鈴木義彦に読者は怒り爆発(85)

〔鈴木の人間としての本性は、簡単には変わらない様だ。豊田商事事件に続きがあった。「ベルギーダイヤモンド」や「和牛詐欺」という言葉を聞いた人も多いと思うが、純金がダイヤモンドや和牛に変わっただけで手口は全く同じで首謀者は元豊田商事の幹部だったという。ダミーの会社を隠れ蓑にして全国展開していた。その中には投資顧問の会社もあり、悪質な証券マンの成れの果てを中心に証券担保金融を営んでいたらしい。また、消費者金融の武富士ともタイアップしていて悪のネットワークを形成していた。「泥棒は3日やったらやめられない」と言うが、この悪党らにとっては詐欺も同じだったのだろう。当然、警察に摘発され社会問題になった。それにしても「絶対に儲かる」という話に騙される人が後を絶たない。これ以降も同類の事件は頻繁に起こっている。人間の欲には限りがない様だ。しかし、こんな悪党の中でも鈴木の様に多くの他人を騙し犠牲にして個人で1000億円以上にも上る資産を築いた人間はいない。それは、鈴木が警察や検察の眼を巧妙に躱しているからだと思うが、平成11年から現在までの20年以上もの間、警察や検察は何をしているのだろうか。歯痒くてならない思いだ〕

〔品田裁判長は自身が下した判決に対する批判を受けて、どう捉えているのか。真剣に対処しなければ批判の度合いは濃くなり、裁判所トップにまで影響が広がるだろう。品田が火消しに走ったとしても、裁判の詳細な内容が世界中に発信されている今となっては、手の施しようがないだろう。自分の愚かさを反省して再審の道筋を立てるべきだ〕

〔鈴木が西の切り捨てにかかったのは、志村化工株事件で西に判決が出て以降だったようだが、平成18年10月16日の和解協議までの間、西は鈴木の株取引にどれほど関与していたのだろうか。鈴木は和解協議の直前にA氏と面談した際に「西とは何年も会っていない」などと言っていたが、そうであれば西に縁切り宣言をするときに鈴木と西の間で合意書の処理を決め、A氏を交えて協議の場を作らなければいけなかった。西は宝林株で巨額の利益が出た前後に鈴木から合意書の破棄を執拗に迫られ、いい加減な返事をしたようだから明確な話を鈴木にはできなかったかもしれないが、少なくともその告知がA氏には無かったから、合意書は作成時からその効力を有していることになる。鈴木は宝林株を取得した時からA氏を裏切っている。途中で西を切り捨てようと、それは合意書の効力とは関係の無いことだ〕(関係者より)

〔立ち食いうどんのチェーン店の展開の先駆けとなった「はなまるうどん」創始者の前田英仁は豊田商事の残党だったようだ。図々しく上場しようとしたようだが上場審査で前歴が明らかになり上場延期となった。警察には摘発されなかったようだが、前田は表舞台から身を引き、「はなまるうどん」は今は牛丼の吉野家ホールディングの傘下となって盛業している。前田は、創業者として大きな利益を得た事だろう。創業資金は、豊田商事の社員時代に営業社員として稼いだものだと思われるが、納税義務は果たしていたらしい。鈴木の様に、海外に多くのダミー会社を設立し、タックスヘイヴンの税制を利用して個人の納税義務も果たさず、裏の舞台で稼ぐことに快感を覚えて、大恩人を裏切り続けている非人間な悪党の末路はどうなるのか。世間がこのまま好き放題にさせることはあり得ない。罪は何処までも追いかけてくる。因果は決して咎人(とがにん)を見逃さない〕

〔今回の裁判は、裁判史上において、これほど大きな金を巡る事件としては稀な裁判であるのに、担当した品田裁判長は、紛争の要となる株取引を「合意書」の有効性を否定する事により排除してしまった。これにより問題の本質が大きく変わり、動いた巨額の資金の追及は不明瞭な形で取り上げられる事無く、明らかにされるべき真実が闇に葬られた。到底、公正公平な裁判が開かれたとは思えない〕

