鈴木義彦に読者は怒り爆発(64)

〔先日テレビのワイドショーを見ていてショックを受けた。各テレビ局では連日、コロナ禍関連問題やオリンピックが開催できるかどうかで賛否両論を報じているが、コロナ禍で失業者が増えている中、失業者の家庭の特集を組んだ局があった。子供が1人いる3人家庭では夫婦共に失業したため一日の食事がパン1個で凌いでいると言っていた。そして、あるシングルマザーが、食べる物を買えず河原の雑草を食べていると聞いて胸が詰まった。倒産する飲食店が多い一方で、自粛休業する個人飲食店の中にはコロナ禍バブルで潤っていると不謹慎なことを言っていたが、こうした例も少なくないらしい。補助金額が一律だという政策が生んだ不公平が原因だ。一方で高齢の男性が、若い時からコツコツ貯めたという6000万円の現金を匿名で自治体に寄付したと聞いた。世の中が大変な事になっている。鈴木よ、お前の隠匿している金の一部でいいから然るべきところへ匿名で寄付したらどうだ。汚い金でも色がついていないから大丈夫だ。少しは世の中の役に立つことを考えろ。A氏は今回の事が落ち着けば、世の中の困っている人達を援助する資金にする事を考えているらしい。鈴木はA氏の爪の垢でも煎じて飲むべきだ〕

〔宝林株の取引で予想外の利益を手にすると、鈴木の強欲な本性がむき出しになった。株取引での売買の口座管理を鈴木が握っている以上、西も鈴木の言いなりにならざるを得なかったことは確かだ。西に「合意書」を破棄させたうえにA氏を排除して利益金を山分けするという鈴木の謀略に無理矢理加担させられていった感は拭えない。全体の利益金のうち1/3以上の取り分を必ず払うと言う鈴木との約束を信じてA氏を欺いてきた西を用済みになるまで利用し、全ての責任を西に被せて香港で事件にしようと考えていたのだろう。鈴木は詐欺師以上の凶悪犯罪者だ〕

〔この裁判で再審請求が認められれば、裁判所が民意によって信頼を取り戻す大きなきっかけになると思う。そして問題点を再検証し、一審二審の間違いを認め、本来あるべき結果であるA氏を逆転勝訴に導けば、ネットは勿論、マスコミも大々的に取り上げ裁判所の勇気ある決断に拍手喝采を贈るだろう。この結末を見守っているサイトの読者も評価が180度変わり、日本の司法が高く評価される事は間違いない。この問題はそれほど重大な位置付けにある事を裁判所も察知して、ここまでひどく誤った判決だけは今後は絶対に避けなければいけない〕

〔長谷川は、鈴木の裁判終結後に弁護士資格を返上した。今は、悠々自適の生活を過ごしているのだろうが、A氏との裁判前から鈴木の代理人弁護士として裁判を経験しているが、今までにこれほどの悪党が居たかと聞いてみたい。一度ならず鈴木を助けた意味は何処にあったのか。高額な報酬の為だったのか。鈴木の場合は裏金ばかりだから領収書の必要が無かったと想像する。報酬の為だったとしたら最低で、救いようのない自己欲の強い人間だ。「質問と回答書」形式の陳述書を作成したが、内容は嘘だらけで捏造だらけだった。弁護士の手腕でこんな不条理が通用するならば、鈴木は高額な報酬を払ってでも長谷川に弁護を依頼する筈だ。どうせ自分が苦労して稼いだ金ではなく、A氏から騙し取って隠している金だから自分の肚は痛まない。本当に厚顔無恥も甚だしい。こんな人でなしを弁護、擁護した長谷川も同等の人でなしだ〕

〔裁判で品田裁判長は西が鈴木の代理人であった事実を否定しているが、何故こんな間違った実認定をしたのか。判決文では「被告が西に対して包括的な代理権を授与した旨のA氏主張事実を認めるに足りる証拠はない」と言っているが、証拠は山ほどあるのに品田裁判長が独断と偏見で認めていないだけではないか。西が鈴木の代理人としてA氏に対応した事実を悉く否定している。品田裁判長としては、西が鈴木の代理人であった事実を認めると、株取引に関する事案を排除できなくなるからではないか〕

〔読者投稿を遡って読んでみましたが、皆さんそれぞれの視点で問題点を深く追っていて、鋭い指摘やもっともと言える感想ばかりが目立ちます。関係者の方もいらっしゃるようですが、ほとんどが一読者の方々のようで、この事件への深い関心が窺えます。中には日本の司法への反発から、様々な資料を調べたり書物を読んで、この事件に引用するという熱心さも感じられ、すごいと思いました。自分の身に起こったことではないにしても、ここまでの批判を表現するのは余程の事と思います。この先どのような展開になっていくのか、鈴木には正当な処罰が与えられるべきと強く感じていますが、ますます事件の成り行きに目が離せないのが正直な感想です〕

