鈴木義彦の底知れぬ犯罪疑惑を徹底検証する(1)
鈴木義彦を巡る事件の解明が、よりにもよって裁判所(裁判官)に阻まれるという前代未聞の事態が起きた貸金返還請求訴訟を、さらに検証するために、関係者の方々に集まって戴いて座談会を組むことにした。A氏からの借入金、株取引の実態と鈴木による利益の独占隠匿及び脱税、鈴木を取り巻く青田光市と弁護士たち、そして誤った判決等、テーマが広範囲に及ぶため今後も断続的に検証を繰り返していくことにする。
関係者A:訴訟を担当した裁判官のことを先ずは問題にしたい。裁判官が何故、こんな判決を書いたのか。裁判官への批判は過去に例がないほどで「裏取引があったのではないか」という意見も過去最多であり、長谷川元弁護士も最悪の弁護士との声も圧倒的に多いようだ。
関係者B:本当にどうしようもない判決だ。A氏側が提出した様々な証拠書類が証明している事実を悉く排除して「合意書」と「和解書」を無効にするなんて、前代未聞だ。
関係者C:A氏側が途中で訴因を変更して株取引の利益の分配金として鈴木が和解協議で約束した70億円(A氏と西にそれぞれ25億円を支払い、A氏には別に20億円を支払うとした合計額)を追加請求しているが、A氏側に事実の裏付けが無ければ、こんなことはするはずが無いし、和解協議の模様を録音した西のテープには全てが録音されていたことは何人もが聞いているので知っている。A氏の会社の部長が西に言われて録音したが、ところどころがはっきりせず、また裁判当事は西が自殺していて、奥さんにもテープの置き場所が分からなかったようだ。
関係者B:私もそう思う。470億円という巨額の利益を鈴木は独り占めにして、利益が出るたびに海外のプライベートバンクに隠匿していった。こんな巨額の脱税事件に繋がる疑念を抱かなかった裁判官には不信しかない。
関係者A:A氏と鈴木との裁判で鈴木が勝訴したという事は、裁判所が鈴木の言い分の全てを認めたという事ですね。
関係者C:鈴木の主張はいくつもの場面で二転三転しているが、主張の変転は記憶違いや勘違いのレベルではない。時系列や背景を合わせて検証すれば、明らかに悪意があり意図的に嘘をついている事が分かる。その為に矛盾が生じ辻褄も合わなくなる。それなのに裁判官は主張が終始一貫しているA氏を退け、鈴木の主張を採用するという、あってはならない判断をした。おそらく判決文を何度読んでも誰一人として納得など出来ず、それどころか疑問や疑惑が膨らむ一方だろう。
関係者D:ここにいる皆さんが言うように、裁判官は故意に合意書と和解書を排除したとしか言いようが無いが、その理由が分からない。
関係者E:裁判官も裁判所も閉鎖的で、外部には実態が見えない。判決だけが唯一の判断材料になるが、その判決が矛盾だらけだったから控訴しても、控訴審の裁判官たちもまともに審理をしようとせず、一審の判決を丸ごと支持した。判決ではやたらに一審判決の誤字や脱字を指摘していたが、それで真っ当に検証したとでも言いたいのか、許しがたい話だ。
関係者B:それに、あれだけ誤字や脱字が多いということは一審の裁判官3人が判決をほとんど読んでいないという証じゃないか。
関係者F:控訴審では新しい事実しか受け付けないという話を聞いたが、原告側が鈴木の主張や証言を虚偽だと言っても、「審理は一審で尽くされている」と判断したら、裁判官は審理を終結させてしまう。そんな一方的な話があるのか。
関係者A:民事裁判では証拠の捏造などにより誤審も多く、苦情も増えているらしい。同じ誤審でも、最近ではスポーツの試合で要請があればビデオ判定するケースが増えている。裁判は一瞬の事ではないため、例えがおかしいかもしれないが、試合でも正確な判定を求められている時代だし、まして人の人生を左右するかもしれない裁判であれば、国民の期待に応える司法制度の在り方を考えるべきではないかと思う。明らかに歪んだ司法の在り方は早急に是正して欲しい。
