鈴木義彦に読者は怒り爆発(200)

〔天野氏は京王プラザホテルの客室で首を吊ったというが、そこまで本当に追い詰められ自殺する動機や理由が見当たらない。自殺直前のクロニクルの第三者割当増資でJOFの霜見誠が株の受け皿になったことが関係していることはほぼ間違いないと思うが、そうであれば、鈴木が天野氏の死に関与していたことは間違いない。いつの頃からか、天野氏は鈴木をクロニクルから排除しようとしたようだが、それが鈴木の逆鱗に触れたと考えるのは、さして不自然ではないと思われる〕

〔鈴木は和解後にA氏宛に送った2通の手紙でも「大変お世話になった」「男として一目も二目も置く」と書いてきたが、それが何故、強迫や心裡留保になるのか。平林も長谷川も、「和解書」を取り消す為に強引な虚偽の工作をしている。またその嘘を鵜呑みにした品田裁判長もどうかしている〕

〔それまでに1円の返済もせず、まして逮捕され保釈されても挨拶ひとつしなかった鈴木という人間を、A氏は信用しなかったはずだ。元金で約28億円という莫大な金銭を貸す一方で、資金繰りで持ち込んだピンクダイヤと絵画を鈴木の言い値の3億円で買って上げた上に、逮捕の3日前に念書を持参して販売委託を懇願して持ち出したピンクダイヤの処理、一度も持参しなかった絵画、西が代理して超高級時計13本(上代約45億円)を4億円の販売委託で預かった後の処理などについて、鈴木は一切報告も代金の支払もしていない。それで、どうやって鈴木を信用できるのか。鈴木が一人熱弁を振るって株取引の買い支え資金を出して欲しいとA氏に懇願した際に、鈴木が「これが成功しないと西会長も私も社長への返済ができません」と言ったのは、まさに鈴木なりにA氏の債権回収への不安に付け込んだ狡猾な策略だったのではないか〕

〔西は日頃から自分を大きく見せようとしてクラブ等でも女性たちにも大きな口を叩いていたようだが、鈴木と出会った当初から会長、会長と呼ばれていい気になり過ぎていたのだろう。宝林株の取引で予想外の利益を手にした鈴木はそれを独り占めにするために、西をたぶらかして裏切らせた上にA氏から出る買い支え資金を使わせておいて、西には配当もせず利益を溜め込むだけ溜め込んでいった。西は利益が膨らめば、ある時点で鈴木から分配金を受け取れると期待していたのだろうが、それは西を本当に裏切らせるための掴み金として渡した合意書破棄の報酬10億円と宝林株の利益30億円だった。これでも利益の総額からすれば1割にもならない。鈴木は西の性格を見抜いて西を利用する事しか考えていなかった。西は甘すぎて責任感がなさ過ぎた〕(関係者より)

〔A氏には宝林株だけでなく、他の銘柄でも利益を出すという計画を話し、「これが成功しないと二人(西と鈴木)とも社長への今迄の借金の返済が出来ません」と鈴木はA氏に株投資への支援を懇願した。A氏にしてみれば借金の返済につながるのであればと協力したと思う。しかし鈴木は宝林株の利益が予想以上に大きかったことから、西に合意書の破棄を指示して「二人で折半しよう、そうしないとA社長からの借金すら返せないだろう」と唆して西を裏切らせた。この時点で2人は合意書に違反したが、鈴木はそれを和解時でも認めている〕

〔宝林株で予想外の利益が出たことで、西は鈴木に籠絡されて共にA氏を裏切りながら、鈴木に利用され、挙げ句の果てには自殺に追い込まれた。西には同情の余地が少しはありそうだが、元々が西自身もA氏に100億円以上の借金があり、金目的でA氏に擦り寄っていた節が見られる。多分鈴木にそういう所を見透かされ付け込まれたのではないか。宝林株の利益を前にして鈴木は「これを社長に渡したら、自分たちの手元には何も残らない」と西に言って、西の気持ちを揺さぶり、「2人で山分けしよう」とまで言ったという。強欲に取り憑かれた鈴木が最悪の魑魅魍魎だが、西には冷静になる機会が何度もあったはずだ〕

〔鈴木の言動について、平成11年7月30日に西に15億円を持たせた事や、手形の一時返却を要請した9月30日にはFRにとっても鈴木個人にとっても重要だったにも拘わらず西に行かせた事、さらに平成11年9月30日に債務を完済したとして平成14年6月27日にA氏と面談して借用書を書き換えた事等、これらは、自分の悪行からして後日に裁判沙汰になる事を確信した言動だったのではないか。それにしても事件の経緯と背景を無視して判決を下した品田裁判長は、今でも正当な裁判だったと胸を張って言い切れるのか〕(関係者より)

