鈴木義彦に読者は怒り爆発(226)

〔鈴木の悪事を全て正義だとしたこの裁判結果は、審理を担当した裁判官だけではなく、裁判所の組織が抱える腐敗が裁判官に大きく影響を与えた結果としか考えられない。いかに出世のために上司の言うことに従う裁判官が多いと言っても、1審、2審合わせて品田裁判長以外の裁判官たちの中に正しい判断ができる者が一人もいなかったとは思えない。上意下達で裁判官を束縛しているのは裁判所組織以外にない。当然、裁判所にこんな権限を持たせている国が率先して裁判所改革に乗り出すべきだ〕

〔和解協議後、鈴木の交渉代理人の一人として出て来た青田光市は、鈴木が逮捕された親和銀行不正融資事件の発端となった辻田頭取に対する美人局事件で、辻田と女性のホテルでの密会現場をビデオに撮った張本人であるだけでなく、A氏の代理人が襲撃された事件について稲川会の他の組織の複数の幹部より聞いている。鈴木の周辺では10人前後に上る自殺や不審死、行方不明者が出ている。警察は何故動かないのか〕(関係者より)

〔鈴木が騙し取った株取引の利益金約470億円の隠匿先が、海外のタックスヘイヴンにあるプライベートバンクということで、政界や経済界の絡みもあり裁判所の上層部では触れられないという判断があった側面があったかもしれない。それで、品田裁判長は強引な理由付けで「合意書」と「和解書」の有効性を否定し、裁判の争点から外したものと考えられるが、それが事実であれば、裁判所裁判官も決して許されるものではない〕

〔裁判では、和解協議の場で交わされた「和解書」を無効とした理由が「強迫」と「心裡留保」となっているが、これは一体どういうことか。和解協議後に鈴木からA氏宛に送られた2通の手紙には「大変お世話になった」とか「今までこんな人に会ったことが無い」「男として一目も二目も置く」などとあるが、強迫された人間が書く言葉ではないではないか。品田裁判長は一体何を根拠に鈴木側の主張を認めたのか。こんな一方的過ぎる判決には誰もが疑問を抱いていて当然だ〕

〔A氏にとって西を信用していただけに、西の裏切りが無ければここまでの甚大な被害にはなって無かったはずだ。西は鈴木に金で釣られ、言われるままA氏と鈴木との距離を故意に作り、株取引の実情を内密にして、A氏から株の買い支え資金を引き出し続けた。A氏からの信頼をよそに裏切りを働いた罪は大きく深い。西の遺書からも明白である〕

〔西がA氏から株の買い支え資金として受け取った総額約207億円という莫大な金額について、鈴木は和解後に宝林株を始めとする株取引に関わる西の損失をA氏に尋ね、A氏は58億数千万円という数字を西と紀井より確認して伝えたことで、鈴木は「利益より58億円を引いて3等分しないといけませんね」とA氏に電話で話していた。西は鈴木をA氏に紹介する以前に、すでにA氏から総額116億円を借りており、買い支え資金と合わせた合計323億円という金額をA氏に借りたまま自殺した。買い支え資金の総額と西の損失額の差が大きいが、これは西がその一部を流用して東京オークションハウスの店舗出店や銀座での飲食店の開業ほか息子の内河陽一郎と投資やギャンブル等の遊興費で散財したことが分かっている。西は鈴木に騙され、いいように利用された結果、鈴木とトコトンまで争う積りでいたようだが、尾行を繰り返されたために追い詰められた〕(関係者より)

〔鈴木は「質問と回答書」(乙59号証)で、宝林株の受け皿としてフュージョン社の町田修一から斡旋を受けて用意したペーパーカンパニーの事も、杉原正芳弁護士の事も知らないと発言している。タックスヘイヴンに拠点を置くペーパーカンパニーを利用した為に自分の名前が表面に出ず、金の流れが掴めない事を利用した悪質な隠蔽工作をしている事は明らかだ。再審で、杉原弁護士もフュージョン社の町田も証人として糾弾されるだろう。今まで明かされなかった真実が白日の下に晒されることになるに違いないが、その時、鈴木はどこにも逃げ隠れ出来ない。鈴木はそれで終わることになるだろう〕

〔鈴木は自分の仲間を裏切る事も日常茶飯事だったようだ。再審が行われれば判決が覆ることは間違いないが、鈴木と長谷川は何も弁明できないだろう。普通に考えると全てを認めてA氏に謝罪し、借りた資金を返済し、約束した配当金を支払うべきだが(本来なら鈴木の取り分は一切ない)、鈴木の事だから「弁護士達が勝訴した時の報酬欲しさに勝手に弁護した事であって、私はそんなことを言っていないし、そんなこと言ってくれと頼んだこともありません」と言い、裁判官たちに関しては「私も不審に思っていました」とでも言うのだろうか。この男なら平気で言いそうな気がする〕

