鈴木義彦に読者は怒り爆発(47)

〔西は、笑顔が爽やかで物腰は柔らかく、英語を流ちょうに操り、長身で高級感のある背広を着ていて第一印象がすこぶる良かったという。典型的な詐欺師タイプだが、鈴木は寡黙で一見真面目そうに見えたらしい。この詐欺師コンビの司令塔は鈴木だったようだ。西は目先の金に溺れ、鈴木に協力した。鈴木はそんな西を利用し、A氏から莫大な融資を引き出す事に成功した。2人の悪事はフィクションのストーリーのような流れで始まった。この台本を書いたのは極悪人の鈴木だという事を、経験がなく研究心のない無能な裁判官には見抜けなかったのだろう。終始、被告人側の裁判戦略に翻弄され、間違った判決を下してしまった。この責任は再審で償うしかない。被害者である原告に顔向けできないであろう〕(関係者より)

〔裁判官は、頭のいい人が多いのだろうと思う。だから自分の知恵、一人だけの知恵だけで物事を行うから間違いを間違いと気が付かないのかもしれない。そばから見ているとそんな知恵は視野が狭く何の役にも立たない。他人を不幸にするだけだ。自分の知恵が足りない時は自分より知恵のある人の意見を聞くべきではないのか。裁判官のような頭のいい人は、頑固であまり人の言う事をきかないような気がする。正しい事を知るには、正しい事を知っている人に聞けば教えてくれるのではないか。自分は頭がいい、自分の考えは正しいと思い込んでいるような、常識知らずで柔軟性がない人は、他人の生きる道を左右するような裁判官という職に就いてはならない。就かないでほしい。世の中に不公平な判決を受けて人生を狂わせてしまう人が増えるだけだ〕

〔鈴木が徹底して自分の名前を出さず陰に回って操っていた悪質さは、過去に20~30億円の授業料を払って身に付けた保身術かと思ったが、鈴木と株取引でタッグを組んだ西田晴夫という有名な相場師が、証券口座だけでなく銀行口座も持たずに周辺関係者の口座を使い、個人資産は表向きにはほとんどなかったらしく、鈴木はその手法をそっくり真似たのだろうとも言われている。詐欺師というのはそうやって自分の強欲のためにアンテナを張っているものなのだと呆れた。そして西田氏が亡くなり、側近の口座に溜まった資金の所在は誰にも分っていないが、関係者は口を揃えて鈴木がその資金を放置する筈はないと言っているらしい。鈴木はどこまで人望のない人間なのか。そして今回の巨額な資金の横領を考えれば十分に有り得る〕 

〔記事を読んで、やはり恐怖に感じるのは鈴木の周りで「自殺や不審死、行方不明の人間が10人くらいいる」と書かれている事だ。一人の人間の周辺でこれだけ多くの不可解な事件が起きているという事は日常では有り得ない。つまり被害者は鈴木に関係する人物であるという事になるが、この問題は決して放置してはいけない。しかも当人である鈴木が現在も野放しになっているというのは恐ろしい事だ。例えは極端かもしれないが連続殺人犯が捕まらずに逃げ回っているようなものだ。仮に1件ならば、濡れ衣や誤解もあろうが、10人ともなれば事情は全く違ってくる。鈴木が無関係である筈がない〕

〔今回の「貸金返還請求事件」で不当な判決を下してしまった品田裁判長に世間の厳しい目が集まっている。上層部の指示があったとも長谷川との間で癒着があったとも言われているが、品田裁判官自身の人間性がもともと出世の野望が強すぎるようだ。事件を見るのではなく組織を見ていたという事なのだろう。それではまともな審理など出来る筈もなく、あまりにも偏った結果に世間の目が厳しくなっているのだ。今はネット社会であり、わざわざ裁判所の傍聴席に座らなくても、正義感のあるサイト運営者と取材班によって事件の全貌が明らかにされどんな裁判が進行されたのか、取材班の根気強い活躍によって白日の下に晒される時代である。これは単純な事件ではない。どういう結末を迎えるのか益々注目を浴びる一方だ〕

〔長谷川元弁護士は、鈴木とは同類の人間に映る。弁護士としての手腕は良いのか悪いのか知らないが、人間的には失格者だ。この裁判に限らず、鈴木という人間を擁護し続けたということは、鈴木と同じく私欲を優先し、他人は勿論、家族への情愛も持たず、家族から疎まれているのではないか。お前ら2人は、今まで自分一人で生きてきたと思っているのか。お前ら2人が傲慢な人間だという事は解っている。このままでは誰にも言えない、どこにも出せないカビの生えた札束を抱いて、家族に看取られることも無くあの世に行くだろう〕