〔品田裁判長は、合意書を無効にすると決めたことで、株取扱についての争いは、A氏の主張の全てを認めるわけに行かなくなった。それで事実や真実が歪曲され、裁判の行方は一方的に鈴木優勢になった。これは、明らかに品田裁判長の裁定ミスだが、それで済まされることではない。鈴木の弁護団は、嵩にかかって虚言を繰り返して事実を捻じ曲げて行った。A氏側の弁護士がこれを阻止できなかった(しなかった?)事が敗訴する大きな要因を作ったと思う〕

〔鈴木が犯罪を問われることになれば、長谷川、平林、杉原、そして青田もまた罪に問われることになる可能性は非常に高い。鈴木の金はそもそも無申告で脱税した裏金だからだ。長谷川は鈴木から高額の報酬を受け取っているに違いないが、それを申告していなければ、即脱税の容疑がかかるし、裁判での偽証の罪にも問われるだろう。また偽証は犯罪疑惑の隠ぺいになるが、長谷川が真実を知らなかったと強弁しても通用するはずはない〕

〔裁判戦略に長けた老獪な長谷川弁護士は、まず鈴木が被害者であるかのような立場をハッキリ設定して、それに基づいた出鱈目なストーリーを構築したのだろう。鈴木を被害者にする為に、A氏を暴力団絡みのプロの金融屋に仕立て上げ、鈴木がA氏の会社に監禁状態に置かれて強迫を受けたとして「和解書」を無効と主張した。この主張をそのまま採用した品田裁判長は、裁判官として新人以下、というより人として最低であり、間違った判決を出したことを心底認めるか、万人が納得する説明をするのは当然で、品田も野山もこのままでは家族や身内ともどもいい人生など送れないことは明白だ〕

〔証券会社課長から西に舞い込んできた宝林株800万株の譲渡話がきっかけになって、株取引の知識に長けた鈴木は利益を独り占めにする計画を練ったに違いない。手に入れた宝林株の大量保有報告書を金融庁に提出したのが、平成11年6月1日で宝林株を取得した翌日だ。「合意書」の締結の約1ヶ月前である。宝林株取得資金の3億円を出したのはA氏であるが、金融庁に提出された書類には紀井氏の名前を無断使用していた。それに、誰が株取引をしているかを分からなくすることと、利益を海外に流出させて隠匿することも想定して外資系投資会社を装うペーパーカンパニーを用意した。鈴木はこうしたノウハウを宝林株取得の当初から駆使していた。酷く悪質なのは、A氏から買い支え資金を支援してもらう時や西が15億円をA氏の所に持参した時点で、A氏には一言も話さなかったことだ〕

〔鈴木の父親はまともな判断ができていたようだ。お前と青田のことは「まともな人間ではない。天野さんは常識のあるまともな人だ」と言っていたが、実の父親から見ても最低最悪の人間ということだ。また、妹の徳田邦子もお前同様最悪のようだ。妹の顔写真も公開した方がいいだろう。腐れた心を持つ人間は制裁されるべきだ〕

〔鈴木が詐欺の常習者であることは、その手口から明らかだ。A氏に言い値の3億円で買ってもらっていた絵画とピンクダイヤ(絵画は一度もA氏に渡さなかった)のうちピンクダイヤを持ち出すにあたって「念書」を持参したが、その「念書」にはFR社の常務であった天野裕氏の署名があったものの、実際には白紙に署名させて作成するという鈴木の工作があった。こんな悪知恵が働くのは、日頃から人を騙す経験が無ければ閃かない。鈴木はピンクダイヤの代金をA氏に支払わず返却もしなかった。絵画については一度も持参せず、最初から他に担保に入っていたことが後日判明した。天野氏に署名させたのは、いざとなった時の責任が鈴木個人ではなく、会社に矛先が向くことを目的にしていた。鈴木が常習的な詐欺犯罪者であることはこれだけでも明白だ〕

〔合意書破棄の経緯について、品田裁判長は訴状やA氏側の主張書面を読んで知っていた筈だ。ところが、品田裁判長はこの経緯を一切無視して鈴木の主張を全面的に認めた。そして、矛盾に満ちていようが、整合性が無かろうが、強引な理屈をこじつけて合意書を無効にしてしまった。品田裁判長は、常に物事の点だけしか見ていない。裁判官として有り得ない致命的な欠陥の持主だ〕(以下次号)