鈴木義彦に読者は怒り爆発(73)

〔株取引に於いて「合意書」が締結され、鈴木は最初の宝林株の取引から買い支えの甲斐あって160億円を超える莫大な利益を得る事が出来た。これを「合意書」の契約通りに3人で分け合っても鈴木の手元には充分な利益がもたらされたのに、金に目が眩んだ鈴木はこの利益を独占するというとんでもない裏切りを働いた。この時点ではまだ鈴木の裏切りは表面化していないが、宝林株を買収した直後から資金提供者をA氏ではなく、許可も取らず勝手に紀井氏の名前にして金融庁に報告していた。ということは、最初から利益を独り占めする計画を実行していたことになる〕

〔鈴木は強欲なだけではなく、金銭感覚がまともではない。1株百円未満だった宝林株が僅か数カ月で160億円という巨額な利益を生んだ。株の世界は凄まじいが、自分が稼いだ資金であったなら誰も何も言わない。しかし、人から出してもらった資金である。それに借りたお金すら散々減額してもらっておきながら、まともに返済もせず、利益金の分配さえも履行せずに自分勝手に流用して隠匿し続けている。ルールに則れば一銭も手にする事が出来なかった人間の現実がどういうものかを味わう日も近い〕

〔FRは平成9年8月頃に鈴木がA氏に出会った時には、倒産の危機にあった。それ以降平成12年9月に「なが多」に社名変更し、平成18年に2月に「クロニクル」に商号変更をしている。そして平成25年9月に東京地方裁判所により破産手続き開始決定がされ、同破産手続きは平成26年11月に終結した。この約17年間、旧FRはA氏が鈴木を支援したことにより存続できたのである。創業者であり代表取締役であった鈴木は平成12年、親和銀行事件で有罪判決を受けたことにより代表取締役を辞任し、株主名簿からも名前が消えた。その後、常務取締役であった天野氏によりFRの経営は引き継がれた。鈴木は表舞台から姿を消した事を利用して裏でFRを支配し、ユーロ債の発行や第三者割当増資を行い、1人で莫大な利益を上げていたのであった。株売買の原資はすべてA氏、西と交わした株取引に関する合意書に基づいてA氏が支援した資金を勝手に流用したものであった。本来ならばFR株で得た利益も当然合意書に基づいてA氏と西に配当しなければならなったが、鈴木は全てをA氏に内緒にして利益を独り占めした。西にも全ては話していなかった。鈴木はFR以外にも多くの銘柄の株を取扱い、利益金の隠匿額は300億円以上となっていたのだ。A氏は鈴木と西に任せていた為その実態の全てを知らされていなかったのだ。鈴木は平成9年に西の紹介でA氏に出会い、個人も会社も救われた恩を裏切ったのだ。A氏は西に何度か株取引の状況を問い質したが、西は全て嘘の報告をし、鈴木は和解書を交わして約束した事も裁判になって全てを否定した。A氏が提訴した事も鈴木が直接会うことを避けるため止むを得ず取った手段であった。そして、考えられない事が重なり、事もあろうに裁判は鈴木の勝訴に終わったのだった。当然A氏は控訴したが2審でも同じ結果になってしまった。A氏の関係者の中には「これには裁判所の意向が絡んでいる」と言う人も1や2人ではない。鈴木は勿論の事、鈴木の代理人弁護士、裁判を担当した裁判官達をこのまま許しておくわけには行かない。あらゆる人脈と手段を駆使してこの不正な裁判を暴かなくてはならない〕

〔鈴木と西による株取引の方法は、例えばFR社の取引で見てみると鈴木が先ずユーロ債を発行して株式に転換後、鈴木の指示により350円前後で買いを約600万株(約8億円)の大量の買いを入れた直後に株価が暴落して、160円前後まで下がったところで損切りせざるを得ず、西の損失は約12億円になっていた。この時鈴木は約40億円の利益を確保していた。これで鈴木が約束通り西の損失分を補填し残りの28億円を分配すれば何の問題もないのだが、損失補填も利益の分配もせず全部独り占めするとは、欲に駆られるにも程がある。絶対許されない裏切り行為だ〕

〔鈴木は根っからの悪質な人間であると思いますが、その悪人ぶりを増幅させた長谷川、平林、青田の影響が大きかったのは間違いないと思う。いずれも鈴木の代理人の立場であったなら、問題解決に向けて鈴木の行動を正すか、解決案を提起するべきなのに平林、青田に至ってはそのきっかけを潰して修復不能にさせてしまった。長谷川も全く話にならず、それどころか鈴木を更に悪の道へと引きずり込んでしまった。真っ先に考えなければならないのは、鈴木を全ての窮地から救ってきたA氏であるにもかかわらず、やっていることは全く逆だった。常識外れの被告と代理人達であり、この連中に何らかの制裁を与えなければ世の中が納得しないところまで来ている〕

