鈴木義彦に読者は怒り爆発(119)

〔鈴木の事件は、関係者も含めインターネットで悪事の詳細が公表されている。最近ではYouTubeの配信が大きな評判を呼んでいる。鈴木の事件の関係者には現役の弁護士が何人もいるというのに、何も異議も反論も言ってこないようだが、真実を前にして反論の余地がないのだろう。それに騒げば藪蛇になることを承知しているはずだ〕

〔鈴木が書いた借用書は3枚あって、その内の1枚は親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏を訪れ、8000万円を借りた時のもので、裁判ではA氏の債権として認定されたが、もう1枚の15億円の借用書については確定日付印があるにも拘らず鈴木は法廷で否定した。この借用書は認定されたが、鈴木がその年の年内に支払う事で10億円に減額された。そして、3億円の借用書はFR名義であったため鈴木個人が連帯保証人になっているにもかかわらず債務からは除外された。しかもA氏に「借主は鈴木さんではないのか」と言われ、鈴木が「書き替えます」と言ったが、A氏が「お互いに分かっていれば、子のままでもいい」と言ったくらいだ。鈴木は、この3億円は借入金ではなく、A氏からピンクダイヤとボナールの絵画を購入した代金だと虚偽主張をしたが、借用書の但し書きで明白である〕(取材関係者より)

〔「合意書」契約を交わす際に、A氏は契約書を顧問弁護士に作成させようとしたが、3人だけの秘密を強調する鈴木と西に遮られ、西がその体裁を用意した。この時がある意味大きな影響を与える分かれ道になったかもしれない。「合意書」をA氏の顧問弁護士に作らせていれば揺るぎないものとなり、弁護士も強力な証人になり得た筈だ。鈴木と西は秘密保持を盾にどうしても避けたかったのだろう〕

〔ピンクダイヤと絵画は、A氏が鈴木の資金繰りを助けるために鈴木の言い値の3億円で購入した商品である。しかも、絵画は後日に持参すると偽って他の金融屋に借入の担保として預けていて、1度もA氏に渡していない。鈴木は、親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏を訪れた時、FRの天野氏のサインがある「念書」を差し入れ、ピンクダイヤと絵画(A氏に1度も渡していない)を販売委託として持ち出し、そのまま現品を返却せず、代金(3億4000万円)の清算もしていない。鈴木の主張からすると、この2点の商品は自分が購入した物だと言っているが、自分が購入した商品を「販売委託」で借り出すことは有り得ないことだ。鈴木は嘘ばかりで辻褄の合わない主張が随所にあるが、3人の裁判長は鈴木の失言を故意に無視することが多かった。どれだけ内容を精査しても全く納得できるものではない。おそらくYouTubeだけでも視聴者は100万人以上になっているが、一人として納得している人はいないようだ。これは鈴木と長谷川の責任であることは間違いない〕(関係者より)

〔長谷川元弁護士は、弁護士経験が長く裁判戦略にも長けていて、裁判所や裁判官の事情にも詳しかったと思われる。裁判長が3人も交代する中で、長谷川は弁護士としての切り札を使うタイミングを計っていたのだろう。3人目の品田裁判長が着任した事で老獪な長谷川は、裁判所の意向と品田の思惑を見抜いたと思う。そして長谷川は、質問と回答書(乙59号証)という切り札を切った。内容的には嘘と捏造ばかりで酷い陳述書だったが、A氏と反社会的組織との繋がりを捏造し、誹謗中傷した事が品田裁判長のA氏に対する心証を決定的に悪くしたのではないだろうか。その後まもなく判決文が作成された。品田裁判長は乙59号証には一切触れなかったが、長谷川の戦略が品田裁判長の判決を導いたと言っても過言ではないだろう〕

〔この裁判は、前半で弁護士同士の勝負がついてしまったようだ。提訴した経緯や背景からA氏が負けるはずのない裁判だったが、A氏側の油断と、鈴木側を侮っていた事が大きな原因だと思う。平林弁護士だけならば中本弁護士に分があったと思うが、長谷川弁護士の参入で形勢が逆転したように思う。民事訴訟において弁護士の能力が勝敗を分けてしまう事を改めて知ったが、ここまで悪い長谷川のような弁護士は勝訴しても後味が悪いので絶対に使いたくないという人が圧倒的に多いようだ〕

〔鈴木は裁判で「私が株で幾ら儲けようがA氏には関係ない」と証言しているが、品田裁判長が「合意書」の有効性を否定していなかったら鈴木の主張は一蹴された筈だ。株取引に関しては全て「合意書」契約が証明している。「合意書」契約が存在している以上鈴木の言い分は通らないし、合意書が無ければ宝林株の取得資金3億円を出して、それで終わっていた。その後の買い支えで儲かったことは西と鈴木は百も承知していることだ。鈴木はいい加減事実を認め真実を明かすことだ〕(関係者より)

