鈴木義彦に読者は怒り爆発(66)

〔和解協議は平成18年10月16日にあり、A氏が提訴したのは平成27年7月8日だ。鈴木が裁判で「心裡留保」を理由に無効を主張するまでに9年の年月が過ぎている。和解書作成時とそれから1週間後にA氏の会社に一人で現れ面談するまでに「脅迫」や「監禁」の言葉は鈴木から一切出ていない。その後、A氏との間で手紙のやり取りはあったが、そこにもその様な事は書かれていない。ただ、「西と紀井が自分を裏切るような行為をしたのでしばらく和解金の支払いを留保して欲しい。平林弁護士と青田を代理人に指定するので今後の事はその2人と話し合って欲しい」旨の内容が書かれているだけだった。A氏も不承知ながら知人から紹介された利岡を代理人として平林弁護士との交渉に当たらせた。交渉の面談当初に平林から「50億円での示談」の話も出たが、金額の乖離が大きくA氏は拒否した。2人の代理人が余りにいい加減すぎて、その後の話し合いが進展どころか混乱をきたし、A氏は止むを得ず提訴に踏み切った。鈴木は9年間も消息を不明にしておきながら、裁判になると「脅迫」や「監禁」を理由に突然、和解書の無効を主張するなど有り得ない。ところが、この鈴木の言い分を品田裁判長が認めるという誤判を犯してしまった。証人もおらず、物的証拠の提出もない被告を品田が支持したのは何故か。明らかに品田には思惑があったとしか思われない〕

〔A氏の代理人中本弁護士は今回の事件の敗因を「A氏の裁判官に与える心証が悪すぎた」とか「争う金額が大きすぎた」とか言っていたようだが、責任転嫁も甚だしいと思います。自分の不手際や戦術のなさを反省するどころかA氏のせいにするとは耳を疑う。明らかに偽証と矛盾だらけの被告側の主張に反論も出来ず、裁判官に対するアピールもなく、相手側代理人から恫喝されっぱなしで、消え入るような声で発言するなど、勝てる筈の裁判に負けたのは中本弁護士の責任が大きい事を自覚していないのだろうか。ハッキリ言えば、中本はこの裁判の代理人を引き受けるべきではなかった〕

〔サイト側は、A氏の関係者を通じて「あまり被告側の家族まで迷惑を掛けないようにしたい」というA氏の申し入れがあったのでその気持ちを尊重し、手紙で鈴木の家族と、長谷川元弁護士の長男宛に取材申し込みをした。サイト側は手紙には事件の概要が理解できるように書いて郵送したそうだが、鈴木の家族からも長谷川と長男からも回答が無かった。長谷川の長男はともかく、鈴木の家族は鈴木がA氏に世話になり、散々迷惑を掛けてきている事は承知していて、A氏からの援助のお陰で自分達の生活が成り立ってきたことも知っている筈だ。A氏の関係者はサイト側からの報告を受けて、鈴木本人は勿論の事、その家族も常識のない礼儀知らずの人間ばかりで、A氏の気遣いも理解できない一族だと怒り心頭になり、今後はサイトの取材陣と協力して家族の生活を徹底的に暴いていく方針を検討している〕(取材関係者より)

〔この事件は、当事者の鈴木と、鈴木の悪事を知った上で加担した長谷川、平林、杉原ら代理人弁護士と、代理人とは名ばかりの青田、そして極めつけは裁判官をも含めることになった鈴木の取り巻きによる構造的暴力のようなものだと思う。あるいは極端に言えば法廷での集団いじめと言ってもいいのではないか。どの角度から検証しても、このような判決には成り得なかった事件であるのは間違いない。だからこそ、鈴木に限らず関わった人間に対する怒りや非難がこの読者投稿という形で爆発しているのだ。人間の欲とは恐ろしいもので、多額の報酬を約束されたらどんなに非道なことにでも手を貸してしまうのか。そして裁判官は出世欲のためなら故意に誤った判決を下してしまっても平然としていられるものなのか。今や日本には紛争を正しく解決する場所は存在しない〕

〔平成11年9月30日付の「債務完済」という鈴木の主張は無茶苦茶で、流石に品田裁判長も鈴木の債務は認めざるを得なかった。上場会社の決算時の監査法人による会計監査は税務署の査察より厳しいと言われている。簿外債務は兎も角として、約束手形帳の欠番と発行先不明は上場廃止の原因になる。前年と同じく手形を一時戻してもらう事で処理すればいいものを「確認書」までの必要性は無かった。おそらく監査には「債務は完済した」という確認書は必要なかったはずだ(前年度に天野氏に手形を預けた時にも必要なかった)。普通は借金を返した時に預かっている手形や借用書を返せば済むことで、わざわざ確認書を書く事は無い。悪知恵の働く鈴木は後日、A氏とのトラブルに対抗するために必要とした物だったのだ。強欲な鈴木は、7月30日に西に持参させた15億円を取り返したかったのではないかと思う。この時点で品田裁判長は鈴木の思惑を見抜けたのではないかと思うが、株取扱合意書に基づいた配当金だという事は認めず、貸金返還請求の返済金として処理してしまった。たとえ「誤審」「誤判」と言われても株取扱に関する利益配当として認められない密約があったとしか思えない〕

