鈴木義彦に読者は怒り爆発(96)

〔「悪人は自分勝手な事ばかりを言う」と言われているが、人間社会の中で自分勝手な言い分が何時までも続く事は無いと思っていた。なぜならば、最終的には法律というものがあって、裁判で自分勝手な事ばかりを主張する悪人を裁判官が裁くであろうと考えていたからだ。この世の中、何が起こるか分からない。自他共に、100%正しいと思うっていても裁判で全てを否定されることもあるという事を覚悟して生きていかなくてはならないのか。悪人が勝って、善人が負ける様な法律があってはならない。善悪は、裁判官という人間が決めるものなのか。裁判所は当事者の事情を度外視して裁判費用を稼ぐ役所なのか〕

〔裁判官には裁判の公正を保つために、身分保証が与えられており、憲法に定められた手続きによる以外は、罷免(職を強制的に辞めさせること)されたり、給料を減額されることはないという事だが、今回の鈴木の裁判のどこが公正を保っているというのか。品田の裁定は一方的に被告側に偏っているではないか。これで日本は法治国家と言えるのか〕

〔鈴木は、和解協議前後の出来事を記した書面(乙58号証)で「A氏から、約75億円の負債があって貸主から、その年の年末まで全額の返済を迫られている、鈴木の支払分も、遅くとも翌年の3月末までに何とかしてくれと言われた」と書いている。鈴木は「来週、海外に出るので何とか努力してみる」と他人事のように言い、A氏が鈴木に、借入の依頼をしたかのような書き方をしている。しかし、鈴木はA氏に対して一銭の金銭も用意もせず、自分の借金の返済もしていない。お前が今、国内外に隠匿していると言われている1000億円以上の資産の原資はA氏の支援の賜物ではないのか。A氏が西とお前を支援するために背負った負債の返済を迫られていると聞けば、何を差し置いてもまず金銭を用意しなければならない立場だろう。「何とか努力します」とは何たる言い草なのだ。その後A氏が、その債権者への対応をどうしたかは知る由もないが、A氏のお前に対する忍耐力は相当なものだと思う。その反動の大きさは想像を絶するものだろう〕(関係者より)

〔宝林株の取得資金3億円を出したのはA氏である。鈴木は翌日、金融庁に提出した大量保有報告書の金の出処の名前をA氏ではなく紀井氏の名前を無断使用して記載していた。という事は既にこの時点で鈴木は紀井氏を雇い入れていたのか。「合意書」の締結は金融庁提出から約1か月先の話だというのに。この時点から、宝林株を発端とした株取引を巡る詐欺に向けての準備が計画的に着々と進められていたのだろう〕

〔鈴木は、和解書作成後に、紀井氏の裏切りに対して「誰にも話せない出来事なので」と言って、青田に相談した。青田は「何をするか分からない連中なので用心したほうが良い。何でも協力する」と言ったらしい。鈴木には大事な事を相談できる人間は青田しかいないのだ。青田は暴力団との付き合いが深く、自分の悪事の手先としてチンピラを使うような男で、弱者には強いが強者には諂うような情けない根性の無い最低な奴のようだ。今回の裁判の前にも、旧知の暴力団のNO2に依頼して、A氏の代理人利岡の殺人未遂事件を教唆した事が発覚したが、金の力で口封じをして罪を逃れている。また、赤坂マリアビューティクリニックの乗っ取りや、タイでの詐欺事件と言ったように、チンピラと鈴木の資金を使って犯行を繰り返している。こんな人間にA氏との問題を解決できる能力がある筈もなく、A氏と面と向かって話すことも出来ない男なのだ。却ってA氏と鈴木の関係を悪化させている。鈴木の人間関係の貧困さを示している〕

〔裁判で使われた「質問と回答書」(乙59号証)は長谷川が主導して鈴木と策略を練り創作されたものだ。株取引を排除し、A氏を暴力団と密接な関係にあるかの様に見せる為に、虚偽のストーリーを強引に捏造するしかなかったのだろう。こんな自分達で勝手に出鱈目なストーリーを捏造したものでも証拠として採用されるのが今の民事訴訟の現状だ。これでは善良な人達が泣きを見る事になる〕

〔鈴木は、和解協議を白紙撤回するために、A氏宛に2通の手紙を書いている。鈴木は「知人の会社に税務調査が入り、自分の名前も出た。西が以前から国税やSECに匿名で投書している事は聞いていた。こんな人間が同席している場所での約束事は無効だ」と書いている。鈴木は志村化工株で西に庇って貰った事を忘れている。鈴木は、西が何故自分を庇ったかを知らないでは済まされない。西は、鈴木がA氏に内緒で株売買の莫大な利益金を隠匿している事が検察に知られない様に庇っただけなのだ。そんな西が、莫大な資産が没収されてしまう可能性がある事を知りながら鈴木を監督官庁に密告する訳が無いだろう。和解書を無効にしたいが為の嘘に決まっている。もし、国税やSECが鈴木の情報を掴んでいるのならば、とっくに検察に事情調査され、即刻逮捕されていたと思う。そんな子供騙しの様な嘘は通用しない筈だが、品田裁判長は、鈴木の手紙と陳述書(乙58号証)を支持して判決に反映させている。この裁判は、再審して真実を解明しなければ収まらない〕

