鈴木義彦に読者は怒り爆発(90)

〔鈴木は常に用心深い人間だ。鈴木は西に自分の所在を明かさないように言明していたが、西も鈴木が逃げようとしていることを察知していた様だ。嘘を付き続ければいずれ限界が来て、逃げるしかない。狡猾な鈴木は、逃げるだけで無く、A氏が出した買い支え資金は、株取引の為と偽った西が全て詐取した事にしようと考えていた。そこで西を香港で事件に巻き込ませ、鈴木は知らぬ存ぜぬを通すつもりだったのではないか。鈴木は完全犯罪を狙っていたのだろう。〕

〔西の香港での襲撃事件と霜見誠の「ドバイ夫妻殺人死体遺棄事件」の犯行手段に類似点が多いと感じている人は多いのではないか。どちらも車中でアルコールを飲ませて意識を朦朧とさせた上での犯行だった。西は、瀕死の状態で放置され気絶しているところを発見されたが、犯人は捕まっていない。霜見の場合は夫妻で地中に埋められていた。犯人は捕まって事件は解決したが、犯人の供述にはチグハグな部分が多いと言われている。私がこのように考える根拠は、二つの事件は多額の金銭のトラブルが絡んでいて、その相手が鈴木だったという事と、鈴木の周囲にはこの様な事件が多すぎるからだ〕

〔平林弁護士は、懲戒請求に対する答弁で、「質問と回答書」(乙59号証)について『長谷川弁護士と鈴木氏がやったことで関わっていない』などと間の抜けた返答をしているが、訴訟の最初から判決まで代理人として名前を連ねていて関わっていないなどと何故言えるのか。同書面の内容についても中身を見ないで裁判所に提出されたとでもいう積りだったのか。責任転嫁も甚だしい〕

〔鈴木はA氏に内緒で元証券マンの紀井氏と茂庭氏をスタッフに加えていた。紀井氏は外資系の証券会社に勤めていて経験は豊かであった。茂庭氏は自主廃業した元山一證券の海外駐在者だった。この2人をスタッフに加えた事で、鈴木が表舞台に出ないで済んだのだ。これも鈴木の用意周到さの表れだと思う。紀井氏は、鈴木が仕込んだ株を鈴木に任され、高値で売り抜ける業務を担当し、茂庭氏は山一證券時代のルートと知識経験を利用してペーパーカンパニーの管理や売買利益金を海外に移動し、一時的に管理する業務を担当していたが、鈴木は2人の間を遮断し、お互いの業務内容の開示を禁じていたようだ。西でさえ2人のオフィスへの出入りを制限されていたらしい。鈴木はこうして利益金を独り占めする為の準備を着々整えていた〕(取材関係者より)

〔いつまでも犯罪者鈴木を、このまま放っておいていいのだろうか。法の網を掻い潜り、巨額の金を騙し取った罪は今のところ立件されず、まんまと手に入れた金は、今では1000億円超になるという。その金を税金逃れの為に海外に隠匿している。罪を犯し、国民の義務である納税すら逃れている。鈴木は非国民ではないか。司法当局と税務当局が一丸となって検挙すべき悪党だ〕

〔宝林株を取得する資金の調達で、鈴木は西に、多額の債務を抱えている上に保釈中の身で何もできないと訴え、西がA氏に相談に行き3億円を借りる算段を付けたにもかかわらず、鈴木は取得した800万株の受け皿としてペーパーカンパニー3社を用意して契約当日に3社を斡旋したフュージョン社の町田某を立ち会わせて原株を受け取らせ、さらに杉原弁護士を常任代理人にして金融庁へ虚偽の大量保有報告書を提出させた。資金の出所を偽り、A氏の名前を消して、800万株を完全に自分の支配下に置く手はずを整えたのは、経験者でなければできない知恵だろう。鈴木はそうしたプロセスについて、A氏から買い支え資金を出してもらう際に一言も話していない。西を利用しA氏を騙して得た利益を独り占めしようという魂胆が明白だった〕

〔鈴木は、宝林株相場で大物相場師の西田晴夫(故人)と知り合った。西田は、「西田グループ」と言われる集団を率いていて、自分の名前の銀行預金通帳も持たず、株取引も自分の名義での取引はしなかったと言われているが、証券取引等監視委員会(SEC)は常に西田本人をマークしていたらしい。西田は女性好きで常に愛人を持ち、贅沢な暮らしをさせていた。鈴木は、西田の生き方を崇拝するようになり、株取引のテクニックも学んだ。そして、宝林株相場が終わった後は、FRや昭和ゴム等でも一緒に相場に参入した様だ。その後、西田は他の銘柄の相場操作でSECに告発され、検察に逮捕された。収監中に持病の糖尿病を悪化させ、亡くなってしまったが、西田グループの莫大な資金の行方が不明で、グループの幹部は、「鈴木が知っているのではないか」と言っていたらしい。確かに鈴木は、西田の秘書をしていた白鳥女史とも親しく、その白鳥女史はSECにマークされフランスに逃亡したままになっている。鈴木は以前からスイスには度々言っていた事から「鈴木と白鳥女史が西田資金を運用しているのではないか」という噂が元西田グループの側近達から流れた。とにかく鈴木という人間は、「うさん臭い金の匂いがするところ」に必ず名前が挙がる悪党だ〕