〔鈴木の周辺で起こった不可解な事件については本当に恐ろしいことばかりだが、知られては困る鈴木の秘密を知っている人間が何人も消えているのは最早偶然ではないだろう。親和銀行事件で鈴木と共に逮捕された大石氏に対して鈴木は「大石の口を封じたい」と西に頼み西が口止め料として大石氏の妻に5000万円を渡したという事実があるが、親和銀行事件の判決後に大石氏は突然の交通事故で亡くなっている。そして天野氏の自殺とされる死。鈴木の会社の旧FRの重役2人がこのような最期を遂げているのは偶然などでは片付けられない。そして鈴木と付き合いが長かった証券金融業の吉川という人物がいたが、鈴木が海外へ行くときなどに利益金を運ぶ仕事を手伝っていたという。この人物と鈴木はトラブルが表面化し、その後、鈴木は「吉川は死んだ」と知人には話していたようだ。吉川は鈴木が海外のプライベートバンクに利益金を貯めていることを承知していた人物の一人であった。ここまでの不可解な事件をどう判断するか。鈴木が無関係では有り得ない〕

〔品田裁判長は、事業をしていて資金繰りが最悪の状況に陥った時の人間の心裡は到底理解できないと思う。銀行は相手にしてくれない。かろうじて相手にしてくれるのは「町金融」いわゆる「マチキン」だけだ。しかも保証人がいなくて担保がなければ悲惨な事になる。そんな経営者は無理と解っていても最後まで頑張ってしまうものなのだ。本当は死んでしまう方が楽なのだが、後に残った人間の事を考えると死ぬことも出来ない地獄を味わいながら悪あがきをしてしまう。鈴木はそんな時期に西の紹介でA氏に会い、救ってもらったのだ。この様な経験はしない方が良いに決まっているが、この様な地獄を見た人も、金を貸した人もいろんな問題を抱えて訴訟を起こす。借りた方が借りる時に約束した条件で返済すれば何の問題もないのだが、鈴木のように何度も救われながらその恩義を忘れ、返済もしないような悪人もいるのだ。裁判所はこの様な悪人を厳しく罰するためにあるはずだ。裁判官は重大な責任を負っている事を自覚しなくてはならない。鈴木のような悪人を助けたために苦しんでいるA氏のような人を、それ以上苦しめる様な誤判は許せない。裁判所の事情や裁判官の出世が優先されるようでは裁判所が存在する意義はない〕

〔この事件の一連の出来事を読んで、こんな出会いが世の中にあるのかと驚きを隠せない心境です。もちろんA氏と鈴木のことですが、人生80年として、もし毎日誰か1人と新しく出会ったとしたら、日本の1億2000万人もいる人口の中で、A氏と鈴木が出会う確率は4000人に1人になるそうです。人間性も性格も、そして、おそらく育った環境も経済的にも真逆の2人が出会ってしまった事が運命も真逆に作用してしまったとしか言いようがない。鈴木にしてみれば奇跡の出会いであり、A氏は人生を好転させてくれた神にも似た存在であろう。しかしA氏にとって鈴木は人生を狂わされた疫病神や貧乏神に他ならない。そして司法までもがこの疫病神に味方してしまうのだから、この事件は世の中の理不尽さを絵に描いたような大事件となり、未来永劫に残り続けることは間違いない〕

〔この裁判は、品田裁判長他5人の裁判官が同意見で判決が出たという事なのだろうか。だとすれば、この誤判は何かの意図があっての事だとしか思えない。この6人の中で誰が一番の上司に当たるのか、1審の品田幸男裁判長か2審の野山宏裁判長のどちらかだと思うが、裁判所の慣習で2人のいずれかの上司の意見に従ったのか、それとも裁判所の審理の早期終結という意向に従ったのかのどちらかだと思う。6人共この判決に納得しているとしたら問題が深刻過ぎる。そして6人の裁判官が裁判長の指示に従って同意したうえで判決文が書かれたとしたら品田の責任は想像以上に重い。このままでは終わるはずがない〕

〔今回の判決は、誤審に次ぐ誤審で誤判を招いたものであると確信する。これは常識的な人間が流れを知ったら誰でもそのように判断するであろう。裁判官という職務に就く人は学問に優秀で、司法試験という難関を突破しているのだろうが、社会常識に欠け世間知らずが多いのではないだろうか。もっとも今回の裁判の判決を下すに当たっては、誤審、誤判であっても裁判所という後ろ盾があっての事だろうから、裁判長としては何の責任も感じていないだろう。裁判官に責任を求める制度の強化を図らなければいけない〕

〔各々が会社の代表であり、社会経験が豊富な3人が協議して納得して署名押印して作成した合意書や和解書が、3人の中の1人が一方的に有利になるような判決を裁判長の独断で決定してもいいものなのか。誰が見ても、合意書は被告の鈴木が「書いたのも忘れた」と言えるような内容ではなく、最も重要な証拠書類の一つだ。株取引の知識のない裁判長が1人で軽々しく判断できるものでは無い〕

〔鈴木の悪行は、A氏から訴えられた「貸金返還請求事件」に留まらない。既に読者の皆さんや情報の拡散によって広く一般に知れ渡ってきていると思いますが、西に設立させたFEAM社という会社を公私混同で私物化することにも呆れ果てる。会社から黒のベンツやガソリン代その他の維持費を出させて、さらには鈴木の愛人と鈴木の実父にまで50万円、60万円を給料として支払わせ、それに伴う費用の合計が2000万円にも上るという、とんでもなく身勝手な振る舞いである。そこまで西を利益の山分けでたぶらかしていたということなのだろうが、人を利用するだけ利用して、有無を言わさずに従わせるという傍若無人ぶりは酷すぎる。この先の鈴木の人生に必ずそのツケが10倍にも100倍にもなって回って来るはずだ〕(以下次号)