関係者B:この貸金返還請求事件の背景に1000億円以上という巨額な脱税疑惑が絡んでいる事は、さっきもCさんが言っているようにA氏が訴因を変更した時に裁判官が着目すべき点だが、そうとはとても思えない。判決で品田裁判長は、平成11年7月30日に西が持参した株取引の利益15億円を鈴木の返済金としながら、その期日を「7月から9月にかけて」と特定しなかった。利益の分配なのか、それとも返済金なのかを全く検証もしないで、何で返済金と決めつけることが出来るのか。一事が万事この調子で、裁判官は株取引に関わる「合意書」と「和解書」までも無効にしてしまった。
関係者F:鈴木は親和銀行事件で懲役2年、執行猶予3年を受けたが、株取引の利益を流用して約17億円という金を和解金として払わなければ確実に実刑だった。100億円以上の融資を不正に引き出したんだから当然だろう。
関係者B:その事件では、鈴木は当時の頭取に美人局を仕掛けて、青田光市に隠し撮りをさせたと鈴木自身が西に語っていた。暴力団や総会屋、右翼と親密に絡んで自分だけが甘い蜜を吸ったが、そうした鈴木の本性が現れている事件を裁判官は全く無視して参考にもしていない。山内興産からタカラブネ株を騙し取った手口なんか、まさに今回の株取引でA氏を騙した手口とそっくりだ。
関係者A:何よりも鈴木側の物的証拠が「確認書」(平成11年9月30日付)一つしかなく、これが便宜的に書かれたもので実体がないことは裏付けがあるというのに、裁判官は現にA氏と鈴木の間で15億円と10億円の現金が動いているために、整合性を取らざるを得ないために止むを得ずだろうがA氏に対する鈴木の債務が存在していると、訳の分からない判決にしている。鈴木はA氏に約束した。株取引を成功させて債務を返済すると。その株取引が成功したことを何故裁判官までもが認めないのか。
関係者D:私も、理由は明確じゃないが、裁判官は故意に株取引の部分を排除したと思っている。そもそも合意書や和解書を完全に無効にしてしまうような判断をする裁判官では忠実に検証を行ったとはとても思えないし、疑惑を追及しようとしなかったことが意図的に行われたとしか思えない。
関係者A:明らかに裁判所の意向や上司の意向に影響されて早期終結を図っている。品田裁判官がこの裁判を担当するまでに2年以上が経過しているから、「さっさと結審しなさい」とでも上層部から言われて、株取引に関わる審理を意図的に排除して、A氏と鈴木の債権債務問題だけに単純化した判決にした。だから矛盾だらけで、鈴木側の主張ばかりを採用してしまった、ということじゃないか。
関係者B:そんな判決を出していたら、誤審と冤罪が無くならないどころか逆に増える世の中になる。
関係者D:裁判所のような組織は、四角四面に物事を考える人が多いのではないかと思う。しかし、裁判官がそういう考えを持っていると、組織や人間は新しく行動を起こすことが出来ない。そういった硬直さは、殆どの場合、長年それでうまくいっていたという思い込みがあり、その方法に固執してしまうからだ。自分の生活を守ることに汲々として、すでに裁判制度が切羽詰まった状況になっている事に気が付いていない。上司の気に入る判決文の書き方ばかりを勉強するようでは、現実の問題点を解決するどころではなくなってしまう。
関係者E:しかし、だからと言ってとんでもなく誤った事実認定をしていいという話はない。判決にはA氏と鈴木の出会いからの経緯は全く反映されていない。A氏からの支援を受けられなかったら、鈴木自身も会社も完全に破綻していた。鈴木が債務の返済にどれだけ無責任で、西に頼っていたか。こうした経緯が裁判と全く関係ないはずがない。出会って以降、A氏は鈴木に対して不利になるようなことを何かしましたか。借入金の返済期日を延期したり、自社の商品を言い値で買って貰っていたのは鈴木ですよ。鈴木の窮地を見かねて助けてやったA氏が何故敗訴するのですか。裁判官は何処を見ていたのか。
