鈴木義彦に読者は怒り爆発(52)

〔バブル崩壊後の金融混乱期に悪魔のような頭脳の持主で、大手銀行が不良債権の処理は手一杯で零細企業の融資など見向きしなかった時期、以前に闇金で儲けた資金を元手に零細企業向けローンを考案。一躍ノンバンクのトップに躍り出て、30歳そこそこの若さで数千億と噂される莫大な富を築いたアンダーグランドの怪物がいた。やり口は相当あくどくて「カネ貸しは回収が全て」と言って恐るべき回収法を考案したそうだ。しかし、やはり最後はさんざん利用した国家権力に手痛いしっぺ返しを食らった。2005年秋、金融庁は公正証書作成の為に事前に白紙委任状を取っておく手法は重大な貸金規制法違反に当たるとして業務停止命令を発動した。さらに2006年の貸金業規制法改正で止めを刺された。借主が利息制限法を超えた分の利息の返還を求める所謂「過払い金請求」が代理人弁護士を通して殺到し、ローン会社はあっけなく倒産。本人は自己破産し、以来消息を断ったと言われている。しかし、密かにユダヤ系の金融コンサルタントと契約して架空名義の海外口座とペーパーカンパニーを複数使い、1000億円の資産を分散して隠し通したらしい。そして大物政治家にも莫大なカネを掴ませ、周到な根回しをしていて「資産の海外逃避くらい朝飯前」だったという。結局金の力で見事逃げ切ったらしい。闇社会の裏表を知っていて、カネさえあればこの世に不可能なことは無いという事か。鈴木の場合とは似て非なりだが1000億円の資産というところは同じだ。鈴木にはそれだけの裏社会との繋がりがあったかどうかは不明だし、鈴木にはそこまでできる筋金は通っていなかっただろう。但し、この件でもタックスヘイヴン地域が大きな役割を果たしていることは気にかかる〕

〔鈴木には黒幕と言う人物はいなかったのか。過去の親和銀行以外の事件や周囲にいた人間の一連の事件、西の香港襲撃事件、青田絡みの殺人教唆や赤坂のクリニック乗っ取り事件、これらの事件に絡んで過去に事情聴取を受けた事はある様だが、逮捕歴は親和銀行事件のみだ。親和銀行事件でも17億円の和解金は払ったが、犯した罪の重さから考えると量刑は軽すぎた。A氏との裁判においても考えられない結果で終わっている。これは、偶然では済まされない事だと思う。裁判官の能力はあまりにも酷かったが、普通に考えても裁判所内で何かの事情があったのではないかと思わざるを得ない〕

〔ここ数年、検察の特捜部や警察の捜査2課に国民が快哉を叫ぶような成果は見られない。裁判所は「ヒラメ裁判官」が増殖して誤審と誤判だらけだ。世界的な名門電機メーカーの巨額粉飾決算にも全く捜査のメスが入らない。検察は総理官邸を庇って出鱈目な国会発言を連発した財務官僚に対し、本来ならば虚偽答弁が問われる事態にもかかわらず不起訴処分で幕を引いた。大物政治家の贈収賄事件も、大企業トップの背任も、官僚の不正も、何一つ摘発していない。政治家たちは目障りな気骨のある検事や警察官、信念のある裁判官を一掃して我が世の春を満喫し、それに媚びへつらうメディアの及び腰が権力の暴走を許している。政治家も官僚も財界人も、そして最後の頼りの裁判所までも倫理のブレーキが完全に壊れ、捜査機関は開店休業状態だ。そのおかげで悪党たちにとっては最大のチャンスが巡ってきている。コロナ禍の影で考えられない悪事が罷り通っている。崩壊寸前のような不安をこの国に感じる〕

〔映画やテレビドラマで、人質を取って、立て籠もりをしている凶悪犯を説得する場面がよくあるが、最後に説得役で登場するのは両親、特に母親が多い。それは、犯人の人間としての「情愛」を呼び起こす為だ。映画やドラマでは犯人は。涙ながらに登降したり、持っている銃器で自殺したりする。鈴木には情や家族愛というものの持ち合わせがないのか。いかに自分勝手であっても、家族を思いやる心だけは忘れていないとは思うが、鈴木の心は何かが欠落し歪んでいる〕

