いを自覚しながら行う意志表示」と定義されているが、鈴木の主張では和解書を「書きたくなかったが、書かされた」という事になるのだろう。その理由に挙げたのが「脅迫され、監禁されそうになったから」という。平林弁護士はどの判例から捻り出したのかは不明だが、恥ずかしくもなく、よくこんな主張が出来たものだ。品田裁判長も裁判官として、この様な主張を支持できたものだ。何が強迫で、何が監禁に当たるというのか。それに、強欲で狡猾な鈴木が脅迫や監禁で70億円もの巨額な金の支払約束をする筈がない。一般の真面目な人がヤクザに脅かされて書いたものではないのだ。品田裁判長は何処を見て裁判を指揮していたのか〕(以下次号)