〔鈴木は平成14年12月24日に紀井氏を同行してA氏の会社に10億円を持参したが、和解協議に前後して、「あの時に確認書をもらったはずだが、探しても見つからない。紀井が持ち出したのではないか」と青田を通じて紀井氏に執拗に確認を求めたようだが、10億円の授受を裏付ける書面のやり取りは無かった。鈴木は10億円の出所について「スイスの投資家を騙して預かった金なので、身を隠さないといけない」等と全くの嘘をA氏にしていた。株取引の利益を隠匿して、その中から用意した10億円だったから、A氏に株取引のことを突っ込まれるのを恐れてのことだろうが、鈴木は株取引を無かったことにしたうえ債権債務も完済としたかったのだろうが、鈴木が平成9年10月の持参した借用書にある年利36%、遅延損害金年40%で計算すれば、鈴木の債務は70億円を超える。返済を15億円としたのは、あくまで「今後は株取引の利益が大きくなるので」と言って債務の減額を懇願した西に対応したもので、株取引の利益分配が無ければ、減額は有り得ない〕(関係者より)

〔最近、裁判官や弁護士への批判が多く報道され、批判本も多く発刊されている。どの本も元裁判官や元弁護士の著書が多いので真実味がある。しかし、過去に起った大事件で、世間が称賛する裁判官や弁護士がいた事も真実だ。例えば、数々の悲惨な事件を起こしたオウム真理教の裁判で、オウム真理教幹部の林被告と岡崎被告が自首した事への判決で、Y裁判長は同じ自首であっても林の自首は反省、悔悟の情は顕著であるとして「死刑だけが本件における正当な結論とは言い難く、無期懲役刑を持って臨む事も刑事司法の一つとしての在り方として許されない事ではない」として林被告を「無期懲役」とした。一方、岡崎に対しては、自首は成立したが「欲得と打算に根差した行動である」とし、明らかに減刑を狙った行為だとして「死刑」の判決を下した。林被告への判決は被害者にしてみれば許されることではないかも知れない。犯行内容からして2人共「死刑」が当然であっただろう。しかし、Y裁判長の判決は理路整然としていて裁判官の信念が感じられ、法律への矛盾も訴えている。このような裁判官が出世して最高裁長官になっていれば今の裁判所の腐敗は防げたのではなないだろうか。しかし、Y裁判長は出世を拒んで判事を退官して東京の弁護士会に所属する弁護士となっている。やはり、裁判所にはこの様な信念をもった立派な裁判官の座る席は無かったと思われる〕

〔平成11年7月30日、鈴木は西に宝林株の取引で得た利益として15億円をA氏の元に持たせている。その後の買い支え資金を疑う事無く出させる為に「合意書」の約束を守っているという見せかけに過ぎない。この時の鈴木としてはA氏に対して、利益金の支払いは最初で最後だと考えていたのではないか。強欲な鈴木としてはこれ以上金を出したくなかったはずだ。西は、その後、鈴木に言われるままにA氏と鈴木の距離を置くような言動を繰り返した〕

〔品田裁判長が和解書を無効とする理由に強迫と心裡留保を挙げたのは、やはり鈴木と長谷川元弁護士が共謀して作成した「質問と回答書」(乙59号証)が前提になっているように思う。乙59号証は裁判官のA氏に対する心証を悪くする目的で作成され、それによって鈴木の嘘をもっともらしく思わせるためにさらなる嘘を構築したものだ。しかし、この陳述書を検証もせず、まともに受け止めた裁判官の方が大問題だ。乙59号証の内容がいかにデタラメで矛盾に満ちているか、A氏の主張や多くの証拠とすり合わせれば、すぐにも理解できるはずである。品田裁判長は合意書や和解書等、株取引の関わる証拠類を排除すると決めつけて、鈴木側のこの乙59号証を都合よく利用したとしか思えない〕