〔世の中には実業家と虚業家がいる。所謂、本物と偽物だ。大手の電気、ガス、重工業、金融、不動産等の企業は実業であり、国にはならなくてはならない企業である。こういった企業の経営者は実業家だ。しかし、難解なのは金融にも色々あり、不動産も様々な業態がある。また、流通、飲食、物販等の分野も様々な業態に分かれているが立派な実業家がいる。ただ、金融、不動産、飲食、物販の業界には比較的虚業家(偽物)が多く、いわゆる詐欺商法が横行する。この様な業界は詐欺行為と紙一重のトラブルが多く、裁判沙汰になる事が多い。A氏と鈴木の場合が正にそうである。証券業、金融業、宝石貴金属業が舞台である。この裁判は金額が莫大で、あまり例のない事件だ。裁判官は、業界の表だけを見ていては判断を間違う場合が多々あると思う。何故かというと私自身がこの業界で約25年間生きてきた人間だからだ。私の経験から言うと、この裁判官は表も知らず、裏側は全く知らず、ましてこんな事件はおそらく判例集にも載っていないのではないかと思うなかで、酷い誤審を繰り返している。全く逆の判決を出している責任は重大ではないか。民事裁判がこんな形に終わる事は今後、かなりの問題になるはずだ。また、このまま終わらせてはいけない〕

〔2019年3月にあのホリエモン(堀江貴文氏)が書いた本に「あぶく銭で世界は変わる。潮目の変化は、常に突然訪れる」と書いている。彼は、ライブドアのオーナーとして突然出現し、投資界の寵児として一世を風靡した男だが、調子に乗った言動で国を敵に回してしまった。国策によって微罪で逮捕され塀の中へ落とされたが、今でも支持者は多い。ホリエモンの予言はある意味的中している。鈴木は正にあぶく銭で自分の世界を変えてしまった。こんなことが現実に起こるのか。いや鈴木に限ってはそんなことが起こる筈はない。他人を騙した資金を原資として株を購入し、買支え資金まで出してもらって儲けるべくして儲けた。そしてその利益を独り占めして隠匿し、莫大な利益を掴んだ。文字通りあぶく銭で自分の世界を変えた悪党がいることを流石のホリエモンも予想できなかっただろう。鈴木のような極悪な人間が儲けられるのも株式投資の世界なのかもしれないが、あってはいけない。投資家たちの恥さらしで面汚しだ。何としても世間の眼に晒さなければならない人間だ〕

〔投資には個人投資家と、ファンドマネージャーの2種類があると認識している。ファンドマネージャーとは富裕層から資金を預かり、本人たちの代わりに運用し、利益を上げ、マージンを稼ぐ。個人投資家は自分で直接投資して利益を上げる。個人投資家はおよそどれぐらいの資金をどれぐらいの利回りで運用しているのだろうか。株式投資、不動産投資他ポートフォリオ(資産構成)別に情報を収集して投資していくのだと思うが、資金量はその投資家の資産の30%~50%だと言われている。100億円の資産を保有している個人投資家は滅多にいないと言われている。ただ、一発勝負を賭けて負けた場合は間違いなく破綻する。利回りは例外を除いて5%~15%で平均7~8%だと言われている。鈴木の場合は1000億円の30%の300億円を投資で運用するとしたら700億円はプライベートバンクの利息が付く。300億円の運用利益を上げて行くとほとんどリスクがなく、元金はほぼ保全できる。要するに、鈴木の隠匿している資産は永続して保有又は増やしていけることになる。現在のNHKの大河ドラマのモデルになっている「渋沢栄一」は「悪事を働いて得た富は永続しない」と言っているが、1000億円ともなると渋沢栄一でさえ読めないのか。鈴木はそれほどの富を独り占めにしていて何をしたいのか、何をしていいのかが解らないのではないか。自分の知恵だけでは解決できない事を知るべきだ〕

〔鈴木が、和解金として親和銀行に支払った17億円と山内興産に支払った約4億円は、何処から調達したというのか。親和銀行事件で保釈中の身である時期に、鈴木に融資する先がある訳がない。FRの代表の地位も大株主の地位も失っていた時期だった。どう考えても不審な事だった。この事は一見、A氏との訴訟には訴外の出来事であると思うかもしれないが、実は金の出所が大いにこの裁判と関連があったのだ。それを裁判官は全く無視してしまった。合計約21億円もの莫大な金は間違いなく鈴木が、A氏に内緒で隠匿している株売買の利益を横領した金に間違いない。検証すれば容易に判明した事だった。この件でも裁判官が鈴木の悪事を見過ごしてしまったために裁判の行方は鈴木有利に偏って行った。この責任は重い〕