〔西の「遺書」には、A氏に対する自責の念に駆られた様子が窺える。その気持ちが根底にあったならば、何故、鈴木と共謀してA氏を裏切ったのか、と言いたい。人間である以上、多少の嘘や間違いはあるだろう。しかし、ここまで用意周到な計画でA氏を騙して裏切ったとあっては、どんな言葉も綺麗事にしか聴こえてこない。A氏に与えた被害を考えた事はあったのだろうか。結局、西は全ての問題から逃げた事になる〕

〔鈴木は、和解協議の日に「紀井に裏切られた事で動転していた」と言っているが、紀井氏をそんなに信用していたのだろうか。鈴木は、紀井氏をスカウトした時に「儲け折半で手伝って欲しい」と口説いたらしいが、紀井氏の話によると約束の100分の1にも充たない報酬しか貰っていなかったらしい。鈴木は、紀井氏に高値で売り抜けるという重要な仕事を任せておきながら、裁判では「ただの電話番だった」と見下した証言をしている。紀井氏は、日ごろ鈴木の側にいて性格を見抜いていたと思う。以前から証券業界での評判が悪い事は知っていて旧知の証券マンから「鈴木と一緒に仕事ができるのは長くて2年だ。よく我慢しているな」と言われていたらしい。紀井氏は、鈴木から離れようと考えていた時に西から香港の件を聞かされ、「いずれは自分の身にも降りかかる事だと思った」と発言している。鈴木は、自惚れていて紀井氏を軽視していたのだと思う。自分の周囲には敵が多いという事を自覚していなかった。せめて紀井氏をスカウトした条件を守っていれば裏切られることは無かったと思うが、その条件は元々無理なものだったのだ。その場限りの嘘を言うのが鈴木の悪癖だった。しかし、許せないのは品田裁判長が鈴木同様に紀井氏の証言を軽視した事だ。この事が誤判を導く重要な原因になったと思う〕(関係者より)

〔鈴木はA氏と出会った頃は、会社の資金繰りに相当難儀し、倒産か自殺の危機に直面していたはずだ。その危機を乗り切れたのはA氏のお陰だ。この頃、親和銀行不正融資事件が表面化して鈴木が逮捕されることになったが、逮捕の3日前に金を無心する為にA氏の元を訪れ、泣いて土下座して「この御恩は一生忘れません」と嘆願する鈴木にA氏は何も言わず金を出している。その後、宝林株を発端とする株取引についても、鈴木や西の復活の為もあり「合意書」の契約通り買い支えの支援金を出してきたではないか。そのお陰で470億円という巨額の利益を上げる事が出来た。協力出来る事は全て実行しているA氏に対して、その恩に報いるどころか、人として考えられない裏切りを働いた鈴木は、もはや人間以下の鬼畜以外何者でもない〕

〔鈴木は、「海外に行って相談してみないと解らない」とか「自分一人では決められない」と発言しているが、海外に誰がいると言うのか。自分の仲間だった吉川や霜見は自分が排除してしまっている。オフショア地域のペーパーカンパニーやプライベートバンクの口座の管理人がいるぐらいで、鈴木が相談しなくてはならない人間などいないと思われる。鈴木は自分以外の人間を信用できるほどの度胸は無いと思う。ただ、フュージョン社の町田という人間だけは気になる〕

〔西は香港で利益金を受け取れず、命を狙った首謀者を鈴木と断定していた。西は和解協議の場を利用してA氏を盾に、鈴木の裏切り行為を小出しにし、鈴木に圧力をかけることで、利益金の残金を払わせる目的があったのではないか。西は紀井氏から株取引に於ける利益の総額を聞いて知っていたのに、A氏に伝えていない。後で分かった事だが西は既に利益金の一部として30億円を受け取っていた。西も欲を出さず全てをA氏に話していれば流れも変わっていたかも知れない〕

〔鈴木がA氏宛の手紙に「A氏と2人だけで和解の話を進めたい」という趣旨のことを書いている事に注目したい。これは、明らかに和解しようという意思表示では無いのか。その為に平林弁護士と青田を代理人に指名している。品田裁判長はこの手紙の内容をどのように理解したのだろうか。品田裁判長には是が非でも合意書と和解書を無効にしなければならない事情があったのではないだろうか〕

〔裁判で鈴木の弁護に当たり、当時、長谷川弁護士が取った手段に痛烈な批判が多い。弁護士が偽証罪に当たらない事を利用して、長谷川が主導して捏造した「質問と回答書」(乙59号証)という陳述書を使った事が大きな問題となっている。弁護士にあるまじき行為であり、こんな手段を取られたら、勝てる裁判ですら負けてしまう恐れがある。民事訴訟において裁判制度に影響が及ぶ問題である〕

〔鈴木は、合意書を徹底的に否定し、「私が、株取引で利益を挙げようが損をしようがA氏には関係ない」とまで言っていて、品田裁判長もこの鈴木の主張を認めているが、A氏に払った25億円と親和銀行への約17億円、山内興産への約4億円、合計約46億円の資金の出所が解明されずに、この裁判を終結させることは出来ないのではないか。特に、親和銀行事件は平成10年5月31日に鈴木が逮捕され、鈴木が保釈されたのは同年の12月で親和銀行への損害賠償金額が決定した日時によっては約17億円は宝林株の利益金としか考えられない。鈴木が約17億円の金銭を自己資金で支払える事は100%あり得ない。品田裁判長はその事には全く触れようとしていないのが不可解だ。百歩譲って鈴木が、株で儲けた金から支払ったとしても株を取扱う資金は何処から調達したのか。それさえも解明されず審議を終えることは有り得ない事だ。この裁判には裏があるとしか言いようがない〕(以下次号)