〔「役人根性」という言葉をよく聞く。この記事を読んでいて裁判所という役所と裁判官という役人にはがっかりさせられた。中には立派な信念を持って職務を全うしている裁判官もいると思う。しかし、今の裁判所の事情を危惧している人や、近未来に対して不安を書いている人の殆どが元裁判官なのだ。この現象は何を表しているのか。元エリート裁判官だった人もいる。何かの理由で出世街道から落ちこぼれて妬みで書いている人もいるかもしれないが、それにしても裁判所の評判は、あまりにも芳しくない。裁判所で優秀な裁判官と言われる人は、実は上司の顔色ばかりを窺って、出世の事ばかりを考えている「ヒラメ裁判官」だという事は真実なのだろう。この裁判の経緯と結果を見ていると納得できた。これは、この国にとって三権分立を揺るがす一大事ではないのか〕

〔鈴木やその周りの人間は裁判で勝って3年以上も経過しているのに、ここまで世間の批判を受ける現実に驚愕していることだろう。しかし、何年経とうが鈴木のやった事は時代に関係なく悪質過ぎるのである。そして悪徳弁護士と結託して無理矢理に勝訴をもぎ取り、未だに何ら問題解決をしないまま逃げ回っている事がここまで非難される一番の原因だ。しかし不思議なのはなぜ鈴木の周りで報道に反論する者がいないのかという事だ。恐らくは鈴木自身が反論する事ができないという事実を知っているため止めているのかもしれない。それとも鈴木が非難されていても本人に代わって反論してくれるような人物がいないのか。情けない限りだ〕

〔西は、A氏から323億円と言う途轍もない金額を借りていたことが「債務確認書」で証明されている。これは鈴木がA氏から借りた金額よりはるかに多いのではないか。鈴木から受け取る予定だった株の配当金をA氏に譲渡した金額が含まれているとしても、そんな金は合意書に違反したことで鈴木と共に受け取る権利が消滅している。これをどのようにして返済する気で確認書を書いたのか。A氏にとっても確認書がどういう意味を持っていたのかとも思う。鈴木と知り合うまでに西の債務は100億円以上あったらしいが、それさえも一銭も返済していない。女房に銀座にクラブを出させたり、女房の実家があった秋田の角舘に豪邸を建てたり、韓国クラブの愛人に自宅を建ててやったり、それ以外にも無茶苦茶な事をしてA氏からの支援金を浪費している。この男も人間として最低な奴だ。遺書に後悔や謝罪の気持ちを書いても同情の余地もない。鈴木の一連の裏切りもこの男に大きな責任がある〕

〔鈴木は自分が頼み事をする時に他人の心をつかむ術を心得ている。例えば、「土下座する」「涙目になる」「一生恩に着ます」「一生忘れません」「貴方の為なら何でもします」と平気で言える。この記事を読んでいて私が一番許せないと思ったのは、株取扱の買支え資金を懇願した時に「この願いを聞き届けてもらえないと、今までの借金も返せなくなります」と言った事だ。ある意味、A氏の一番の泣き所を突いた言葉だ。債務を一切返済していない事を盾に交渉を成立させようとした狡猾さは絶対に許してはいけない。このような仕草や言葉を使って他人を騙すのは詐欺師の常套手段だが、人として最低の言動だ。これだけでも万死に値すると思う〕

〔法廷内で「裁判でこんな事を言ったら裁判官の心証が悪くなるのではないか」という心配は不要という事か。長谷川弁護士の主張や態度は正に嘘や誹謗中傷など名誉棄損にあたるような内容であり、恫喝があったにも拘わらず、多少は注意されたとしても問題視されていない。ならば、長谷川の主張や態度に不服があればその時点で処分の訴えを起こせばよかったのかもしれない。認められるかどうかは別として、裁判官の顔色など窺う必要はなく、どんどん主導権を握る強気な戦法が必要だった。明らかに弁護士としての品格に欠け不快に感じた場合は我慢する必要はないのではないかと長谷川の戦術を通して思う。その辺りも原告代理人が強かに対応しなかったのは力不足であり、被告代理人との経験の差もあるのだろう〕

〔「駄目だと分かっている事は決してやってはいけない。自分の内心に恥じることはやってはいけないというのが生き方の根本だ」と書いている本があった。しかし、言うのは簡単だがそんな人は少ないと思う。世の中、駄目なことほど魅力がある場合が多いのではないか。誘惑に負けてしまうのが人間らしいとも言える。それでも絶対にやってはいけない事がある。それを忘れると周りから「人でなし」と言われる。鈴木は、自分の内心に恥じていないのか。自分のやっている事は正しいと思っているのか。自分の物でもない莫大な資産を命がけで守っているのは何のためなのだ〕(以下次号)