鈴木義彦に読者は怒り爆発(189)

〔鈴木のような悪人であっても、罪を犯すに至るまでの経緯や理由があったはずだ。裁判官が事前に訴状を読んで、それについて見解を持たず、法廷に臨む事は有り得ないと思うが、この裁判では裁判官達がその作業を怠っていた。その事件の背景を検証せずに裁判を進行することは有り得ない事だ。この裁判は裁判長が2度代わっていて、3人目が品田裁判長だが、3人共、同じ考えだったのかは疑問だ。品田裁判長に代わるまでにおよそ2年半の時間がかかっているが、裁判長が交代してから約9か月で判決が下された。余りにも不自然な時間の経過ではないだろうか。しかも、控訴審では充分な審議もされず、原審を支持してA氏の控訴を棄却している。野山裁判長は多くの誤字脱字を探すよりも内容をしっかり検証するべきではなかったか。原審判決に一つも疑念を持たない方がおかしいと言うべきで、この裁判には誰もが強い不信を持つのは当然だ〕

〔再審請求制度は、不当裁判に対して裁判のやり直しを求める為に設けられているが、裁判所はこれを滅多に受理しないようだ。裁判官の誤審誤判を認めたくないのが本音にある。裁判官でも間違いがあって当然だが、裁判所は判決に間違いがあってはならないと頑なで、それが裁判所の権威と勘違いをしているようだ。間違いを正そうとせず、逆に揉み消そうとする姿勢は、本来、公明正大でなければならない裁判所と裁判官の信義に逆行している〕

〔判決言い渡しの日に長谷川が法廷で「この裁判は絶対に負けない」と大声を出したことに裏付けがあったのか。普通に考えれば、弁護士がそんなことを言うとは思えないし、仮に確信がったとしても、弁護士自身の期待の方が大きいはずだから口にすることは有り得ないと思う。そうであれば、長谷川には裁判所の上層部と何らかの繋がりがあるとしか考えようがないが、品田裁判長が上層部の意向に沿った判決を下すという、これもあってはならない状況は絶対に解明されなければならない〕

〔品田裁判長は判決で「合意書」の有効性を認めない理由の結論として「法律上の具体的な義務を負わせる上で、最低限必要な程度の特定すらされていないものと言わざるを得ない」と言っているが、馬鹿もホドホドにしろと言いたい。日々目まぐるしく変動する株式市場において、事前に株取引の銘柄の特定など出来る訳がない。無知な裁判官は犯罪者と同じだ〕

〔鈴木と一緒になってA氏を騙していた西は、株取引の利益金の受渡しの為、鈴木から指定され向かった先の香港で殺されそうになり、それでようやく目が覚めたのか、和解協議の場で鈴木の裏切りを告発する事になったが、もし西が香港で命を落としていたら、真実は一生闇の中であった可能性が高かった。ただ、その後、西は鈴木と青田に尾行等で心理的に追い詰められ自殺したが、西は生きてA氏に協力するべきだった〕

〔様々な事件を裁く裁判官には色々な知識が求められる。基本的に裁判官は法律の事だけを修得した専門家ではあるが、他の知識や人生経験は全く無いに等しい。エリート人間としてのプライドだけは高く己の地位向上だけを念頭に生きている。品田裁判長もその一人だろう。複雑に絡む株取引の事案を己の独断と偏見であっさりと切り捨て、面倒な裁判を簡素化し、時間をかけずに流れ作業的に淡々と裁決を下す。今回の鈴木の裁判が正にそれで、無責任、不誠実極まりない〕

〔裁判では品田裁判長により「合意書」の有効性は否定されたが、それは大きな間違いだ。鈴木がどう言い逃れしようと、A氏と西と鈴木の間で交わされた確固たる契約である。再審で明らかにされなければならない一番大事なことだ。本来であれば一審で当然のように認められ、株取引の揺るぎない証拠となり、鈴木に対して莫大な利益金の返還請求が下されていたに違いない〕

