鈴木義彦に読者は怒り爆発(84)

〔鈴木の神経は尋常ではない。これほど人の道を外しても平気でいられる悪質な人間は世界中探してもいないだろう。鈴木はA氏に会った時、若くして上場したやり手の実業家が時代の流れで苦労していると思わせるように見せかけていたのだと思う。A氏は倒産寸前で苦しんでいる鈴木の様子と、西の推挙があった事で見過ごすことが出来なかったのだと思う。A氏は他人の苦難を無視することが出来ない性格で、過去に自分が支援することによって立ち直り、成功する人を見てきたこともあり、鈴木の支援を決めたのだと思う。ところがコイツは世界一の食わせ者だった。コイツだけは許せない思いに駆られる。いずれ正当な裁きを受けるに違いないが、その間、鈴木本人だけでなく家族や身内が世間から白い目で見られ、そうした目を気にしながら永久に肩身の狭い思いをし続ける日常に果たして耐えられるのか〕(関係者より)

〔鈴木は西と出会い、西のスポンサーであるA氏が大変な資産家である事を知ると、あらゆる名目や手段で金を詐取する事を考えたはずだ。その為にA氏が信用していた西を株の高額な利益金で抱き込み、利益を隠匿する管理の主導権を握り続けた。「利益金を二人で折半しよう」と鈴木に誘惑され、西自身も度の過ぎる金使いで資金繰りに困っていたようで、いとも簡単に鈴木の術中にハマってしまった。俗にスパイと呼ばれる情報工作員の世界でも同じ様な手段で仲間を作っていき、最終的に利用価値が無くなったら約束が守られた試しが無いと聞く〕

〔鈴木が創業したエフアールの過去の有価証券報告書等を見ると、すでに資金繰りに窮した状況の中で、外資系の投資会社や金融機関が株主に名を連ねていた。鈴木は創業者利得を得るために盛んに違法な自社株買いを繰り返していたというが、それを隠す為に外資系の投資会社や金融機関の名義を借りていたことが窺える。その時に蓄えたノウハウを合意書に基づいた株取引でもフルに活用して、利益を隠匿していったのだろう。それ故、鈴木にタックスヘイヴンに本拠を置くペーパーカンパニーを斡旋仲介したフュージョン社、そして常任代理人を務めた杉原正芳弁護士は、宝林株取得以前からの懇意な関係にあると考えるのは当然だ。フュージョン社はあくまでビジネスと割り切っているだろうが、杉原は弁護士だ。法の番人として一翼を担っているはずの弁護士が確信犯的な犯罪に加担するなど許されない事だ。現在、懲戒請求の審議を受けているが、この場に及んで酷すぎる虚偽の主張で逃れようとしている。まだ、平林の方が少しは正直だと思われる〕(関係者より)

〔鈴木は、親和銀行事件で実刑を受ける事を予想していたと思う。そして西にA氏を紹介させて短期間で莫大な融資をさせたことは計画通りだったのではないだろうか。しかし、鈴木は親和銀行事件で社会的信用の全てを失った。西も、鈴木を紹介した責任の重圧に押し潰されそうになる毎日を送っていたのだろう。西は、表立って動けない鈴木の代わりに東奔西走したと思う。そこで、勧業角丸証券の平池課長から宝林株の情報を得た。西は、今度は失敗が許されない事を悟っていた。必死に調査に集中し手応えを掴んで鈴木に報告した。鈴木も賛同したが購入資金のあてがない。流石の鈴木も今までの借金を一銭も返済していないA氏に頼めない事は分かっていた。西も同様だったが最後のチャンスだと肚を決めてA氏に縋った。必死に説得した事でその熱意がA氏に伝わって購入資金3憶円の援助の承諾を得た。A氏に協力のお陰で平成11年5月31日に無事に宝林株の売買契約を済ませた。この時までの西と鈴木に邪心は無かったと思えないが、その後の凄まじい裏切りを考えると、鈴木はすでに利益を独り占めする思惑は十分に持っていたはずだ〕

