鈴木義彦に読者は怒り爆発(166)

〔国が国民を騙し、人が人を騙す。それが世の中の実相ではないか。そうであれば、他人を騙して自分の欲だけを満たして生きている悪人を国が裁けるはずがない。政治家は既得権益を守る為に法を犯し、法の番人である裁判所は組織の牙城を守ることに汲々としている。国民は自分の不満をぶつける先がない。資本主義だけを強調し、民主主義が御座なりになっている。この国は決して安全な国ではない〕

〔裁判官というと、一般人とは違う世界の、いわゆる上級国民と呼ばれる部類になるが、品田裁判長もその部類に入るのだろう。その上級国民であるはずの裁判官が非難を受ける立場でインターネットに登場するのは、裁判所内でも厳しいものがあるに違いない。そもそも世間から上級と呼ばれるなら、呼ばれるだけの姿勢を見せなければならないし、自ら国民の模範として自身を厳しく律する心が無ければならないはずだ。今さらながら、鈴木の裁判でも真剣に審議しておけば良かったという反省の声が聞こえてきそうだ。それなら沈黙せず、明確な説明をしてはどうか。今はまだ顔写真が出ていないだけマシだ〕

〔YouTube動画の配信もあり、鈴木に対する注目度が高まった事で、鈴木や取り巻きの間でも色々な憶測が飛び交っているかもしれない。YouTube動画は、映像が主体だけに文字情報よりもインパクトが大きいのは確かで、鈴木も青田も長谷川も、そして平林や杉原ほか、それぞれの家族や身内までも周囲の目を気にして身の置き所を失くしているかもしれない。お互いに猜疑心や疑心暗鬼が深まって、鈴木達の間に綻びを生じさせる事も有り得る〕

〔日本の裁判所でも「判例検索ソフト」を使っていると聞いた事があるが、類似性がある過去の事件で、どんな判例があるかを検索するソフトで、ほとんどの裁判官が活用していると聞く。ただし、過去の判例を研究するならまだしも、これがコピー&ペーストをするための判例探しに使われているなら言語道断だ。裁判官の高収入は税金の無駄遣いではないか〕

〔品田裁判長が判決の中で西の発言やレポート、遺書等に殆ど触れていないのは何故なのか。平成11年7月30日に15億円をA氏に持参した時に、「15億円は宝林株の利益金で、5億円はA氏の配当金、残る10億円は自分と鈴木の配当金ですが、それぞれ5億円ずつを社長への債務返済金とします。鈴木も了解しています」と言っている。また、レポートには、宝林株売買後の複数の株取引の銘柄と利益金の詳細(紀井氏に聞いたものを含む)の他、志村化工株で逮捕された時の経緯も書かれていた。遺書には、鈴木と共謀してA氏を裏切った内容が詳しく書かれている。これらは、真偽を判定するに当たって重要な事項ばかりであった。しかし品田裁判長は証人尋問でも鈴木に対して確認もしていないし、内容の検証もしていない。鈴木の虚言を疑うことなく支持している事と比較すると、余りにも不公平不公正な判断だとしか思えない〕(関係者より)

〔裁判所には判決にかかわらず裁判費用が入ってくる。支払方法は相談に乗ってくれるというが、被害者が敗訴した場合は、被害額が未回収になった上に訴訟費用の負担がバカにならない。勝訴する確信がない限り提訴が出来ない。今回の様に100%勝訴するはずの裁判が、裁判官の誤審誤判で敗訴した場合、A氏は精神的にも金銭的にも大きなダメージを負ってしまう。逆に加害者である鈴木は刑事裁判で言うと無実という事になる。そして、裁判官は誤審誤判を冒しても罰則がなく、日常は安泰なのだ。刑事裁判には裁判員裁判という制度があるが、審議内容が公にされることは無い。疑問が多い民事裁判にも国民に裁定判断を委ねる制度があっていいのではないか〕(関係者より)

〔世間には弱者=善人という先入観があるように思うが、弱者の振りをしている悪人が大勢いる事も知っておかなくてはならない。特に、詐欺師はその典型だろう。そういう悪人の化けの皮を剥がして公正な裁判を行い、真の善人を救うのが裁判官の役目のはずだが、現実には勧善懲悪のドラマの中だけの話のようだ。裁判官は研修期間を終え、その後は10年間の副判事時代に経験を積むらしいが、実体験が少ない為にどうしても判例参考書の知識によるところが多いのではないか。判例集には「洞察力の付け方」は書いていない。洞察力は、その人が持って生まれた感性かも知れないが、品田裁判長の洞察力は酷いものだ。法廷では被告の顔も見ずに嘘の主張だけを真に受けていただけではないのか〕

