鈴木義彦に読者は怒り爆発(170)

〔品田裁判長は「合意書」に基づく株取引を、理由をこじ付けてでも否定した。何が何でも裁判の争点から株取引に関する事案を排除したかったのだろう。品田裁判長は経済情勢すら理解に乏しかったと思われるが、否定する理由に株取引の銘柄が特定されてない事を取り上げた。しかし、それが裏目に出てしまった。株式市場は相場が目まぐるしく変化している。そんな中で先々の銘柄の特定など出来る訳がない。道理にも実態にも合わない判断は裁判官として支離滅裂で全く無能と言うしかない〕

〔裁判所という巨大な権力の中では、裁判官一人ひとりの能力などしれたものだと思う。刑事裁判は国の機関である警察や検察が裁判の当事者になり、裁判官が量刑を決定する。しかし民事裁判は一般人同士の争いで、殆どが弁護士同志のやり取りになるが、裁判官の能力と考え方が判決を大きく左右する。原告と被告に分かれ平等の立場で裁判が行われるはずだが、被告側弁護士と裁判官による談合と裁判所の意向で決着したとしか言いようがない。一般には理解できない事が裁判所では起こる〕

〔物事の全ての辻褄を合わせようとすると、どうしても不自然になる。鈴木の様に全てが嘘ならばなおさらだ。その辻褄合わせを編集したものが「質問と回答書」(乙59号証)という長谷川弁護士が作成した陳述書だろう。辻褄の合わないところは自殺した西の発言として捏造し、強引な辻褄合わせをした。所謂「死人に口なし」を利用した卑劣極まりない酷い陳述書だ。品田裁判長は何処に目と耳を付けているのだろうか、陳述書を読むときに目隠しをして、耳栓をしていたのではないかと思いたくなるぐらい酷い判断をしている〕

〔この裁判は、法的には決着済みの裁判として扱われているが、完全に未解決事件だ。再審が決定すれば、裁判所や裁判官の不正が表沙汰になり、世間の眼が集中する。裁判所は己の組織の不当性を隠蔽するために再審を棄却する可能性が高いが、世間の眼はそんなに甘く無い事を痛感することになるだろう〕

〔鈴木が海外に1000億円超の巨額な資産を隠匿しているという話は驚くべきことだ。鈴木のペーパーカンパニーの常任代理人を務めて来た杉原弁護士は現在も業務や管理の情報を握っているはずだ。同時に脱税にも大きく加担している事になる。現役の弁護士が資産隠しと脱税に関与している事実を踏まえて、第一東京弁護士会は杉原弁護士と平林弁護士の処分をどう考えているのか。協議内容や処分を早々に公表するべきだろう。杉原弁護士の行為は犯罪である。ウヤムヤな結果は許されない〕

〔品田裁判長と被告側の不適切な関係が取り沙汰されている事は、この裁判での最大の疑惑ではないか。もし関係が事実であったならば、裁判所組織が瓦解しかねない大問題である。裁判における品田裁判長の裁定を紐解くと、そう考えざるを得ない判決内容ばかりではないか。誰もが深刻な疑いを拭えない裁判を認められる訳がない。この前代未聞の有り得ない判決に世界中から非難の声が寄せられているという現実を、担当した裁判長の品田と野山、そして最高裁の戸倉長官はどう受け止めているのか〕

〔人は第一印象で光が差していたり、影が見えたりすると言われるが、裁判官たちの鈴木の第一印象はどうだったのだろうか。鈴木は多分、A氏を見て「ただ者ではないオーラ」を感じていただろう。そのために裏切りが発覚しないよう、西の陰に隠れるようにして直接A氏と会わないようにしていたのだと思う。後ろめたさがあって、自分の魂胆を見抜かれないように用心していたのだ。鈴木の悪事は、この用心深さが支えていると思う。A氏の協力で宝林株の購入が決まった時の用心深さと用意周到さが鈴木の今日につながったと言っても過言ではない。秘密厳守には極めて敏感で、仲間同士であっても情報交換を許さなかった。その為に側近の人間からも信頼されることが無かったようだ。今後はその事が仇になり、莫大な隠匿資産の管理が1人では困難になる。金銭に強かな人間が多い海外の投資業界で隠匿している資産を護りきる事は至難の業のはずだ〕

