鈴木義彦に読者は怒り爆発(229)

〔鈴木が1000億円以上と言われる資金を隠していることを見逃している日本という国は世界から軽蔑されるだろう。日本は以前から無法地帯と言われてきたが、今も変わりがない一面があるようだ。外国人投資家が日本の証券市場を闊歩している事は知っているが、海外のオフショアに設立したペーパーカンパニー名義で儲けて、利益を海外に送金していれば日本の法律は届き難い。一般国民に税金の負担を強いて、大きな魚を海外に放流している日本の政府は何をしているのか〕

〔西は鈴木の口車に乗ってしまい、結局A氏を裏切っていたが、鈴木のあまりに非情なやり方にA氏に散々お世話になってきた西は後悔したに違いない。西が中途半端に欲を出した為に、結局鈴木にいいように操られ、自分を追い詰める運命となってしまったが、最後の決着まで西のやるべき役割は大きかったはずだ。遺書を残しても心を動かされるような鈴木ではなかった〕

〔社会人になれば、学校の勉強が出来たとか成績が良かったというのは通用しない。物事を正しく理解する力と優れた感性を備えている方がよほど重要だと思う。感性とは実際に行動して「あっ、そうか。こういう事なのか」と気づくことだ。知識だけがあっても「頭でっかち」であっては実践では使えない。この裁判の品田裁判長は、経歴を見ると50歳前後のようで、きっと学校の成績は良かったのだろうが、「頭でっかち」そのもので物事を正しく理解する力に乏しく、感性が薄弱だと感じる。裁判官としての倫理観もまるで感じられない〕

〔西は、宝林株で予想以上の利益が出ると、鈴木からA氏の手許にある合意書を破棄するように頼まれ、報酬として10億円を紀井氏から西の運転手の花館聰経由で複数回に分けて受け取った。しかし、流石に破棄は実行できなかったが、鈴木に「破棄した」と嘘の報告をしていた。それが発覚したのは7年後のことで、西が鈴木から分配金を受け取るために香港に出向いて殺されかけた事件があった。この事件を受けて、A氏が鈴木に「合意書の通り約束を履行するように」と合意書を突き付けた。しかし、動転はしても悪知恵が働く鈴木は、合意書に基づいた株取引は実行していないと強弁し、全てが西の作り話だと強調した。鈴木という奴は転んでもただでは起きない大悪党だ〕

〔鈴木が犯した1000億円超の脱税・詐欺横領事件。世の中で、こんな有り得ないことが見過ごしにされている。一般サラリーマンの生涯平均収入が大卒で約2億円(年収400万円×50年)と比べれば500倍だ。しかし、一般サラリーマンの場合は日常の衣食住に消え、残る金は1割もない。ということは5000倍である。そんな金を持って鈴木は何か満足を得たのか。騙し取った資金はオフショアのプライベートバンクに隠しているようだが、本当に人間として最低最悪で、こんな人間は家族ともども世の中よりいなくなって欲しい〕

〔宝林株収得後に大量保有報告書を金融庁に提出するにあたって、鈴木は資金の出所について勝手に「紀井氏からの借入」という虚偽記載を常人代理人の杉原正芳弁護士に指示した。杉原弁護士は当の紀井氏より抗議を受けたが、杉原が行った虚偽記載は違法ではないか。弁護士が平気でこんな真似をするとは世も末だ。しかも鈴木は宝林株取得資金がA氏から出た事実を否定して、自己資金だのワシントングループの河野会長から借りただのと三転も四転もする見苦しい主張を繰り返した〕

〔株主の信用を失った経営者は直ちに職を辞すべきという原則を鈴木は徹底的に無視していた。鈴木は、FR社を創業して上場を果たしたが、バブル景気崩壊の中で混乱した市場の活性化を図る上場基準の緩和政策がなければ、FR社は上場できなかったはずだ。鈴木には会社を創業したことも、上場をした事も全てが私欲の為だったように思う。粉飾決算を繰り返し、自社の株価を維持するために証券取引法に違反して自社株売買を実行していた形跡もある。鈴木にとって親和銀行事件で逮捕されるのは必然だったと思う。こうした鈴木の履歴を裁判官たちが把握していたとは思えない。親和銀行事件で有罪判決を受けた背景を裁判官たちが知らなかった筈はない。鈴木は詐欺横領の常習犯なのだ。そう見ると、鈴木が勝訴するという結果に終わった裁判は、誰が見ても前代未聞の誤判としか言いようがない〕

〔和解協議の場で、鈴木と西は激しい口論をしていたが、肝心な事はあまり話していないようだ。合意書の約束を守らなかった鈴木と西は、その場を切り抜ける為に2人がそれぞれに芝居をしたようにも映る。それが証拠に、西が当時で約470億円の隠匿利益がある事を知っていながら、それをその場で明かして鈴木を追及していない。A氏は後日知る事になるのだが、その場で西が全てを話していれば鈴木はそこまでの悪あがきができなかったのではないのか〕(関係者より)