〔鈴木は、自分の代理人弁護士と話をしている時は「自分が被害者だ」とでも言っていたのだろうか。良識がある筈の弁護士が、どこまでも鈴木を庇うのは考えられないが、やはり法外な報酬の為なのか。弁護士達は、鈴木の金は脱税した裏金だと知っていた筈だ。鈴木には領収書が不要だったから、弁護士達も弁護士事務所も申告しなかった可能性は高い。弁護士に裏金を払っている法人や個人がいても不思議ではないが、税務署はしっかりマークして摘発するべきだ〕

〔鈴木はA氏宛に送った手紙の中で「自分1人では資金の移動が一番大変」と書いていた。当初の宝林株の利益金だけでも約160億円で、その後の株取引を含めて儲けた金額が470億円にもなっていて、この資金の移動こそ大変だっただろう。しかし、多数の人間を利用すると秘密が漏洩する為に、限られた人間の協力という制約があったはずだ。その限られた人間が吉川であり霜見であったのだろう。この2人は海外のダミー会社やプライベートバンクの口座の事は知っていたと思うが、2人共この世を去っている。おそらく鈴木は2人が亡くなる前には殆どの隠匿利益の移動は終わっていただろう。しかし、ペーパーカンパニーの数やプライベートバンクの口座の実情を踏まえれば、鈴木以外に管理を任せることは不可能だったことが予測される。そういう意味ではプライベートバンクの担当者ほか複数の協力者に対して、鈴木は秘密漏洩に最大の神経を配らなくてはならない日々を送っているのではないか〕

〔詐欺師と同様に曖昧な発言ばかりしているのが政治家だ。特に時の権力者たちの責任は曖昧な処理で済まされている事が多い。一方で、物事の黒白を明確にするのが裁判所だ。三権を分立させている意味がそこにもある筈だ。しかし、実際は「三権同立」状態になっている。裁判所が組織の腐敗によって立法府や行政府の権力に伏している。忖度を繰り返し、公正な裁判さえできなくなっている〕

〔西はA氏を蔑ろにして、鈴木と密約を結んでいたが、香港での事件を受けて、ようやく目が覚めたのか、自身と鈴木の裏切りの真相をA氏に打ち明けた。和解協議で鈴木の裏切りの追及となっていくが、西も全てを明かした訳では無かった。紀井氏から、株取引による利益金の総額を聞いて知っていたにもかかわらず、A氏には総額470億円の利益が上がっている事を伝えようとしなかった。西は、鈴木から利益金の一部として30億円を受け取っていた事がA氏にバレる事を恐れて、総額を伝えなかったのではなかったか〕

〔品田と野山の両裁判長には、裁判官としてのポリシーはないのか。鈴木のような極悪非道な犯罪者を見逃した事は裁判官として恥だと思わなければならない。一体、品田も野山も毎日何を考え法廷に座っているのか。裁判ゴッコをやっている訳ではあるまい。深刻な問題を抱えた人達が最後の頼みの綱として頼って来ている事が分からないのか。それが分かるまではインターネット上での非難の嵐が消える事はないのは間違いない〕

〔西は鈴木との間で多くの密約を交わしていた様だ。西は、合意書破棄の報酬として10億円、株の利益配当として30億円をA氏に内緒で受け取っていた。合意書破棄の報酬は鈴木の悪知恵で取り返されたが、逆に西はA氏へ10億円の借用書を差し入れただけでA氏に返済していない。そして香港事件が起き、A氏が紀井氏経由で鈴木を呼び出した事から和解協議をすることになった。平成18年10月16日の和解協議から西の自殺までには約4年間という時間があった。鈴木が青田を使って西を尾行し、精神的に追い込んでいたようだが、鈴木が和解書の支払約束を反故にして交渉を継続する中で、鈴木の嘘の主張への反論を行っていた。しかし、鈴木は支払を実行するどころか逃げ隠れの態勢に入ってしまった。A氏側の代理人が襲撃される事件も起き、約束を果たす意思が鈴木には全く無いことが一層明確になった。西はこの時点でもまだA氏には真実の全てを話してはいなかったように思う〕

〔紀井氏はA氏と西、鈴木の間で交わされた合意書の存在は知らずに、鈴木に「儲け折半」で誘われて株取引を手伝う事になった。鈴木の指示を受けて高値で売却を繰り返していた紀井氏の仕事場のマンションには、1箱に3億円の札束が入ったダンボール箱が積み上げられていたという。紀井氏のその頃の報酬は年間で6000万円ぐらいだったようで、一般サラリーマンに比べれば10倍近かったようだが、鈴木と約束した額とはひどくかけ離れていた。株取引の収支を誰にも明かさず、誤魔化し続けた鈴木の剛欲さと悪辣さがよく分かる〕(以下次号)