〔鈴木は西を志村化工株の取引で散々利用し、多額の利益を得ていた。その為に西は鈴木の身替わりになり相場操縦容疑で東京地検に逮捕される事になるが、検察の本命は鈴木であったので、西の供述に鈴木の逮捕が掛かっていた。逮捕されたら執行猶予がなくなり実刑は免れない。西に命運を握られ、今までの立場が逆転し弱い立場に立たされた鈴木は、土下座して「今後、西会長の言う事はなんでも聞きます」と必死に嘆願する。これが鈴木の本性だ。他人の為に土下座するのではなく、ただただ自己保身の為に簡単に土下座する奴は信用出来ない。鈴木はその時の状況に応じて態度を豹変させ口から出任せを平気で言う筋金入りの詐欺師だ〕(関係者より)

〔鈴木が株取引の渦中で犯した犯罪は数えきれないが、明らかなのは脱税、外為法違反、詐欺、横領、窃盗だ。脱税と外為法違反は今も継続している。ただ、再審と刑事事件で鈴木に正当な裁きが下されるにはどちらが優先されるべきなのか、それを考えれば、どちらも動き出せば短期間で決着がつくはずだ。裁判所は再審のハードルを高くしているが、鈴木がどれだけ偽証したかはすでに明らかになっているし、大勢の読者が品田裁判長を非難して絶対に再審をするべきという意見が圧倒していることでも実証済みだ。刑事事件で言えば、やはり国税や金融庁が、鈴木が海外に隠匿している資金を根こそぎ洗い出すか、鈴木が踏みつけにした10人前後の犠牲者に対する真実の解明と事件化になる。いずれにしても、鈴木はどこからも監視される状況にあって、八方塞がり、四面楚歌であることは間違いない。国税や検察は鈴木を放置していることが最大の汚点になっているのは十分に分かっているはずだ〕

〔宝林株の購入作業が終わり、鈴木がフュージョン社の仲介で準備したペーパーカンパニー3社への振り分けも終わった直後から鈴木の勝手な行動が始まった。鈴木はA氏に内緒で旧知の証券マンである紀井氏を「利益折半」というあり得ない好条件でスカウトした。そして、自主廃業した山一証券の海外責任者だった茂庭という人間も雇い入れた。紀井氏は鈴木の指示で宝林株を売りに出したが宝林株に好材料もない事から株価は停滞したままだった。利益を出す為には宝林株を高値に誘導しなければならない。それには資金が必要だったが西と鈴木には資金力が無かった。解りきった事だったが2人の考えは甘かった。そこで2人(特に鈴木)は今後の買い支え資金の全面協力を仰ぐために必死でA氏に懇願した〕

〔和解協議後、鈴木は手紙の中でA氏に対して「大変世話になった」、「男として一目も二目も置く」と、感謝の言葉を書いているが、それは口先だけで全然実行が伴っていないどころか、卑劣な裏切りを働く暴挙に出ている。A氏は何も、見返りを求めているのでは無い。3人で契約した「合意書」に基づく株取引の約束を誠実に履行しなさい、と言っているだけだ。巨額の利益が実際に上がっている訳だから、鈴木は何も難しく考える事は無い。約束通りに利益を分配すれば良かっただけだ。ここまで全ての面で世話になりながら、ここまで裏切りができる人間は鈴木と青田くらいしかいないと思う〕

〔裁判官には、西や紀井氏の証言のひとつひとつが事実であり真実だと分かっていたから、株取引に関わる多くの証拠類と共に排除したとしか思えない。判決文に多くの証拠類に対する検証がなされていないことが何よりの証ではないか。品田裁判長には「合意書」に基づいた株取引が実行された事実を否定する判断が判決文を書く前提になっていたのだ。「合意書」の存在と有効性を認めれば、鈴木が1000億円以上の隠匿金を海外に保有している事実を裁判所が認定することになるから、国税や検察は死に物狂いになって鈴木の隠匿資金の行方を追わなければいけなくなる。そうなれば、鈴木に対する大捕り物劇が行われていたに違いないが、品田裁判長は何故か封印してしまった。しかし、ネット情報がこれだけ鈴木の犯罪疑惑の真実を明らかにし、その情報が世界中を駆け巡っている今、鈴木に対する包囲網は確実に狭まっているに違いない。品田裁判長が故意に鈴木の犯罪疑惑を封印したとしても、それがいつまでも明るみに出ないことは有り得ない〕

