鈴木義彦に読者は怒り爆発(45)

〔西は志村化工の件で平成14年2月27日に逮捕され、6月に保釈された。そして平成15年9月に懲役2年、執行猶予3年の刑が確定した。鈴木は、志村化工株事件で西が逮捕される直前まで「西会長の言う事は何でも聞きますから私の名前は出さないでほしい」と土下座して懇願したくせに、西の有罪判決が決まると、態度を一変させた。鈴木自身の執行猶予期間が終了したこともあったに違いない。これが悪党と言われる鈴木の本領発揮だ。自分の立場が弱い時は諂い(へつらい)、立場が逆転すると居丈高になる。鈴木は道義を知らない最低最悪の人間なのだ〕

〔過去に証券業界を騒がせた人間の本を読んでいると、やはり、動いている資金の桁の違いに驚く。全盛期は「北浜の若獅子」とか「兜町の風雲児」とか「カリスマ相場師」と呼ばれているが末路は殆どが事件師、詐欺師と呼ばれて悪党扱いされている。投資家も儲けさせてもらった時は「神様・仏様」と崇めるが、負けが続くと罵声を浴びせ、詐欺師扱いをする世界なのだ。しかし、彼らは投資家を儲けさせるために努力しているのだ。株の相場が立っているときの集中力は流石と思わせる。そして夜の交遊も半端ではない。銀座の高級クラブは当たり前で、大物政治家や大企業の社長、日本のフィクサーと呼ばれる人間とは新橋、赤坂の一流料亭で会食。投資顧問というのは人気商売で人脈作りも大事な仕事らしい。何よりも相場に勝たなくてはならないので情報収集が大切なのである、赤坂、銀座を1日何回も往復することは珍しくないという。鈴木や西の様にA氏を騙した金で飲んでいる輩とは全く違うのである。この2人は、株取引においても偽物だった事がよく解った。しかし、鈴木はA氏を裏切って、今や兜町のヒーローたちよりもはるかに多い1000億円以上という資金を隠匿しているのだ。考えてみると、鈴木はただの泥棒野郎だ。使えない資金をいくら持っていても意味がないという事に気が付かないのか。もったいない話だ。余談だが、投資ジャーナルの中江滋樹でも運用資金は全盛期で約780億円だったそうだ〕

〔鈴木の周囲で10人近くの人間が自殺したり、事故に遭ったり、殺されたり、行方不明になったりしている。その度に鈴木の金銭絡みの出来事が闇に葬られている。これだけの莫大な資産を国内外に隠匿する作業を1人では出来ない。多くの人間の協力が必要なはずだ。その協力者が全員この世にいないのだ。これが偶然である訳がない。何度も同じような事が起こる事を偶然とは言わないだろう。鈴木は単に冷酷で無慈悲なだけの人間ではない。強欲で恐ろしい悪魔なのかもしれない〕

〔裁判官の報酬には1~8号の区分があるらしい。8号から4号までは誰もがほぼ平等に昇給する。問題はその先で任官後20年を経た頃に3号以上に上がっていく者と、4号のまま据え置かれる者とが振るいにかけられる。4号で地方都市勤務者の年収は2010年5月当時で1382万円、1号で都市勤務者は2164万円、その差は約800万円でこれが10年以上続くと1億円の開きになる。退職時の報酬を基に算定される退職金や恩給を加えたら莫大な差が出る。問題は、こうした裁判官の昇給や転勤は誰がどのような基準で決めるのか、一切明かされていないという。裁判官は正しい判決文、公平な判決文を書くために精進している場合じゃないという。上司に好まれる判決を書いて、ゴマスリ判決が横行するようになる。その考え方が冤罪や誤審、誤判を増やす原因になっている〕