〔再審は、どのようにして法廷が開かれ進んで行くのかは不明で、裁判は一審判決のように、絶対と思っていても何が起こるか分からないが、裁判所は再審請求を受理すべきで、真実を見極めなければ裁判所の意義が全く失われる。品田、野山の両裁判長のような有り得ない誤判しか下せない裁判官を減らすためにも、裁判所は組織改革を急ぐべきだ〕

〔鈴木はこれだけの悪事を働いていても自分の手を汚さず、法の網を潜って逃れ続けている。罪を認めさせ裁かなければならない司法までも味方に付けるとは、どこまで悪運の強い人間なのかと呆れてしまう。しかし、鈴木はこのままではどこまで行っても解放されることが無いのは当然で、周囲に理解されることも絶対にない。自ら反省して罪を償わない限り、悪人として責めを負うだけだ。あらゆる所から鈴木と長谷川の身内がターゲットになるだろう〕

〔鈴木は「無い袖は振れない」というやり方を常套手段にしていた事は間違いない。貸金トラブルで債権者の「泣き所」を熟知した鈴木の得意とする心理作戦だ。これに債権者側が反応して暴力を振るえば傷害罪で訴えられ、たちまち立場は逆転する。鈴木は可能な限り減額を狙ってA氏宛の手紙に虚偽を重ねていたが、最終的に考えていたのはA氏が面談した交渉代理人の平林弁護士が言っていた、50億円で全てを終決させたかったに違いない〕

〔裁判官の宝石、高級輸入時計に関する知識が全くない事に驚かされた。あまり、なじみのない業界ではあるかもしれないが、上代が約45億円(バセロンのペア時計1セット10億円が4セットとピアジェやパテック、ピケの男性用時計各約1億円が5本)の高級時計を4億円で販売委託をした事を「整合性がない」としたが、鈴木が困っていたので原価よりも安くして挙げたことを、勝手にこのような判断をして、整合性が無いと言うのであれば鈴木に「現品を返しなさい」と命令すべきである。品田裁判長は高級時計の販売委託に関わる契約を無効にし、さらにピンクダイヤと絵画についてもエフアールの責任にしてしまうという、とんでもない認定をしたが、鈴木が個人でやったことで会社には関係ないことであることは天野氏も証言している〕(関係者より)

〔平林弁護士も杉原弁護士も、懲戒請求を受けても、まだ嘘に嘘を重ねるようなことをやっているようだ。和解後に鈴木が交渉の代理人に指定したのが青田光市と平林英昭弁護士だったが、A氏の代理人が平成20年6月11日に暴漢2名に襲われる事件が起き、暴漢2人が所属している暴力団習志野一家の総長に、あろうことか平林が最低でも2回以上面会している事実が他ならぬ同一家の総長自ら認めているというのに、裁判でA氏側が何度指摘しても平林は惚けて一切回答しなかった。ところが、懲戒請求に対する答弁書では「平成23年2月15日に一度面会した」として「事件への鈴木の関与が無いことを伝えた」という。裁判で一切回答しなかったのに、何故答弁書では答えたのか。また、面会した期日が事件から3年後というのはもっとおかしい。しかも実行犯の所属する組織のトップが襲撃事件の全容を知らぬはずはないから、わざわざ平林がそれを目的にすることが矛盾している。鈴木の関与がないと強調するためというのは、明らかに口留めしか考えられないではないか。平林はやはり懲戒に値する鈴木の犯罪への加担者ではないか。また杉原は、鈴木が脱税ほかの犯罪を隠蔽するために多くのペーパーカンパニーを用意して株取引を実行したが、杉原はその常任代理人となり、宝林株に関しては虚偽作成の大量保有報告書を金融庁に提出した。しかし、杉原は宝林株取得のための3億円を紀井氏から借入したと書きながら、鈴木とは一度も会ったことが無く知らないと答弁しているようだ。紀井氏は鈴木が株取引でスカウトした元証券マンで、鈴木を知らなければ、紀井氏のことは分からないはずだ。何より、宝林株を取得した外資系投資会社3社は鈴木が用意した実体がないペーパーカンパニーであることを杉原が知らぬはずがない〕(関係者より)

〔鈴木は悪知恵に長けた知能犯だ。協力者の西まで、利害の一致を上手く利用し、西の弱みを握って意のままに操った。誰しも金というニンジンには弱く、目の前にぶら下げられたら手を出し、口にしてしまう。人一倍強欲な鈴木なだけに、一番よく分かっていたのだろう〕(以下次号)