〔裁判官が書く判決文は長たらしく、難しい用語を多用し、しかも回りくどい。文章は、目的に合わせて伝えたい内容を明確にして、短くまとめるものが最適のはずだ。しかし、この裁判の判決文はまさにそのままで、しかも根拠も整合性もない。何故か。真実の判決ではなかったからだ。不自然で、不整合な虚偽を言い訳がましく、難解な用語をもっともらしく用いている。品田裁判長は誤りを正当化することに苦労して判決文を作成したに違いない〕

〔品田裁判長は、この裁判の重要な場面で、鈴木側から自殺した西や病死した事になっている天野氏の名前が頻繁に出てきて、故人の言った事として自分が有利になる様に主張をしている事に、疑いを持たなかったのか。西との事やFRにまつわる事は、裁判官としては事件の内容からして十分に承知していなければならないが、まるで事件とは無関係な人間の死として受け取っているような心証だったが、この2人が事件の重大な鍵を握っていた事をわざと知らない振りをしたとしか言いようがない。その事によって品田裁判長はこの事件をまともに判決を下す意思がなかったと受け取れる。被告側との癒着を思わせる大きな原因になっている〕

〔鈴木は自分の企みを実行しようとするときには、金額的にも破格の好条件を提示して他人を巻き込み犠牲にする。悪魔の囁きの様だ。鈴木は自分一人では何もできない事をよく知っているのに、成功すると自分一人の手柄にして、仲間を排除しようとし、平気で切り捨てる。また、秘密を握られると、場合によっては命までも狙う。これが鈴木という悪党の本性だろう。全ては、隠匿している資産を守る為だから、鈴木を絶対に許すことができないのだ〕

〔平林弁護士は、A氏の代理人を襲撃した犯人が所属していた暴力団の習志野一家の木川総長と面談していたことが周囲の証言で明らかになっている。これは代理人が襲撃された時機と一致していた。弁護士が広域指定暴力団の総長と面談するのは弁護士法違反になる恐れがある。平林が木川総長に会った目的が鈴木の襲撃事件への関与をもみ消すことにあったとなれば、なおさらだ。平林弁護士はその他にも弁護士として相応しくない言動が多く、A氏は懲戒申立をしているが、総長と面談した事だけでも重い懲戒処分に値する。場合によっては弁護士資格剥奪になる可能性もあるに違いない。しかし、それが分かっていて一弁が結論を出さないというならば、それも大問題だ〕

〔株取引をするに当たって、A氏に株の買い支え資金の支援を要請し、その際取引に関する詳細を「合意書」として締結した。この「合意書」というよりA氏の買い支え資金支援は鈴木が一人熱弁を奮ってA氏を説得したが、株取引で利益を上げる為にはどうしても必要不可欠なものだった。その一方で鈴木にとって「合意書」の存在は両刃の剣であった。その後の鈴木の利益独り占めという謀略の前に立ちはだかる大きな障害となる事が分かっていた鈴木は、西に10億円という高額な報酬で「合意書」を破棄させようと画策した。目的の為には手段を選ばない、これが鈴木のやり方だ〕

〔品田裁判長は裁判官でありながら、全く正義感の欠片もない偽善者と言われてもしょうがないのではないか。鈴木の裁判をどう検証、解釈して裁定すれば、金を騙し取った鈴木に勝訴判決を下せるのか。判決の間違いをしっかりと説明するべきだ。鈴木の悪事は全て品田が故意に見逃している。史上最悪の不当裁判だ〕

〔裁判官は、刑事と民事に拘わらず、事件が起きた原因や動機を突き止めるのが使命ではないのか。そして、罪を真っ当に裁くのが裁判官の務めだと思うが、民事裁判の裁判官にはそこまでの意識はないのだろうか。人間の損得に関わる事案を扱う事が多いため、お互いの欲が絡んでいて、ケンカ両成敗的な意識が強いようだ。しかし、今回の様に原告のA氏の実損が巨額で、200億円を優に超える場合は、一層真剣に問題に向き合って明確に白黒をつけるべきだった〕(以下次号)