〔鈴木は、一種の精神病かも知れない。猟奇殺人を犯した犯人をサイコバスと呼ぶことがある。サイコパスとは①良心が異常に欠如している。②他者に冷淡で共感しない。③慢性的に平然と嘘をつく。④自分の行動に対する責任が全く取れない。⑤自尊心が過大で自己中心的。⑥口が達者で表面的には魅力的、という人間で一種の精神病だと言われている。勿論、猟奇殺人と今回の事とは比較してはいけない事は承知しているが、鈴木の過去を含めた言動はサイコパスと同一ではないか。こんな人間を放置していてはいけない〕

〔品田幸男裁判官の経歴がネットニュースに掲載されているのを読んだ。そこに裁判官としての評価も記載されている。どこの誰が調べて書いたのかは知らないが、「裁判所のホープで、いずれは裁判所を背負って立つ期待の星だ」と紹介されていた。品田裁判官は平成20年に地方の裁判所から東京地裁の判事に着任している。その後、最高裁行政局第2課長、最高裁行政局広報課付東京地裁判事等を歴任しながら平成28年12月に東京高裁判事に栄転している。着々と裁判所のホープとして出世の足元を固めていたように映るが、平成29年7月に東京地裁判事に降格されている。平成27年7月8日に提起された貸金返還請求事件(ワ)第18938号〕の裁判長を審理の途中から務めている。正に、A氏が提訴した当該の裁判である。この裁判の1審の判決は平成30年6月11日だった。A氏が控訴したが、平成30年11月28日に控訴棄却で結審しているが、品田裁判官は1審の判決を下した約1年前に東京地裁に格下げされている。それも7月だから定期異動ではないと思う。優秀な裁判官という評価に有頂天になって自惚れていたのではないか。品田裁判長が1年間に担当する裁判が何件あるかは知らないが、余りにもタイミングが合うので驚いた。裁判所の中でも品田の誤審や誤判に気が付いた人がいたのだろう。何かが裏で動いた。「ゲスの勘繰り」かもしれないが、今後、A氏と鈴木の裁判の誤審や誤判が品田の人事に影響するのは間違いないのではないかと思ってしまった。高裁の3人の裁判官も、「触らぬ裁判に祟りなし」という思いで短期間に済ませてしまったのではないのか。本来ならば1審の誤審を取り返す為に2審で時間をかけて真実を解明すべきだった。それをしなかった高裁の裁判官も処分に値する。裁判所に関しては方々でかなり悪い風評を聞く。「火のないところに煙は立たない」と言うように品田裁判官のこの降格人事も、私の勘繰りが当たっているかも知れない。やはり、降格されるほど間違った判断が多かったのだ〕(取材関係者より)

〔国内外に分散している鈴木の巨額な利益が追及され、横領や隠匿である事実が早く裏付けられないものか。利益を違法に海外へ流出させ隠匿しているのは明らかで、口座の名義人であるペーパーカンパニーの一部でも表面化すれば鈴木の財産として凍結される。一旦凍結されると最低30年間は解除されることはなく、その後に国庫に没収となる。現在では1000億円以上といわれる巨額な資金を鈴木は隠しているが、国税や金融庁ほか捜査機関が動いた途端に鈴木は相当な罪に問われ実刑は免れない。鈴木はその瞬間をただ黙って待つつもりか。ギリギリかもしれないが、そうなる前に謝罪するべき相手に謝罪し返すべきものを返したらどうか。それでも表を向いて生きられる話ではないが、鈴木が最低でも取るべき対応だ〕

〔裁判所について恐ろしい事を聞いた。「昇給させるための予算配布を受けていながら一部の人事を遅らせることで予算が余る。それが年間で億単位の裏金になり、学者連中が最高裁批判をしないようにするための工作費になっている」と言うのである。それが事実ならば正に裁判所は不正の宝庫ではないか。こんな人間達に罪を裁く資格は無い。ここにメスを入れるのは誰なのか、警察や検察庁では信用できないとすると、この国の将来は真っ暗闇だ〕