〔刑事事件も民事事件も、完全犯罪はまずあり得ないと思う。しかし、この民事裁判では今のところ鈴木の完全犯罪のような判決が出ている。A氏は再審申立の準備をしていると思うが、万が一再審請求が棄却されたとしても刑事事件として告訴することは可能だろう。A氏は民事訴訟での決着を望んでいたと思うが、その思いが鈴木に通じないのであれば、全ての証拠と証人を揃えて徹底的に鈴木の悪事を暴く覚悟だと思う。鈴木の完全犯罪は絶対に成立することは無い〕

〔鈴木は、A氏と西の前では、自分の非を認めた発言をし、約束を文章にすることも厭わないが、民事訴訟で「偽証罪」が適用されない事を悪用して、法廷では自分の不利になる事を全て否認する。これは、鈴木と鈴木の弁護団の常套手段と言える。弁護士も「金次第」で嘘もつき、演技をする。さすがに裁判官は「金」では動かないと思うが、自分の出世が掛っている。裁判所や上司の意向通りの判決文を書くことで出世競争の勝利者となれる。裁判官も弁護士も被害者の損害と心情には眼もくれない利己主義者が多いようだ〕

〔鈴木本人もさることながら、事件の関係者達はYouTubeの動画配信にうろたえているのではないか。顔写真まで世界中に配信されては、如何にコロナ禍でマスク着用とはいえ人目が気になってしょうがないだろう。また巻き添えを食った家族や身内にも同じことが言える。顔写真の公開も時間の問題だ。恩恵を受けている以上しょうがないが、このままいけば道連れになる事は避けられないだろう〕

〔鈴木の宝林株以降の株取引を見ていると、合意書に基づく配当金を独り占めして資金を運用しながら利益金を増やして行くのではなく、利益金をプールしながら西を利用してA氏から買支え資金を継続して出させるという手口を使っている。損失だけはA氏に負担させ、利益だけをプールして行くことで莫大な資産を残したのだ。さすがに、香港の西排除計画が失敗に終わり和解書を締結してからは隠匿している利益金を運用したと思われる。しかし、その頃には紀井氏の証言にある様に470億円という資金がプールされていて、何もしなくても年間約10%の銀行利息だけで10年で1000億円以上に達する計画が成立していた〕

〔民事裁判では、当事者以外の発言を採用するか否かは裁判官の判断に任されている様だ。この裁判は、鈴木の周りに起きた不可解な事件について第三者の証言や情報が多くあったが、全く採用されなかった。その事は法律違反にはならないし、裁判官を非難できるものではないだろうが、品田裁判長に意図的な考えがあったようで納得できる国民は一人としていないはずだ〕

〔鈴木の騙し方は計画的で情け容赦が無い。こんな卑劣な手段は尋常ではない。自分さえ良ければ騙された相手がどんな状況に陥ろうが知ったことではないという事だ。鈴木は少しでも情けを見せれば付け込んでくる油断ならない奴だ。強欲の為にここまで汚い人間になれるものなのか、元々、捻じ曲がった人格の持ち主なのだろう。鈴木には法が定める罰則では物足りない。それ以外の超法規的措置が必要だ〕

〔穿った見方かも知れないが、この裁判は裁判官達が訴状を読んで上司に報告した時点で裁判方針が決定していたのではないか。「貸金返還請求」については鈴木がA氏に渡した「25億円を基にして辻褄を合わせて決着をつける」として「株取扱い合意書」については「解明してはならない問題」として原告の主張を却下し、落としどころを見つけて判決を下す。そして「控訴審もそれに従う」という事が決定事項だったのではないだろうか。この様に考えると、この裁判の経緯と結果が腑に落ちる。しかし、これが真実に近い事であったならば大問題となって世間を騒がすことになる。裁判所は正々堂々と再審請求を受理して黒白を付けるべきだ。それが国民の信頼を得ることになる〕

〔犯罪者の常套手段ではあるが、鈴木もすぐに行方を不明にする。品田裁判長が問題にした合意書締結後の7年間、そして、和解書白紙撤回からA氏の提訴までの9年間、鈴木にとっては都合の良い16年間であり、A氏にとっては鈴木の計略に嵌ってしまった16年間だった。考えてみれば鈴木が西の紹介でA氏の前に姿を現してから裁判の判決が出るまでに約21年間が経過しているが、A氏と鈴木が密に接していたのは約5年間で、鈴木が親和銀行事件で拘留されていた期間等を除くと、4年半ぐらいの期間だった。この期間は残念ながら鈴木の独壇場だったかもしれないが、これからがA氏の勝負所で、徹底的に鈴木を糾弾するべきだと思う〕(以下次号)