〔鈴木が親和銀行事件で拘留され保釈を認められ出所した時に、西が毎日のように鈴木に会い、「酒に溺れて落ち込んでいる鈴木を励ましていた」とA氏に報告していたが、少しばかり疑問がある。出所した鈴木にまずさせなければならないのは、A氏への報告と逮捕前のお礼であったはずだ。西と鈴木は全く礼儀というものを知らない。穿った考えかも知れないが、この時、2人で次の悪事の作戦会議をしていたのではないかとさえ思う。鈴木は、拘置所で様々な悪企みを練っていたと思う。西も鈴木がいない間に資金難に陥っていたのではないか。2人に幸運だったのは旧知の証券マンから宝林株売却の情報をキャッチした事だった。この情報を現実に生かすことに必死になった。そして、またもやA氏に購入資金の依頼をして了解を得たことが二人の悪事を増幅させることになった。懲りない面々だが、何処からこの悪知恵が湧いてくるのだろうか。人間の欲が成せる業だとしても浅ましすぎる〕

〔西は、鈴木への「遺書」の中で鈴木に株の売買と利益金の管理の主導権を握られたために利益独占を阻止する事が難しかったと語っているが、西にしてもまさか自分まで裏切って全ての利益金を独り占めにしてしまうほどの卑劣な人間とは夢にも思わなかっただろう。株の売買を担当するということは売買代金が鈴木の支配下にあるペーパーカンパニー名義の口座に入金される訳だから、鈴木に裏切られたら確かに阻止は難しい。そればかりか今回は紀井氏が一部にしろ真相を明らかにしたことにより株取引の詳細が分かったが、紀井氏がいなかったら利益金の総額すら掴む事は難しかっただろう〕

〔鈴木を褒めるつもりは毛頭ありませんが、相手を言葉巧みに説得する術はどこで身につけたのでしょうか。合意書を作成した日も、和解書を作成した時も、A氏の心を掴み信用させてしまった。鈴木は過去に株取引での失敗を20億から30億の授業料を払ったと表現していますが、その時の苦い経験も影響しているのかもしれない。しかし、人を徹底的に利用して、利用価値がなくなると平気で無情に切り捨ててきました。だからこそそんな鈴木という人間を近くで見て来た側近からも逆に縁を切られるような事にもなった。しかしこのように裏切りと騙しの連続で生きてきたのは、全て自分の判断であって自分の責任であるのだから、自分自身で責任を取る以外に問題を収束させる方法はない〕

〔鈴木が、宝林株の購入資金をA氏からの資金で賄い、株買支え資金もA氏に負担してもらいつつ利益を3等分するという合意書を作成したにもかかわらず、それを反故にしている事が紀井氏の証言で判明し、和解協議をして、自分の提案条件で配当金を支払う事を約した和解書も作成した。裁判でA氏側は鈴木が全て認めている事を主張した。ところが鈴木は裁判で悉く口頭で否定した。それには何の根拠も証拠もなかったが、裁判官は全て採用して認めてしまった。裁判官が鈴木の主張を認めた理由は、裁判官の無知が原因の「知ったかぶり」だった。それは判決文を読めば明らかだ。そして2審の野山裁判長は1審の判決を丸呑みし、原告の控訴を棄却してしまった。原審が3年、控訴審が6カ月という余りにも短期間で何の検証もせずに下された判決だった。改めて審議するべきだ〕

〔裁判で品田裁判長は「合意書」の有効性をもっともらしい理由を付けて否定しているが、民法上の契約自由の原則ではどのような契約を結ぶか、どのような契約書を作成するかは当事者の自由意志に委ねられているはずだ。そもそも契約書を必要としない「不要式契約」が原則として許容されている。ただ契約が成立したかどうか、言った、言わないのトラブルにならないために契約書を作成することで当事者が合意した内容が確定し、成立していることを証明するためのものである。今回の三者間で交わされた「合意書」の有効性に対しては誰も否定する事はできないはずだ〕

〔今回の被告である鈴木のように、弁護士や裁判官が真実を捻じ曲げて無理矢理に勝訴を引き寄せるような裁判が頻繁に行われているとしたら、また逆に無実の罪を被せられている人が沢山いるとしたら、と考えただけで恐ろしくなります。そして一旦判決が下された裁判は控訴しても容易に判決がひっくり返るものではないし、再審という救済手段がありますが高いハードルになっているのは現実のようです。この事件は、たまたまサイトの取材班の目に留まって、ここまでの話題になり注目されてきたから、今後の様々な展開が期待できますが、一般には泣き寝入りする事件の方が圧倒的に多いと思う。如何に一審が大切かという事ですが、その一審で長谷川弁護士や品田裁判長のような不埒な人間に立ちはだかれたら絶望的になります。これは歴史に残る日本の恥であり、本当に日本の法曹界の将来に大きく影響するのは間違いない〕(以下次号)