鈴木義彦に読者は怒り爆発(80)

〔和解協議後、鈴木はA氏宛に出した2通の手紙で、西と紀井氏に対しての恨み事を書き連ねて、和解金支払猶予の言い訳にしている。鈴木は自分が酷い裏切り行為をしているのを棚に上げて、西と紀井氏の裏切りを怒り、嘆いているが、この男の思考回路は自分勝手にしか回らない様にできているのか。とんでもない悪党としか言いようがない〕

〔鈴木は今まで人を裏切り騙し、犯罪行為によって得た資金を、税金を免れる為に海外のタックスヘイヴンに隠匿している。その額は運用利益等を加味すると今や1000億円超だと言われている。鈴木はその金を生きている間に使い切れるのか。今は世界中の国が税金逃れに対して厳しい目で監視している。日本の税務当局も例外では無い。世界中から情報が入る仕組みが構築されている現在、100万円動かしただけで取引銀行から情報が流れてしまう。一昔前には裏社会の人間が「汚く稼いで綺麗に使う」と口癖の様に言っていた記憶があるが、もうそういう時代は終わったといえる。鈴木もそろそろ税務当局の網に引っかかるタイミングが近づいているのは間違いないと思うが、その前に再審をする方が長谷川や品田にとっても救われるのではないか〕

〔青田光市、平林英昭、杉原正芳、そして長谷川幸雄など、鈴木義彦の周囲を固めている人間は悪党ばかりだが、鈴木と関わった人間にしてみると良心や倫理観は邪魔でしかなかった。青田はもともとが悪事しか働かない粗暴犯だからともかくとして、3人の弁護士はあっさり金で転び、しかも後戻りができないほど鈴木の悪事に加担してしまった。犯罪を重ねた挙句の1000億円以上の裏金で好き放題をしても咎められない世界などどこにもないことくらい鈴木には分からないのか。長谷川も弁護士登録を抹消したのは、今後、鈴木の件で自分にも責任が及ぶことを考えたのだろうが、それが問題を解決してからのことであればまだしも、好き放題をしたままでというやり方は世間が絶対に許さないことくらい分からないはずはない。自殺寸前で何から何までA氏に助けてもらっておきながら、A氏や西をとことんまで裏切り、中に入った西が責任を感じて自殺した鈴木の責任はあまりにも大きく重い。鈴木のやったことは人として決して許されることではなく、長谷川も青田も同様に自分一人のことで済まされる話ではない〕

〔鈴木は、A氏宛の手紙に「今後全てが解決するまで私がこの件で直接お話しすることはありませんし、金を払う事もありません」と書いているが、鈴木は常にA氏と重大な話をしなければならない時に代理人を入れる。物事の順番が解っていない。直接会って面談した結果が不調に終わった時に代理人を入れるのが常識だろう。鈴木に常識が通用いしない事は分かっているが、余りにも卑怯で狡い奴だ〕

〔品田裁判長は「合意書」の有効性を認めない理由の一つに、鈴木と西が株取引を実行した痕跡が見られず、何より平成18年に「和解書」が作成されるまでの7年間に株取引に係る三者間の協議が行われたという具体的な証拠も出されていない事を挙げているが、鈴木が故意にA氏と会わない様にしていた事を考慮せず、何故品田は一方的に株取引は無かったと決め付けた判決を下したのか。A氏や関係者は興信所まで使って鈴木の居場所を探したというのに、品田の思慮を欠いた判決に誰もが憤りを露わにしている。品田は裁判所にいて、裁判官を続ける限り、自身の人生は守られると思っているかもしれないが、とんでもなく深刻な誤判という過ちを世間が許す訳がない〕

