鈴木義彦に読者は怒り爆発(163)

〔民事裁判の中にはこの裁判の様に刑事事件の要素が多く含まれている事も少なくないと思う。民事事件の陰に隠れている大きな犯罪を、別件事件として軽く扱ってしまう事は裁判官として許される事ではない。この裁判での被告人の嘘の主張を深く追及することで、詐欺、横領、外為法違反、金商法(旧証券取引法)違反等の刑事事件が発覚することを恐れて、曖昧な検証で終わらせている事がこの裁判の誤審誤判を招いている。酷い誤りに満ちた判決を下した問題は品田裁判長だけでなく、他の裁判官にも波及し、裁判所にとっても社会的に大きな責任問題になっていくと思う〕

〔人生を譬えて「ジャンケンのようなものだ」とか「自分より上の人が必ずいることを踏まえて、物事に対処しなくては必ず墓穴を掘る」という。しかし、掟破りをしてジャンケンに必ず勝とうとする卑劣な奴もいる。それは、鈴木の様な人間だ。鈴木の法廷での主張や証言は、全てが「後出しジャンケン」なのだ。この悪辣な掟破りを正当に裁かなかった品田裁判長の責任は重大で許されるものではなく、即刻辞めるべきだ〕

《裁判で絶対的に不利であった鈴木の弁護を引き受けた長谷川は、状況を打開する為に、自殺してこの世を去った西を最大限に悪用した。「西が生前に言っていた」という本人に確認のしようもない話で虚偽まみれの陳述書「質問と回答書」(乙59号証)を捏造し、A氏が反社会勢力を後ろ盾に持つ悪徳金融業者であるかのように裁判官に印象付けた。改正暴力団対策法が施行された後は、暴力団と関係を持っているだけで否応なく悪とみなされる。正に長谷川の狙いはそこにあったのだろう》

〔株取引の発端となった宝林株の取得資金を出したのはA氏である。しかし、金融庁へ提出する書類の金の出所に関してはA氏ではなく、鈴木が株取引の為に雇った紀井氏の名前を無断使用して提出している。後々裁判になった時の事を考えA氏の痕跡を消しておきたかったのだろう。その後、鈴木はA氏を説得して株価を暴騰させる為の買い支え資金の支援を約束する「合意書」を締結する事となるが、何もかも最初からA氏を騙す計画であった事は間違いないようだ。〕

〔日本の裁判制度は裁判の誤りを防ぐ為に、三審制を敷いており、一見すると優れた司法制度である事は間違いないが、現実は最高裁まで争える事は稀で民事訴訟においては二審までで審理が終結するのが実状である。それも、二審ではほとんどが一審判決を丸呑みする結果で終わる。これでは三審制とは名ばかりで実際には全然機能していないのと同じだ。裁判所が詐欺みたいな制度を掲げていいのか〕

〔鈴木は、平成11年9月30日に西を代理人にして、A氏に預けていたFR社の約束手形13枚を決算対策と称して一時自分の手許に戻してもらい、債務はないとする確認書を書いてもらった。確認書はもちろん便宜的でしかなかったのに、鈴木はこれを盾に裁判で15億円の現金を西に持参させ、債務を完済したという嘘の主張を繰り返した。鈴木は「A氏からの債務は簿外債務としていて会計監査の対象外、約手が存在していると却って不自然で監査が通らない」とまで言っていて、「決算対策のために手形を戻してもらったわけではなく、債務を完済して回収したものだ」と嘘をついた。A氏からの債務を簿外債務としていたら、粉飾を徹底的に追及されるだけでなく、もしA氏が手形を戻していなかったら、欠番になっている13枚の約手の発行先不明はどの様に弁明する積りだったのか。手形帳も重要な会計監査の対象だ。通し番号が印刷されている手形帳に欠番があれば厳しく追及され、手形の不正使用が発覚すれば上場廃止になる。鈴木は何としても約手13枚が必要だったのだ。長谷川弁護士もこの辺の知識は無かったと思える。クドクドと釈明しているが、自分の嘘を証明しているようなものだった〕(関係者より)

〔裁判官という職業に就く人間は、法律の専門家であることは当然だが、並の人間よりも洞察力や人間としてのバランス感覚に優れ、責任感が強く、信念を持っていなければ務まらないと思う。巷間で言われているように、上司の顔色を伺いながら自分の出世の事ばかりに囚われている人間ばかりでは胸を張って「法律の番人」と言える訳はない〕