〔宝林株を高値で売り抜けようとして1月近くが経過した。鈴木と西の2人はなりふり構わず、宝林株を推奨して回ったが効果が表れない。このままではA氏への報告も出来ない。前へも後ろへも動けない状態に焦り始めた。2人はこの窮地を救ってもらえるのはA氏しかないと考え「仏の顔も三度まで」と解っていながら2人でA氏を訪ねた。この時ばかりは、鈴木はなりふり構わず必死にA氏に頼んだ。「買い支え資金の援助をしていただければ必ず儲けて見せます。今まで株売買で授業料を払ってきました。今回は絶対に自信があります。何とか協力してもらえませんか。協力して頂けないと、今までの2人の借金も返せなくなります」と熱弁を振るった。A氏は、流石に即答はしなかった。今までこの2人の言う通りに協力してきたが一銭の返済もされていない。元金だけでも莫大な金額になっている。2人への不信と大きな不安が頭をよぎった。しかし、莫大な貸金を回収するにはこの方法しかない事もある程度は理解していたと思う。西は、A氏の不安を多少でも払拭してもらうために合意書締結を提案したのだと思う。A氏は、合意書に記載する内容を見て、気持ちが傾いたのではないだろうか。内容は特別にA氏に有利な内容ではなかったが、A氏は貸付金の回収に重きを置いていた為に大きな利益の還元は望んでいなかっと思う(分配金比率で分かる)。それよりも言葉通りに2人が成功してくれることを願ったのではないだろうか。A氏の支援が決まって合意書が作成された〕(取材関係者より)

〔鈴木は西を介してA氏に近づき、借金は1円も返していないのに、起死回生の為の株取引で3人で「合意書」まで作成してA氏から株の買い支え資金の支援を取り付けた。最初の宝林株で巨額の利益が上がるや、鈴木は反旗を翻し、約束を踏みにじり、その利益を独占する為に国外流出を企てた。明らかに鈴木はA氏の資産を虎視眈々と狙って株取引に於ける投資詐欺を計画的に実行したと思う。正に鈴木は、織田信長に忠義を尽くす振りをして土壇場で裏切った明智光秀を彷彿とさせる卑劣な裏切り者だ。反社の人間でもここまで人の道を外す人間はいないのではないか〕

〔鈴木は今も外資系投資会社のコンサルという肩書を使っているのだろうか。ペーパーカンパニーから受け取る名目の報酬については、鈴木が日本あるいは海外のどちらで受け取ろうと、間違いなく国税の監視下にあるはずで、それを鈴木が少なくとも日本で申告していないとすれば、容赦なく厳しい調査がかけられるはずで、その網の目をいつまでもかいくぐって逃げ回ることは不可能と思われる。記事を読めば、鈴木は今も日本国内に居住しているようで、それも突然、海外に移住したら目立ってしまうから実際にはできないだろうが、そうであれば、鈴木の年貢の納め時は遠からずやってくると思われる〕

〔A氏の資金が投入された事で宝林株の株価が上昇を始めた。そして、有名な相場師の西田晴夫が宝林株の値動きに興味を持ち始めて相場に参入した。この事により、宝林株は上昇した。合意書締結から約20日後の平成11年7月30日に、西が宝林株の利益金だと言ってA氏の会社に15億円の現金を持参した。A氏は驚くと共に安堵したと思う。A氏は約束通り5億円だけを受け取ろうとしたが、西が「我々2人分の5億円ずつを借入金の返済分として受け取ってください」と言って全額を差し出した。A氏は、2人が合意書通り約束を守っている事に安心し、今後に期待を寄せたと思う。そしてA氏は、2人への慰労分として「2人で分けなさい」と言って西に1億円を渡した。翌日、鈴木は確認作業の為に西と一緒にA氏を訪れ、昨日のお礼を言ったそうだ。A氏には順風満帆の船出と見えたかもしれないが、利益が50億円出ている事実を隠していた鈴木と西は、さらにA氏を裏切り続けるどす黒い思惑を秘めていた〕(取材関係者より)

〔最高裁大谷長官は、今の裁判所が腐敗している現状を踏まえて、行動しなければならないと思う。当然、長官自身が通って来た道だけに、杜撰な現状を痛切に感じているに違いない。長官就任時においての心得を口先だけで終わらせる事無く、新時代に相応しい最高裁判所長官として国民に見える様に示す事が必要だと思う。先ずは信頼回復の為にも不当判決が強く疑われる裁判は再審すべきではないか。国民からの信頼を回復させるべきだ〕(以下次号)