〔誰の権利も侵害していない者に対する権利の侵害は正当化できないと思う。他人に暴力を働いていない、悪事を働いていない、社会に利益をもたらしている。こういう人の権利を侵す者は社会が許さない。それでも、妬みで悪い風評を流し、その人を陥れようとする情けない者もいる。国内外に1000億円と言われる莫大な資産を隠匿している者がいる。この男は一つ、恩人や友人の権利を侵害し、二つ、陰では金の力で暴力を駆使し、三つ、社会貢献など一切せず自己の利益のみを優先して悪行三昧を繰り返している。こんな悪党を司法が野放しにしている。その人間が「鈴木義彦」であるという。今、ネットニュース数社が鈴木の悪行に注目して取材活動を活発に行っている。本人が行方をくらましているため、取材の手は親族、家族周辺にも及んでいる。鈴木には詐欺、横領、脱税、外為法違反等の犯罪行為があるが不可解にも表立って司直の手はまだ伸びていない。これも時間の問題ではないだろうか。被害者側は鈴木の悪事の真相を掴んでいて数々の確証もあるという。しかし、被害者のA氏は鈴木の反省と謝罪があれば受け入れる用意もあるという器量の持主だそうだ。鈴木は早急に行動を起こさないと親族、家族も世に晒されてしまう。そうなってからでは取り返しがつかなくなる〕

〔民事裁判の多くの事件は、裁判官がどのような事実認定をするかで勝負が決まると言っても過言ではない。つまり、証拠に基づいて判決の基となる事実を認定するという事ですが、中には難しい法律の解釈問題で結論が左右される事件も少なくはないが、殆どが証拠に基づいて認定される。民事訴訟では原告も被告も自分に有利な供述をし、鈴木のように平気で嘘をつくことが少なくない。だからこそ契約書や借用書などの的確な証拠が重要になる。しかし、品田裁判長は明らかにそれらの証拠の検証を怠り、事実認定ではなく法律判断でもなく、裁判官自身の誤った解釈による判断をしたと思う。A氏からの的確な客観的証拠をないがしろにした責任は重すぎる〕

〔FRの社長時代の鈴木には2人の腹心がいた。将棋で言うと飛車と角だ。専務の大石高裕氏、常務の天野裕氏である。天野氏は創業時から、また大石氏は鈴木がスカウトして途中入社だが、それぞれに苦労を共にした主従であったと思われる。そして、専務の大石氏は親和銀行事件に巻き込まれ、有罪判決を受けた後に不可解な交通事故で亡くなった。天野氏は、鈴木が親和銀行で有罪刑を受け、FRの代表権と株主を剥奪されて社会的制裁を受けている時期に鈴木に代わり、会社を切り盛りした功労者であったが、天野氏がクロニクル(旧FR)の会長の時に、裏で会社を仕切っていた鈴木とトラブルになり、その後に不審な自殺(?)を遂げた。鈴木にとっては両腕を取られた形になったが、クロニクルの業績悪化を天野氏の責任とし、自分は裏に隠れたままであった。大石氏については、まだ大石氏が拘留中に何らかの理由で奥さんが、鈴木に頼まれた西から5000万円を受け取っている。苦労を共にしてきた同志の死をも利用した形になった。これが鈴木義彦という獣なのだ〕(関係者より)

〔1000億円という途方もない資産を掴んだ人間の心境とはいかなるものか。鈴木は、汗水垂らしてコツコツと稼いだわけではない。宝林株購入資金と買い支え資金はA氏の資金で、情報も西がキャッチしたものである。鈴木は、宝林株を売却した時の受け皿となるペーパーカンパニーを用意しただけである。金融庁に届けた大量保有報告書にも虚偽記載があった。しかし、株投資で儲けた事は事実であった。およそ約15年前に約470億円の利益を隠匿していた事は証拠が残っている。今や1000億円にもなっていると言われているが、株式投資で100戦100勝という事は有り得ない。鈴木にとっては濡れ手で粟の金なのだ。タックスヘイヴン地域のプライベートバンクに預けておいただけで1000億円に達する計算にはなるが、鈴木はそんな堅実な性格ではないと思う。調子に乗って大きな損失を蒙った時も少なくなかったと想像する。世界中で1000億円の資産を、投資で20年間も運用し続けている人間がいるだろうか。ギネスブックに載るほどの出来事である。いかにタックスヘイヴン地域で管理していると言っても隠し通せるものなのか。これが真実であって表沙汰にされる日が来るのであれば世界中が大騒ぎになる。コロナ禍がワクチンの効力で鎮静化に向かうのであれば、次の世界中の注目は鈴木に集中する事は間違いない。日産のゴーンどころではないだろう。そして、日本は世界中に恥を晒すことになる〕(以下次号)