〔親和銀行事件で鈴木が逮捕され有罪が決まった時に鈴木の親族や家族はどのように受け止めていたのか。100億円以上の特別背任容疑の事件だったので新聞でもかなり大きく報じられた。その時、実父や妹そして妻、子供たちは世間からどのような眼で見られたのかを思い出すべきだ。今回は1000億円以上という途轍もない金額に絡む脱税および詐欺横領事件で、この過程で10人程度の人間が命を落としている。裁判官が誤った判決を下した為に裁判は鈴木の勝利となっているが、事実はそうではない。被害者側の再審申立てによって裁判は逆転敗訴となる可能性が高い。そうなれば大手マスコミが挙って(こぞって)報道することは間違いない。1000億円以上という金額が世間を大きく騒がすことになる。脱税や外為法違反、証券取引法違反も絡んでいる。そうなれば鈴木の過去の犯罪も暴露され、大悪党として世間の批判を受ける事になる。数社のネットニュースでは既に大きな反響を呼んでいて国内だけでなく海外にまで鈴木の悪事が拡散しているという。親和銀行事件以上に家族への注目度も高くなる。被害者のA氏側は、家族への影響を気使って様々な忠告をしてきたが、その恩情に対して何の回答もして来ていない。鈴木と同じで家族も他人の情が解らない様だ。子供達も成人して社会人としての責任ある年齢になっている。このままでは親和銀行事件とは比べ物にならないほど家族として大きな影響を受ける事になる。早急に対応方法を考えるべきではないのか。時間はほとんど残されていない〕

〔西と鈴木は二人で交わした密約の利益金の分配に関する話し合いの場で、西が利益金の総額は470億円以上を分配して欲しいと言うと、鈴木は「株の在庫があるので全て処分しないと400億円はできない」と牽制している。鈴木の言う株の在庫もどこまで本当の話か分かったものではないだろう。利益金の総額を400億円以上とする事を嫌がっているとしか聞こえないが、紀井氏の言っている470億円を認めてはいても、「これは表面上の数字」と幅を持たせている。また「合意書」では東京オークションハウスにも利益の10%を払う約束だったが、鈴木の本音はそんな金まで払う気は無いという事か、一切それを口にはしなかった。西が鈴木の隠匿している利益の分配を要求するに当たり、何か及び腰で言っているようにも聞こえるが、それでは鈴木が要求に応えるはずはなかった。現に、鈴木は西に香港で分配金を渡すと言いながら、西は現地で事件に巻き込まれ、青田の差し金で尾行を付けられるなど命に関わる危険に晒され、追い詰められて自殺してしまった〕

〔この事件をA氏は「貸金返還請求事件」で提訴しているが、真実を見極めるには株取引の詳しい内容が絶対不可欠だった。しかしA氏側が証拠として提出した紀井氏の証言や書類は株取引の売りを全て任されていたから全容を承知していたにも関わらず不自然過ぎるほどに取り上げられず、更に重要な合意書、和解書に至っても鈴木や長谷川による株取引を否定する主張を採用し、合意書、和解書を簡単に棄却している。これでは事件の核心が大きく歪んで、真実など見極められるはずがない。これでは裁判の意味がなく、判決も到底受け入れられる内容ではない〕

〔鈴木の代理人平林弁護士は同じ釈明を求めることが度々で、回答が二転三転して辻褄合わせに苦労していた。弁護士としての見識が不足しているのだろう。鈴木自身もあまり平林を信用していないことを周囲に語っていた様だ。しかし、代理人として使っているという事はある程度秘密を握られてしまったからだろう。所詮、報酬目的の弁護士であると思われる。こういう人間は自分の立場が危うくなると思わぬ裏切り行為をする可能性がある。鈴木も疑心暗鬼にかられることだろうが、悪事に引き込んでおいて用済みになれば切り捨てるようなことを日常茶飯にやっている鈴木には自業自得の話だ〕

〔今回の裁判での鈴木の証言が二転三転している事に全く疑惑を感じず目を向けようとしなかった品田裁判長は、鈴木がどういう人間であるか等全く意に介していない。裁判では鈴木に関する過去の犯罪履歴に関する証拠が提出されていたが、品田にしてみれば裁判をいかに早く終結させられるかだけにしか念頭になかった様に思われる。それが品田にとって裁判所内の評価基準に繋がる大事な事だからだ〕

〔今まで隠されていた法曹界の実態が、このサイトの影響もあって様々に取り沙汰されている。元弁護士、元検事、元裁判官など法曹界の実情を熟知した人達の実体験や経験がネットを検索していて見かけることがある。それまで信じていた法曹界とはかけ離れた実態に正直驚くことが多すぎるが、裁判所も結局は企業と同じで裁判官はサラリーマンのような感覚なのかと呆れてしまう。常に上司の顔色を窺うような縦社会の構図は正に企業そのものではないか。そしてある程度勤めたら異動がある。裁判所の事情を優先するあまり、裁判には結果より効率を求めるなどという事があっていい筈がない。日本の司法の将来の為にもその体制は早期に改善されるべきです〕(以下次号)