〔鈴木が和解後にA氏に送った手紙に「だいぶ以前からA氏、西、紀井が私を陥れるために計画していた」と書いているが、何をどうすればそんなことを言えるのか。鈴木を陥れてA氏や紀井氏がどれほどの得をするのか。その言葉は、利益金を一人占めにして隠匿している事を自白しているのと同じだ。金を持つと被害妄想を持つようになるのか。まさにあくどい発想であり異常な感覚だ。鈴木はA氏にどれだけの不義理を重ねて来たのか、どんな制裁を受けても仕様がないほどの裏切りをしていながら、未だに反省もしようとしないのか〕(関係者より)

〔A氏は一度任せた仕事に細かく干渉するような性格ではなかったようだ。まして株式投資には関心もなく知識も不足していることを自認していて、鈴木と西に任せっきりにした。鈴木と西はA氏の性格を熟知していて、資金援助の承諾さえ取れれば後はどうにでもできると考えていたと思う。鈴木と西は2人で密約を交わし利益折半にしようと企んだ。その企みは宝林株で予想もしない利益が上がった事で2人の欲に火を付けてしまったようだ。鈴木の場合は宝林株の利益を正直に報告する事で債務が完済できた。西の場合も債務の半分近くを返済することが出来、A氏の信頼を取り戻せた。そして、その後に扱った銘柄の売買が成功すれば純利益の30%の配当を手にすることが出来た筈だ。そうすることで合意書の更新や内容の修正、契約解除等の協議が出来たと思う。鈴木と西の強欲さが真っ当な道を選ばせなかった。悪魔の囁きに鈴木と西は負けたのだ。そんな事を知らずに2人の復活を期待していたA氏だけが最悪の道に嵌ってしまった〕

〔品田裁判長は鈴木の債務を個人と会社に分けたが、上場会社の代表者が個人の借金の為に会社の約束手形を使用することは禁じられていることを品田裁判長は知らなかったのか。鈴木は会社から背任罪で告訴されても仕方のない事を繰り返していたのだ。これは投資家をも騙している事になる。この様な質の悪い人間の主張を容認し続けた品田裁判長の見識が疑われて当然だ。こんな見識欠如の裁判官に鈴木のような詐欺師を裁く能力は無いと断定できる。即刻裁判官を辞職するべきだ。そうでないと鈴木のような悪人が蔓延る事になる〕

〔鈴木は、A氏宛の手紙の中で、脱税や違法送金による外為法違反を自白している。品田裁判長はこの重要な手紙を何故見逃したのだろうか。別件とは言え、大きな犯罪を見逃した事になる。検察と警察はこの事を何と捉えているのだろうか。品田裁判長は他にもA氏側が提出した多くの証拠を無視したり排除したことで犯人を隠匿や隠避した事になるのではないだろうか〕

〔地裁の裁判官たちは、西が「株取引の利益」と言って原告の会社に持参した15億円を鈴木の債務の返済金であり、返済日を平成11年7月から9月にかけてと認定したが、2か月も幅があるのはおかしい。平成14年12月24日に鈴木が持参した10億円については明確なのに、半裁期日を曖昧にしたのは何故か。金額もA氏の主張や証拠と違っているうえに返済時期も極めて曖昧である。判決文には言い訳がましく辻褄合わせのような書き方をしている。A氏は「鈴木の債務の返済金は7月30日の5億円(西の分を合わせて10億円)のみで、その他の金銭授受は全て株取引で得た配当金だ」と主張し、鈴木は「9月30日に西に15億円を持参させて手形原本と確認書を受け取り債務を一括返済した」と主張した。裁判官たちはこの鈴木の主張に疑念を持たなかったようだが、その内容も時期も金額も全く出鱈目ではないか。そもそも元金は約28億円である。裁判官は判決では、元々債務の殆どについて鈴木個人とFRを厳格に区別できないと言っていた。全く筋が通っておらず、不自然過ぎる判決文だ〕(取材関係者より)

〔鈴木は、A氏の温情に縋る時や裁判で自分が不利になると分かった時は、自分を徹底的に弱者や被害者に見せる。土下座して涙ながらに借金を頼んだり、脅かされて仕方なく和解書を書いたと言ったり、人間として一番狡く卑劣なことを悪びれもせずに平気でする。鈴木の悪事は全てこの手口である。裁判官は、こういう人間を見極める能力を持っていなければ務まらない。この判断を間違えれば、当事者の人生や生命に関わるという事を知っていなければならない〕(以下次号)