牛久愛和総合病院の診療の実情を訴える投稿がネット上に上がっている一部を取り上げる。

投稿者は9歳の男の子の母親で、前日から腹痛、嘔気を訴える男の子を、朝一番で牛久愛和総合病院の小児科を受診させたという。診察は問診から始まり、次いで座ったままお腹の診察へと進み、40代の医師が左側を押すと、男の子が痛いと言う。医師が「便秘だね」と言いながら右側も押すと、また男の子が痛いと言う。医師が「便秘でも、右側も痛くなることあるから」と言って「風邪と便秘が重なったんでしょう」と結論めいた言い方をして、薬を処方して診察は終えたという。

ところが帰宅後、熱が徐々に上がり、39度に上昇した。腹痛も悪化して、便が出る気配もない。明らかに様子がおかしいと思った母親は消化器を診る他の病院を受診した。そこで腹部の診察を受けると、盲腸を疑われ救急病院で受診することになり、検査の結果、盲腸、それも盲腸が破れている可能性ありと医師から言われ、すぐに緊急で手術となった。ただし、盲腸が破れていたことや時間が経過していたことが影響して、術後の立ち上がりが悪く腸閉塞を起こしてしまい、男の子は非常に辛い思いをしているという。

母親は牛久愛和総合病院の医師の診察を信じたことをひどく後悔し、「もうこの病院を利用することはない」と言い、子供を持つ親たちに警告を発している。

この投稿を見ればはっきりしているが、男の子を診察した医師の対応はあまりに無責任で、もし手術が間に合わず、命の危険に晒された男の子が死亡でもしたら、「風邪と便秘」といい加減な診断をした医師は間違いなく男の子の親族から訴えられもするし、責任の取りようももちろんない。牛久愛和総合病院は地域指定医療を標榜しながら、実際の医療現場ではこうした診療ミスが常態化しているようなのである。常仁会、というより理事長の種子田吉郎は、施設の規模や外観、設備の充実等を盛んに喧伝するが、患者にとって一番重要な医師の知見や技量等を完全におろそかにしているのではないか、という不信感が地域住民に広がっている。以前より多くの内部告発もある中の一つに吉郎自身が多くの幹部に父益夫に毎月6000万円の裏金を渡しているという話は、幹部の間では知らない人がいないほど知れ渡っていた。

そして、問題は、いつ医療ミスが起きてもおかしくない常仁会病院グループは、理事長の種子田吉郎及び種子田一族が支配する限り決して健全化しないので徹底指導せよと注意喚起を何度も行ってきた「債権被害者の会」に対して一切反応もせず、また常仁会病院グループに対しても調査すら行った形跡がない厚労省、日本医師会、そして茨城県が監督指導責任を事実上放棄している、という点である。

(写真:田村憲久 厚労大臣)

周知のとおり、常仁会病院グループは、事件師の故種子田益夫が、判明しているだけでも3つの金融機関(武蔵野信用金庫、国民銀行、東京商銀信用組合)を破綻させるほどの不正融資を引き出し、また個人の債権者からも巨額の借入をした資金を注ぎ込んで買収や経営維持を繰り返して現状の姿になっている。種子田益夫は債権者から借り入れをする際に病院を担保に供する、病院は公共性があるのでタイミングを見て病院を担保に就ける等と説明して、返済が難しい時には病院を売却してでも返済に充てると懇願していたにもかかわらず、実際には病院グループを種子田の企業グループから切り離して表向きには種子田の債務不履行と関係が無いように装った。公共性の高い病院を完全に私物化するために、長男の吉郎を理事長に据えながら、吉郎は、それまでは「病院は父からの預かり物なので、いつでも必要に応じてお返しします」と言っていたにもかかわらず、その後は「病院は父とは関係がない」と言い出し、一切債権者たちに対応しなかった。種子田益夫には15人ほどの顧問弁護士がついていたが、14人は益夫の多くの刑事事件や人間性に呆れて顧問を辞任し、一人残ったのが業界でも悪徳弁護士として有名だった関根栄郷だった。このような人間が病院の理事長を継いでいること自体がおかしい。それに厚労省、日本医師会、茨城県の責任者は自身の立場をどのように考えているのか回答するべきではないのか。回答もできないようであれば、優秀な人間に後を譲るべきではないか。日本中より不満の声がかなりの勢いで増えている。

(写真:迫井正深 厚労省医政局長)

病院の買収や経営維持のために金融機関や個人の債権者たちを裏切って騙し取った資金の返済を一切しないまま、種子田吉郎が病院施設の理事長に就き、吉郎の弟妹も吉郎の長男も役員に就いて完全に私物化している問題は、必然的に病院グループのコンプライアンス問題を炙り出すことになるが、こうした種子田一族を巡る根深い問題は、すでに厚労省を始め日本医師会、茨城県に何回も指導するように要請して来た。それにもかかわらず、監督責任を果たさないとは、どういうことなのか。

仮に債権被害者の会による各機関への陳情(照会)が正規の手続きではない、という名目を持ち出すなら、今からでも遅くはない、こうしろとかああしろとか通知をすればいいではないか。それもしないということは、明らかに完全無視を決め込んで責任を放棄しているに等しい。

(写真:中川俊男 日本医師会会長)

種子田益夫が存命中は反社会的勢力の一員であった経歴は、直接間接に長男の吉郎に引き継がれ、社会的道義的責任に一切目を向けようとしない吉郎が公共性の高い7施設の病院それぞれの理事長に就いている等の事実、さらに種子田益夫が存命中から指摘されて来た、粉飾の疑いが濃厚な病院の裏金問題や、いつ医療ミスを犯してもおかしくないという問題等、挙げればキリがないほどの問題に、各機関は真っ当に調査をし、適正な指導を行うべきではないか。これらのどれひとつを取っても吉郎が理事長の要職に就ける筈はなく、まして、病院の私物化を維持して、さらに吉郎の長男佑人に世襲させようとの思惑も加わって、父親の益夫が死亡するやすぐにも吉郎と益代、安郎ほか身内全員が揃って異常な相続放棄の手続きを取ったことは初めてのことで、医師の資格もない吉郎が長年にわたって理事長職を重任していることも併せて明確に糾弾されなければならない。

(写真:大井川和彦 茨城県知事)

そういう実態を、各機関のトップたちは何とも思わないのか。それとも、長きにわたって吉郎と裏取引を続けて来た(以前には実際に行われていた疑いが持たれている)から分かっていても何もしない、とでもいうのか。自身の立場や責任の重さをもう一度よく考えるべきではないか。この常仁会病院グループの問題は今後、さらに大きな問題になるという多くの読者の声も日増しに増えている。(つづく)