〔株取引の買い支え資金をA氏に安定的に出してもらうことで合意書を交わしてからわずか3週間後の平成11年7月30日に西が「株取引の利益」と言ってA氏の会社に15億円を持参したのは、その後にA氏から資金を出させ易くするための工作だった。宝林株の取引では西と鈴木の予想をはるかに上回る利益を出したことで、鈴木の強欲に火が付いたのは間違いない。しかも、合意書に基づいた株取引はなかったと主張するために鈴木は、A氏に15億円を渡したのは平成11年9月30日で、それも株取引の利益ではなくA氏への返済金と嘘をついた。西と鈴木は翌7月31日にA氏の会社を訪ね、15億円の処理について確認をしたうえ西と鈴木が受け取った5000万円について2人はA氏に礼を述べたではないか。一旦懐に入れた金を出したくないという鈴木の強欲さに応えた平林と長谷川の作り話は度を越している〕

〔品田裁判長は鈴木が隠匿している資産については全く触れようとしなかった。まるで訴外の問題のような扱いだった。1000億円以上という額については別としても、株売買での利益を独り占めして隠匿している事は周知の事実なのだ。この事実から眼を逸らしていては裁判にならない。裁判長が事件の核心から現実逃避する事などあり得ない。このあり得ない事を最後まで改めなかった理由は何だったのか。それは、合意書を無効にしてしまったために自らを雁字搦め(がんじがらめ)にしてしまったからに違いない。そうでもしなければ、今後の出世は見込めないとでも思ったのか、本当に浅はかな発想だ〕

〔日本の裁判制度は三審制で、一審判決を不服として控訴出来る仕組みになっている。だが現実は名ばかりで、第二審として新たに独自の審議をせず、一審判決をそのまま採用する、要は怠慢なシステムに成り果てている。高裁は見せ掛けだけの、裁判所のピラミッド型組織の階層を表しているに過ぎない。高裁の裁判長は定年を前にして楽をする事しか考え無いという。裁判官も所詮同じ人間であり、時には一般人の方がより信念を持って仕事に当たっているのではないか〕

〔和解書作成の数日後、鈴木がA氏に架電してきて株取引の買い支え損失は、西は70億と言っていたが、正確な金額はいくらかと尋ね、A氏が西と紀井に確認後58億数千万円と伝えると、鈴木は「利益からその額を差し引いて3等分しないといけませんね」と言ったので、A氏も「それが合意書で決めたことだ」と答えている。鈴木は買い支えを認めている。西と紀井の確認で損失の約58億円を認めているのだ。この電話でのやり取りを始め何本もの録音したテープを何人もが聞いている。買い支えが無ければ、平成18年頃までに470億円という利益は出ないことはだれにもわかることではないのか。こうした経緯が裁判でも陳述されているはずなのに、品田裁判長はほぼ全てを証拠として採用しなかった。あまりに理不尽な認定を、品田は説明する義務があり、出来なければ責任を取って辞職するべきだが、本当に責任を取るなら再審をしてからにするべきだ〕(関係者より)

〔この裁判で終始思うのは、被告人弁護士達と裁判官達の思考回路は異常ではないかという事だ。小学生でも解るような問題を、わざと難しくして難しい理屈をつけて真実を歪めている。裁判所には裁判官が不足していている事情があるにも拘らず、時間を掛け過ぎている。そして、重大な問題を充分に審議せず軽々しく扱って素通りしている。正義と平等を謳う裁判官にあってはならない事ではないのか。これほどまで鈴木の主張一辺倒に裁判を進行させたのは裏には何か別の意向が働いているとしか思えない〕

〔鈴木の常軌を逸した言動は底知れない金の亡者に由来している。鈴木の正体に気付かずに付き合いを持った富裕層は骨までしゃぶられるだろう。A氏も西がいなければ鈴木の毒牙にはかからなかった。鈴木によって自殺に追い込まれた西も鈴木の被害者と言える。鈴木の通った後はぺんぺん草も生えない。そんな人間を罰する機会を逃した、品田裁判長の罪は相当に深く大きい。品田がどんな思惑で不当判決を出したか知る由も無いが、鈴木の様な犯罪者を取り逃す様では、裁判官を生業とする資格は無い。今回の件を恥じて、やるべき事をやって即刻辞任するべきだ〕(以下次号)