〔バブル崩壊後、不良債権回収のために設立された「整理回収機構」の初代社長で日弁連の会長を務め、数々の功績を残した中坊公一(故人)という有名な弁護士がいた。後に、その強引な回収方法によって告発され、責任を取って弁護士資格を返上したが、この中坊弁護士は、豊田商事の破産管財人を務めた経歴の持ち主だった。その当時の話によると、中坊弁護士は、豊田商事が賃借している事務所の敷金や、保証金を家主から回収し、豊田商事の社員達が収めた税金に対して国税庁に所得税返還請求を認めさせ、税務署から納付済みの税金を回収したらしい。殺された永野会長が所有していたクルーザーやスーパーカーも売却して回収に当てたが、バブル崩壊後で高値では処分できなかった。被害者が3万人、被害総額2000億円という戦後最大の詐欺事件に挑む中坊弁護士の姿勢が世間の称賛を呼んだ。そして、中坊弁護士のもとには、1000人を超える全国の弁護士から無報酬での協力を申し出る声が寄せられたという。今回の裁判に携わった3人の弁護士(長谷川、平林、杉原)のように、正義を蔑ろ(ないがしろ)にして(特に長谷川は)高額な報酬を得るための言動からは想像もできない事だ〕

〔品田裁判長は、鈴木のA氏からの借入が鈴木個人なのかエフアールなのかという点について「原告及び被告が、エフアールの各資金繰りの過程において、借主についてエフアール又は被告個人という名義を厳密に使い分けていたと認めることは合理的な疑いが残るというべきであって、被告において、資金需要が生じた都度、自らが代表取締役を務めるエフアールをして約束手形を振り出させた上でその約束手形を担保として原告に交付することと引換えに、原告から約束手形金額相当の現金を借り受けていた可能性は十分に考えられるところである」と判決文に書いている。このような個別の検証は他にはほとんどなく、特に株取引についてはただ合意書を無効にすることで株取引自体を無かったことにしてしまった。何故、品田裁判長はこんな杜撰な検証しかせず、手を抜いたのか。明らかに判決は撤回されるべきで再審で真実を解明するべきだ〕(多くの関係者より)

〔鈴木はA氏や西と出会う前は絶体絶命のピンチにあったはずだ。その窮地から救って貰い倒産しかけたFR社の資金繰りまで支援を受け存続する事が出来た。その後の3人で始める事になった株取引において、儲けた巨額の利益を独占する、とんでもない裏切りを働き、その金を流用して、鈴木が以前引き起こした親和銀行不正融資事件で約17億円、山内興産事件で約4億円の和解金をそれぞれ払う事が出来て実刑を免れる事が出来たのも、全てはA氏のお陰ではないか。鈴木にはとてつもない不義理をしているという自覚が無いのか。それでもお前は人間と言えるのか〕

〔鈴木は、樹木にとって大切なのは「果実ではなくて種だ」という事が全く解っていない。しかも、この男は折角実った果実さえも腐らせてしまっている。この男は人間としての心や考えを持っていない。過去に、他人を裏切ってばかり来たために、他人から信用されることがない。自分一人の力と金の力しか信用できない人間になってしまったのだろう。他人を裏切って得た金は必ず自分を裏切って元も子もなくしてしまう。お前が、人間として生きている限り、それが自然の理なのだ。お前に罰が下るときはその罰は単独ではやってこない、必ず軍団となって家族諸共お前を襲う。そうなった時、誰もお前を助けないだろう〕

〔鈴木は宝林株に始まるこれからの株取引に当たって、鈴木が一人熱弁を奮ってA氏を説得し「合意書」締結に至った経緯を、和解協議の場では「忘れた」と言い放った。それに対して、「合意書」に沿って株の買い支え資金を総額で207億円を出したA氏にしてみれば、鈴木の裏切り行為は到底許される事では無い。こんな真似をした鈴木は、豊田商事事件で刺殺された永野一男の二の舞いになってもおかしくはないだろう〕(以下次号)