関係者C:この裁判では債権者が本人の署名指印(押印)の書類を取っていても、鈴木側の「強迫」や「心裡留保」という訳の分からない主張を裁判官が採用して何の意味もないものにしてしまっている。本当にそれで良いのか。それならば貸した人間がバカを見るだけではないか。困った人を見捨てて放っておけばよいと裁判官は言っているのと同じだ。
関係者C:取材関係者が多くの聞き取りで、何人かはA氏のお陰で成功して、今回の鈴木の件でA氏に金を出している人が3人以上いるようだ。この人たちは、A氏と会わなければ現在はなかったと感謝している。現在のA氏には今後、このような人を助ける資金は無いようで、そういう人材が今後も現れることが無いのは残念だと言っているという。
関係者F:和解協議の場が鈴木に対する脅迫になどならないのは提出された反訳で明らかだし、「和解書」を無効にする根拠に心裡留保を挙げているが、債務者(鈴木)は借りる時だけあらゆるやり方で頼み込むくせに、返済もせずに逃げ回り、揚げ句には株取引で470億円もの巨額の利益を独り占めして平気な顔をしている。そして裁判になれば「強迫」や「心裡留保」で勝てるという悪の判例を作ってしまった。これは深刻なことで、問題の重大さを裁判官は自覚しているのかと思う。
関係者C:鈴木の主張や証言が虚偽だということはすぐに分かるほどで、主張が三転も四転もしたり、辻褄が合わなかったりしているのを、裁判官たちは何故誰も咎めなかったのか。
関係者B:長谷川元弁護士と鈴木が質疑応答で作文した「質問と回答書」(乙59号証)があるが、そこで様々な嘘をついている。長谷川元弁護士の作戦で、鈴木が失言したり証言に矛盾が生じている内容を打ち消す目的で作ったものだ。
関係者C:あれは酷い。酷すぎる。
関係者B:本当に酷い。しかも鈴木の周囲の人間の中で、この裁判の重要人物である西と天野氏の自殺を徹底的に悪用して鈴木の主張を正当化しようと図るなんて言語道断だ。揚げ句に、A氏の人格を捏造して誹謗中傷する道具に使った。裁判官はこの乙59号証の内容で随分判断を狂わせてしまったと思う。これは、今後、再審請求が受理されれば明らかになるが、こんな弁護方法が認められて良いはずがない。一審の品田裁判長を始め2人の裁判官は長谷川元弁護士に完全に翻弄された。この責任は重大だ、絶対にこのまま見過ごしてはいけない。
関係者D:宝林株に始まる株取引は、鈴木が西と共謀して犯したA氏に対する詐欺事件だ。鈴木は今や1000億円以上と言われる資産を海外のプライベートバンクに隠匿しているというのに、事もあろうに裁判所と裁判官がその疑惑解明の芽を摘み取ってしまった。裁判所の腐敗がネットニュースで掲載されて世間の反響が大きく注目を浴びているが、当然だ。
関係者F:読者から再審を求める声は始めからあったが、ここにきて確実に大きくなっているが、そのなり方が普通ではないようだ。誰もがこのまま事件が収束してしまう事だけは無いと信じているが、当然、A氏側では再審を前提に準備を進めていると思う。あらゆる角度から反論主張を展開して、証拠も全て提出して頂きたい。これだけ大勢が注目しているとなれば、裁判官も今度こそ公平公正な判断をしてくれると信じたい。
関係者A:鈴木の犯罪疑惑はこれからもどんどん拡散して行くし、同時に裁判所の腐敗の酷さについてもネット情報に押されて発行部数が減ってはいるが、いずれは大手新聞も取り上げるようになるだろう。この事件は、もっと裏を探れば司法、行政が絡む大事件に発展するかもしれない。我々は、この事件が得体のしれない影の力でもみ消されないようにしっかり監視を続けていなければいけない。(つづく 本誌注:冒頭に挙げた通り、次回より個々の問題について徹底した検証を取り上げます)