〔鈴木の代理人を務めた長谷川弁護士は、裁判終結後、自ら弁護士を廃業しているが、裁判での弁護活動がやり過ぎの為に懲戒処分を受ける可能性が高い事を長谷川自身も分かっていたはずだ、。だが、辞めたからといって禊が済んだ訳ではない。インターネットの威力で、長谷川が裁判で行った悪行は全て世界中に配信されている。今まで悪徳弁護士として生きてきた報いを受ける時が遂にきたという事だろう〕

〔鈴木は和解協議で、自身の裏切り行為を認め、「和解書」で取り決めた、50億円と2年以内20億円の支払いを白紙撤回する理由として、西と紀井氏が鈴木を裏切り、A氏も含め2人に騙されているなどと虚言を繰り返して、強引に自身を正当化しようとするなど、全く約束事を守らななかった。挙句に交渉代理人を立て、自分は裏に引っ込み隠れるという情けない男だ〕

〔A氏は、平成10年と同11年のFR社の決算時に西に頼まれて会計監査を免れるための協力をした。平成10年は鈴木が親和銀行事件で逮捕拘留中だったために、西と天野氏が代行してA氏に頼んだ。A氏は西と天野氏の依頼に応じて、預かっていたFR社の約束手形13枚を監査が済むまで一時戻してあげた。そして監査終了後には天野氏から約束通りに手形が返却され、西を通じて「お陰様で役員会議も会計監査も問題なく済みました。有難うございました」という感謝の言葉を受け取っていた。問題は平成11年の決算だ。この時鈴木は保釈されていたにもかかわらず、前年と同じように西を通じてA氏に前年同様の依頼をし、確認書(債権債務不存在)の発行まで依頼した。FR社にとっては上場廃止に関わる重大な事項で、何より優先しなければならない事を自分で出向かず西に依頼したのだ。訴状を読んで、品田裁判長は鈴木の人間性をどのように見たのか。鈴木は、裁判でこの日の事を「西に15億円を持たせて債務を返済し、手形13枚を回収した。そして、それを証する為に確認書も書いてもらっている」と主張したのだ。読者の誰にも鈴木の嘘が解る。そして、「質問と回答書」(乙59号証)では「西に代理権は与えていない」と主張した。流石に、品田裁判長はこれらの主張は認めなかったが、この様な嘘を平気でつく鈴木の人間性は見極められたはずだ。しかし、合意書による株取扱の検証では、鈴木の質の悪い人間性を充分に把握していながら、それを忘れたかのような判断を繰り返して、最終的に鈴木の主張を全面的に認めて、A氏の主張を退けた。まるで、この裁判には被告が2人いるのと同じではないか。全く辻褄の合わない判決だ〕

〔元エリート裁判官が書いた本によると、「昔は裁判所には優良な人材が多くいて見識の高い裁判官が多かった」と言っているが、今は「ブラック企業」と陰口を叩かれるほどに疲弊しているらしい。パワハラがあり、人事差別もある。法務省には忖度し、検察庁には頭が上がらないという。これでは公正な裁判が行われるはずがない〕

〔鈴木ほど金に汚い奴は滅多にいない。いや、周辺関係者10人前後を犠牲にして自殺者や不審死者を出した事実を加味すれば、世界で唯一無二の大悪党ではないか。最初から騙し取る目的で金を借り、株取引で得た利益も独占し、税金もビタ一文払いたくない為に海外のタックスヘイヴンにダミー名義で隠匿する徹底ぶりだ。事あるごとに「男気」を口にしていたという鈴木は根っからの忘恥者だが、家族も同様だと言われて当然の振る舞いをしている〕(関係者より)

〔裁判には原告側より多数の証拠が提出されており、その中でも「合意書』の有効性を裏付ける決定的なものも含まれていた。実際、鈴木の元で株取引の売り担当として従事していた紀井氏は証言と共に、株取引をした全銘柄の詳細な記録をまとめた「確認書」として提出していた。西もこれと合致する、鈴木から指示を受けた銘柄の取引記録をレポートに書き残していた。しかし品田裁判長は、これらを一切検証する事無く「合意書」を否定している。不可解な品田の裁定に誰もが納得いかない〕

〔被告代理人の長谷川は裁判中、常に高飛車な態度を取っていたが、そう見せる事が自分達を優位に導く為の演出でもあったかもしれない。案の定、そんな長谷川の言動に翻弄されたのが原告代理人の中本だ。長谷川に圧倒され、外国帰りで日本の裁判に慣れていない事も相まって、揃っていた証拠を活かしきれず弁護士としての役目を十分に果たす事が出来なかった。裁判に限らず勝負事は土俵に上がる前から気持ちで負けていたら、結果は目に見えている。取り返しがつかない結果になってしまった〕(関係者より)(以下次号)