〔鈴木は、霜見誠(故人)を表の顔にしてジャパンオポチュニティファンド(JOF)を組成したが鈴木の名前は表に出なかった。しかし、当時クロニクル(旧FR)の代表取締役だった天野氏と、ファンドマネージャーの霜見はオーナーが鈴木だという事を知っていた。JOFはクロニクルの社債を13億円分引き受けた。そして鈴木はその13億円を個人で流用した。そのからくりは当然天野氏が知っていた。JOFはクロニクルの大株主になった。そしてJOFはクロニクル以外に目立った動きは無く活動していた痕跡はないという。そのJOFのファンドマネージャーを任されていた霜見は300億円という資金を運用していたという。その300億円は紛れもなく鈴木が隠匿していた宝林株ほかの利益金を横領したものである。天野氏と霜見が健在ならば鈴木の嘘の一端は暴かれていたはずだ〕(関係者より)

〔裁判官が鈴木側の主張を支持して「合意書」を無効にしたのがこの裁判の行方を決定付けた。鈴木が西の紹介でA氏と会い、窮地を助けられた経緯を書いた訴状を全く読んでいなかったのではないかと疑いたくなる。親和銀行で逮捕されるまでの鈴木の資金繰りの異常さは誰が見てもおかしい。それまでの高金利での借り入れに行き詰まり、債権者からの厳しい取り立てに困窮し、会社も個人も風前の灯火だった時期にA氏からの融資で命を救われたこと。そして、親和銀行で逮捕されることを知りながらA氏の情に縋り、現金8000万円と売り先があると嘘をついて高額商品の数々を持ち出したこと。A氏は必死の形相の鈴木を不憫に思い協力した。そして鈴木は拘置所に逃げ込んだのである。さらに、本来ならば出所してすぐにA氏に挨拶に行くべきところを、西の発言では「愛人宅でヤケになって毎日酒浸り」とは何事だ。この行動を見ても鈴木が「人道をはずし、義理を欠く悪党」だという事が解る筈である。そして、保釈後に西のお膳立てによって作成したのが株取扱の合意書である。この流れを見れば全てがA氏の温情だけで鈴木が生きていられたことに気が付くはずだ。この経緯を理解せず、株取扱の知識もなく「合意書」を無効とした裁判官の責任は重大かつ深刻だ〕

〔鈴木は、親和銀行事件で実刑を受け、懲役3年、執行猶予4年の刑が決定していた。鈴木は、逮捕され起訴された後にFRの代表取締役と株主という立場から退かなければならなくなった。この時の鈴木は、社会的にも制裁を受け、表立った行動もできず、逮捕直前にA氏の温情に縋って借りた資金だけを頼りに日々、途方に暮れていたのだろうが、その時、西が宝林株の売却話の情報をキャッチした。西がA氏から購入資金の協力を取り付けるまで鈴木は西の陰に隠れて状況を観察していた。そして、A氏の支援で宝林株の購入が決定すると、裏方に回ってじっくり今後のプランを練った。しかし、鈴木と西には宝林株を価格上昇に導くための資金がなく、株価も停滞してしまった。そこで、西と一緒にもう一度A氏に買い支え資金の援助を頼みに行った。鈴木は、熱弁を振るってA氏を説得し、合意書を交わすことでA氏の了解を取り付け、資金協力を承諾させることに成功したのだ。鈴木は約3年間で2度A氏に命を救われたことになる。裁判官は、この経緯を完全に無視して合意書を無効としてしまった。株取扱いに関しての訴訟はこの時に終わったのも同然だった。裁判官の責任が問われるのは当然だ〕

〔裁判所は昔と異なり、今日は事件処理の迅速性が優先され、適正な手続きが守られていないそうだ。判決文が定型外だったり、複雑になる事を避けるために当事者の証拠提出を妨害することがあるという。証拠さえ提出されなければ、定型に従って機械的(コピー&ペースト)で処理できるからである。裁判所の中で何が行われているのかをチェックする機関は無いのか。これでは公平な裁判など望めない〕 (以下次号)