鈴木義彦に読者は怒り爆発(190)

〔西が志村化工株事件で逮捕され保釈された4カ月後の平成14年6月27日に鈴木と西がA氏の会社を訪ね、鈴木が新たな借用書を書くに際して、「西さんに社長への返済金の一部10億円を渡した」と言ったのは、西が鈴木の罪まで被って逮捕されたという弱みを盛り返して西に圧力をかけるためだったのではないか。場合によっては西が株取引でAを裏切り騙していた事実の一端でもしゃべったら、鈴木の利益独り占めに支障が出ると踏んでの計算かもしれない。西は鈴木の作戦に抵抗できず本当の話をしなかったが、それでも鈴木が利益の分配約束を守ると考えていたのだろうか〕

〔鈴木は若い頃に暴走族のリーダーだったようだ。暴走族のリーダーになるような人間の性格は、粗暴であっても義理人情が厚く、仲間を思いやる男気のある人間で肝っ玉が据わった、骨のある奴が多い。何から何まで世話になった恩人を裏切るような奴はいないと思うが、鈴木は真逆の性格をしている。鈴木の行状からすると、これも鈴木の嘘かもしれない。本物の元暴走族のリーダーが聞いたら嘆く事だろう。コイツは根っからの大嘘つきで卑怯な大悪党だ〕

〔買い支え資金の支援をA氏に頼む時に、鈴木は「株で20から30億の授業料を払っているので、今回は自信があります」と言っていた。確かに株価は高騰し巨額の利益を上げたが、しかし、鈴木にとってはA氏への返済や利益分配が第一の目標ではなく、自分自身の利得の為であった。株価の高騰にはどうしても買い支え資金が必要であったが、最初の宝林株の買取資金にしても買い支え資金にしても、A氏の存在なしに利益を得ることは絶対に無理な事だった。それだけに「私1人で立案し稼いだ金」と言っている鈴木のはき違えには呆れてものも言えない。A氏に対する礼や感謝など全くないというのか。鈴木のとんでもなくあくどい人間性には非難が募るばかりだ〕

〔天野氏は、鈴木が親和銀行で逮捕され拘留中から鈴木の代わりにFRの重役として西の協力を得ながら、債権者や取引先の対応に明け暮れた。鈴木が逮捕されたことで、FRの代表者としての地位と大株主の権利を剥奪され、社会的責任を負わされて表舞台から消えて以降もFRを守り続けた人間だった。天野氏は、エフアールの商号を「なが多」「クロニクル」と変えても、何時までも裏で口出しする鈴木を疎ましく思い、会社から鈴木を排除しようとしていたようだが、強かな鈴木は常に裏に回ってクロニクルと天野氏の地位を利用し続けた。また、ファンドマネジャーだった霜見誠を使ってクロニクルの新株発行にも関与した。クロニクルの株に関与する資金もA氏と交わした合意書に違反して隠匿している利益金を横領した資金だった。天野氏は鈴木と長年の付き合いから鈴木の狡猾さを知っていて、A氏を裏切っている事を察知していたと思う。その後、天野氏は、シンガポールに組成した9億円のファンドの事で証券取引等監視委員会(SEC)から個人的にマークされ金融庁に告発され、クロニクルに第三者委員会が立ち上がり、個人的な資金運用の疑いがかけられた。この事に関しても社内では鈴木の関与が周知の事実であったが鈴木の名前は表面化しなかった。天野氏は、追い詰められている日々の中で、「自宅で心筋梗塞を発症し急死した」とはクロニクルの発表だったが、この天野氏の急死に関して、事実は、京王プラザホテルの客室で自殺したという情報が流れたが警察は病死と断定した様だ。鈴木の秘密は天野氏が墓場に持っていく形となってしまった〕(取材関係者より)

〔A氏が懲戒申立をした平林、杉原の両弁護士に対しての処分は、すでに請求から約2年も経つというのに弁護士会からはまだ報告がないようだ。鈴木の事件の経緯を見ると、杉原弁護士の金融庁への届出書類の虚偽作成は明らかだ。一方の平林弁護士は裁判前からA氏側と交渉を重ねて来たが、A氏の代理人が襲われた事件の犯人が所属する暴力団総長と2回以上面談していた事実が判明している。そしてA氏との交渉での不手際や、自ら調停での解決を提案しながら、その日に遅刻したり欠席するという失態を冒し、調停を不調に終わらせた責任は重大だ。弁護士会が所属弁護士に下す懲戒は、軽い方から順に戒告、業務停止、退会命令、除名があるが、この両人に何らかの処分が下されないのは有り得ないことで、このままで何の処分もされないようならば、弁護士会を糾弾し、世論にも是非を問うべきでは無いか〕

〔鈴木もまさか、自分の本性と今までの悪事がネット情報誌だけでなくYouTube動画でも世界に配信されるとは夢にも思っていなかっただろう。顔写真まで掲載されたら、鈴木はもちろん家族や身内でさえ外にも出るに出られない。お前は既に生きながら死んでいるに等しい。全ては欲に走った結果で自業自得だ〕