〔民事裁判では、事件の大小は関係ないと思うが、この裁判の金額はあまり例のない金額だと思う。これだけ巨額の金額が裁判沙汰になる場合は、民事事件だけではなく刑事事件が絡む場合が多いのではないか。この訴訟は、原告が被告に対して行った温情に対する対応と貸金回収という両方の意図があったように思う。一方で刑事事件として告発できる証拠が揃っていたのではないか。脱税、外為法違反、詐欺横領等が立証されれば、鈴木の刑期は長期のものとなり、隠匿している資産からA氏の債権を差し引いた金額の殆どが没収されることになるだろう。鈴木は、A氏の心遣いに感謝して詫びを入れ、返すべきものは返すことだ〕

〔殺人事件の裁判で、人の命の尊さを第一に考えるからこそ被告人を強く罰しなければならないとされる。一方で、一般人同士が金銭の貸し借りや契約違反で争う民事訴訟は加害者を身体的に罰する為ではなく、当事者の言い分を踏まえて、借りた金の返済や契約不履行による損害賠償の支払を命じる裁判なのだ。被告の悪事が解明されても罪にはならない。この裁判の様に、同じ裁判で金銭の貸し借りは認められ、契約違反は認められない事が起こる。その原因は、返済金の出所が契約書(合意書)と深い関連があるにも拘らず、裁判官が金銭の動きだけを見て、辻褄合わせをしたからだ。これは、借入金を返済する為には契約書を無視して成し得ることが出来ない事情があるにも拘わらず、その内容を検証せず、裁判長が故意に訴訟の趣旨を歪曲した誤審誤判なのだ。絶対に再審で審議し直すべきだ〕

〔日常の会話の中に「先立つものは金」とか「(金は)人生の潤滑油」という言葉がよく出ているが、鈴木の様に金銭に関わる約束を守らない奴は最も悪徳な人間と見られる。金は虚栄心を満たし、人間を大きく見せる事も多く、それだけに金の魅力に負ける人間も多くなる。金銭で人を評価する風潮があるのは一種の罪だと言えるのではないだろうか〕

〔親しき中にも礼儀ありで、お互いに相手を労わる気持ちが無ければ人間関係が成り立つはずがない。鈴木は、他人に対して思いやりや労わりの気持ちを一切持っていないようだ。若くして会社を興し、上場まで果たしたが、一緒に苦労してきた重役や社員を裏切り、自分の欲だけで会社を混乱させ、全員を路頭に迷わせた。その中には天野氏や大石氏の様に命を失った側近もいた。天野氏は鈴木が親和銀行事件で逮捕され拘留されている間、必死で会社を守り、大石氏は親和銀行事件で鈴木の罪の一部を被り有罪刑まで科せられた。そして鈴木や身内は今はのうのうと優雅な暮らしをしているようだが、鈴木一族は、この世に稀な血も涙も無い極悪人たちだ〕

〔西はA氏の資産に目をつけ近付いてきた。鈴木を紹介する前までにA氏には既に100億円を超える資金を融通してもらっていたが、西はA氏に対して感謝の心情があったかは疑問符が付いていたと思われる。それでもまだ、鈴木よりはマシな人間だった。西から鈴木を紹介されたA氏も、まさか鈴木が卑劣な裏切り者で、最凶最悪な詐欺師だとは思っていなかっただろうから、裏切られたと気付いた時の衝撃は大きかったはずだ。それに信用していた西も鈴木に共謀していたとなれば尚更だろう〕

〔品田裁判長は裁判で「合意書」の有効性を認めず、株取引の事案を全面排除したが、それで鈴木が株取引によって得た約470億円の利益は公然化しなかった。もし品田裁判長と被告側に裏取引があったならば、品田が総額約470億円の株取引利益を争点として取り上げる訳が無い。逆に公然化しないように配慮しなければならなかったはずだ。完全に利害が一致したと見る事が出来る〕

〔鈴木は身勝手な金銭欲と自惚れの塊のような奴だ。これほど他人を裏切り続けて平気で生きていられる神経は人間のものではない。一度自分の懐に入れたものは、他人の物であっても屁理屈をこねて離さない。コイツは、神経障害者として死ぬまで医療施設に拘束するべきではないか。世の中に放置しておくと、被害を受ける人を増やすウイルスの様な悪人だ。強力なワクチンでこの世から排除したほうが良い〕(以下次号)