〔どれだけ鈴木が自分の名前を隠し、自分の関与を消そうとしても不可能だということが、志村化工株事件では明白だった。株取引で鈴木は一切名前を出さず、買いは西に、売りは紀井氏にやらせていても、武内一美の存在が鈴木の関与を浮き彫りにした。そう見れば、隠匿資金についてもペーパーカンパニーの名義でプライベートバンクに隠されていても、ペーパーカンパニーやプライベートバンクの鈴木を知る人間がボロを出せば鈴木は追い詰められる。決して自分の存在を完全に消すことなどできない。鈴木はそれがよく分かっているから所在を不明にしているに違いないが、今後、誰が鈴木を裏切るか注目している人間は多いに違いない〕

〔日本の法制度における再審の壁は厚く高いと聞くが、これだけ社会に影響を与えている裁判だけに、最高裁の大谷長官の鶴の一声で再審の場を設けて、真実を明らかにする事も絶対に必要ではないか。日本の将来の裁判所の事を考えたら、当然といえば当然だろう〕

〔鈴木は、親和銀行事件で逮捕される事は知っていたがそんな素振りを見せずA氏の会社を訪れた。A氏は他から鈴木が3日後に逮捕されるという情報を聞いていて、鈴木に教えた。鈴木は驚いた振りをしたそうだ。そして、逮捕された時の弁護士費用や、家族の生活費その他諸々の資金の必要性を話し、A氏に借入を申し込んだ。A氏は今までの貸付金の返済が一銭もされていない状況にも拘わらず、鈴木に同情して、現金8000万円と、ピンクダイヤと絵画を販売委託として鈴木に貸し出した(但し鈴木は絵画を一度も持参していなかった)。その時鈴木は、個人の借用書と、販売委託用にFRの天野常務のサインがある念書に自分の署名をして提出している。という事は、A氏の情に縋って逮捕前の資金繰りをする為に天野氏にサインさせた念書を予め用意していたのだ。この時、鈴木はA氏に「この御恩は一生忘れません」と涙を見せて土下座をしたという。鈴木は、A氏の温情に縋る卑劣な方法を使い、涙を流して土下座するという質の悪い大悪人なのだ〕

〔裁判所の最高権力者である最高裁の大谷長官は、いつまで見て見ぬ振りができるのか。放置すればする程、裁判に対する疑惑の波紋が拡がるだけだ。ひいては裁判所全体の信用失墜に繋がるだろう。再審の場で全てを明らかにし、犯罪者鈴木に正当な法の裁きを受けさせる事が賢明だと思う〕

〔鈴木はどこまで意識しているか分からないが、品田裁判長が合意書を無効と判決で下しても、再審で覆れば有効性が認められることになり、それに違反して利益を独り占めして隠匿した資金が全てA氏と関係者のものであることが証明される。鈴木はそれが怖くて、株取引のさ中では西に10億円という多額の報酬を払ってまで破棄させようと必死になった。また、和解書に署名して支払約束をしたにもかかわらず、青田と平林を代理人に就けて和解書だけでなく合意書まで無効にしようとした。裁判で品田裁判長が狂ったのではないかと思われるほど異常に不当な判決を出したことで、ここでも鈴木は時間稼ぎができたように思っているだろう。しかし、それが本当に時間稼ぎに過ぎないことを鈴木は身に染みて実感するに違いない〕(関係者より)

〔鈴木の裁判で、策士策に溺れた元長谷川弁護士は、裁判終結後、自身の懲戒請求を感じ取り、自ら弁護士を辞職している。墓穴を掘ったと言わざるを得ない。裁判史上類を見ない虚偽工作で裁判を愚弄した罪は計り知れない。弁護士生命を自ら断つ結果を招く事になったという事だ〕

〔鈴木は、心にもない事を文字にし、言葉にできる人間なのだと思う。和解協議を白紙撤回した手紙に「男として一目も二目も置いていて、今までにこの様な人に会った事がない・・・」とA氏への思いを切々と書いているが、そう思っているなら姑息な言い訳をせず和解書を履行しろと言いたい。また、親和銀行事件で逮捕される3日前にA氏を訪れて8000万円の現金を借り、ピンクダイヤと絵画を販売委託で借りて、「この御恩は一生忘れません」と言って泣いて土下座した言葉は何処へ行ったのだと言いたい。こんな卑怯な人間は見たことがない。腸が煮えくり返る思いがする〕(以下次号)