〔西や鈴木のような人間は、人が普通に持っている心が抜け落ちているから、常に相手に自分を信用させようと狙って悪事を仕掛けてくる。A氏もその手法で西と鈴木に騙されたように思う。鈴木は親和銀行事件で自分が逮捕されることを数日前から知っていながら、それをおくびにも出さず逮捕された後の資金繰りに必死になっていた。それを証拠に、逮捕される3日前に珍しく単独でA氏の会社を訪れ、A氏から3日後に逮捕される情報を聞いて驚いた振りをして、情に付け込んで8000万円の現金を借り、A氏に3億円の言い値で買って貰ったピンクダイヤと絵画を販売委託と称して持ち出した。天野氏のサインがあるFRの念書を差し入れるという手の込んだ工作までした。しかも、絵画は「後日持参する」と嘘を言ってA氏に買って貰った時から1度も渡していないものだった。逮捕されることを聞いて狼狽した振りをした様子を見せて、A氏の心を揺さぶり、同情させるという鈴木の策だった。この出来事は鈴木という悪党の本性を証明しているが、裁判では品田裁判長も野山裁判長も一切言及しなかった〕(関係者より)

〔鈴木が騙し取った金の恩恵を受けている家族や身内は、もちろん、今後も巻き添えを食うことになるだろう。それだけ鈴木の悪事は卑劣で莫大な被害を与えているということだ。鈴木はとことん追い詰められることなるだろう。いい加減に目を覚ますことだ〕

〔西は、鈴木に「会長」と呼ばれ、いい気になっていたようだ。鈴木以外の人間でも西を社長と呼ぶ人は一人もいなかった。経験から推せば、自分のバックボーンを語る事は、相手に弱点の一部を暴露している事と同じではないかと思う。西は鈴木の目論見に気が付かず、A氏の事を喋ってしまったのだろう。西は鈴木と違って、自分を大きく見せるために見栄を張る事が多い性格だった。資金繰りが破綻していて個人も会社も壊滅状態だった鈴木は、それを打開するための獲物を探していた。そんな時に西というカモに出会ったのだ。そして鈴木は、西に自分と同じ匂いを感じて、いろいろな相談をするようになったのが、この事件の始まりだった〕(関係者より)

〔鈴木の生き様からして、多くの関係者たちから恨みを買っていることは想像に難くない。過去、鈴木と関係があった十数人の人間が、自殺や不審死を遂げ、行方不明になっているようだが、鈴木に騙され、今現在生きて恨み続けている者も多くいるはずだ。このままでは、鈴木は死ぬまで狙われることになるだろう〕

〔裁判で重要な証人であったはずの西が生きていれば、長谷川も裁判戦術として「質問と回答書」(乙59号証)のような、内容が全て出鱈目な陳述書を作成提出はできなかったと思う。その点で、西の自殺はA氏とその関係者にとって衝撃的であったはずだ。西の死は多大な影響を与える結果になってしまった〕

〔鈴木は、誰のおかげで今があるのかをよく考えたらどうだ。当初、鈴木は自身と会社の資金繰りに喘いでいて、風前の灯の状態にあった。その頃に西の紹介でA氏と出会い、助けてもらって窮地を脱することが出来た。正に地獄で仏であったはずだ。その後も面倒を見てもらい、株取引にも全面的に資金支援してくれたA氏を、実は初めから計画的に金を騙し取る為に裏切っていたとは、鈴木も西も相当に罰当たりな人間だ〕

〔裁判官は今、人員が不足していると言われている。弁護士が逆に過剰の時代というから、なり手がいないということだ。司法試験に合格しても検事と裁判官になるには弁護士よりも狭き門らしい。そして、裁判官の中には、せっかく就いても裁判所組織の腐敗に嫌気がさして弁護士に転身する人も少なくないようだ。一方で弁護士が過剰ならば生存競争も激しく、生き残っていくのも至難だと思われる。それで、報酬額の多い民事訴訟の弁護を目指す弁護士が多くなるが、そんな動機であれば、そこには平等や正義という信条などないように思う。鈴木の裁判を見ていると、民事訴訟には正義感は必要がなく、いかに依頼人を勝訴に導くかという勝負にしか見えない。長谷川元弁護士の様に、相手側をトコトン誹謗中傷し、悪人のような印象を裁判官に与える為に手段を選ばない弁護士が増えているのではないか。依頼人が悪人であるほど高額な報酬額を請求できる。しかし、弁護士にとって悪人の依頼者が上得意先になるというのは正に本末転倒だ。長谷川のような弁護士が、子孫に大きな悪影響を及ぼすことは間違いないはずだ〕

〔裁判では理不尽にも「合意書」契約の有効性は認められなかったが、あくまでも被告側との癒着疑惑が持たれている品田裁判長の独断による判断であって、真実はA氏と西と鈴木との間で交わされた、紛れもない株取引の根幹たる「合意書」であることは間違いない。だから鈴木は西に10億円を払って合意書の破棄をしつこく頼んだ。A氏に対しては一切言い逃れが出来ない〕(以下次号)