鈴木義彦に読者は怒り爆発(42)

〔鈴木は、今何処にいるのだろうか。国内なのか、それともタックスヘイヴンの地域にいるのか。いずれにしても隠れていたのでは物事は何も進まない。裁判に勝ったからと言って、何も解決していない事が分っていないのか。ネットニュース数社に鈴木の悪事が掲載され、世間から大きな注目を集めている。取材攻勢も激しくなり、読者からの反響も多いらしい。家族もこれからが大変になる。大悪党と言われているが、鈴木には何の言い分も無いのか。黙っていても嵐は去らない。風当たりが益々強くなるだけだ。少しは家族の事を考えてA氏と会うべきじゃないのか。A氏は筋を通して誠意を見せれば理解を示す人である事はお前が一番知っているはずだ。長谷川も今は同様に思っているはずだ。長谷川も自身の今までの弁護士活動の集大成を、こんな形で終わらせたくはないはずだ〕

〔鈴木は今、泥で作った舟で川を渡っている気分ではないかと想像する。信頼できる船頭もいない。積んでいる荷物は途轍もなく重く、泥で作った舟では到底耐えられない。向こう岸につくまでは遠すぎる。誰が考えてもこのままではこの船は沈むという事が分かる。荷を捨てて船を少しでも軽くして元の岸に戻らないと全てを失う事になる。行くか、戻るか。鈴木はどの道が正解かを即断しなければならない。これを間違えれば荷物もろとも全てが水の泡と消える。3人で会う時は特にA氏に「私の男気を見てください」等、男らしい言葉をよく使っていたようだが、時には鈴木の男気を見せるべきではないのか。自分を第三者として考えたらすぐに分かるはずではないか。自分のやったことが全て上手くいったと思っているだろうが、どれだけの悪党でも気になる時が必ずあるはずだ。全く本当に気にならなければ生きている価値はない。多くの人間の恨みを払拭して家族にも問題が無いようにすることが、残された人生、幸せだと思わないのか。それが分からないようなら、お前も家族や身内も今後にいい人生は有り得ない。よく考えなさい〕

〔弁護士という職業には以前から多くの疑問を持っている。刑事裁判では極悪非道で冷酷残忍な犯人の弁護、犯人が未成年だという事だけで被害者が泣き寝入りをしなければならない凶悪な事件の犯人の弁護、ロッキード事件等の政治家絡みの事件。自選国選の違いがあるにしても何故こんな事件に弁護人が必要なのかと思う。解りやすいのはオウム真理教による犯罪だが、この事件にも今や史上最悪と言われる長谷川弁護士も弁護をしていた。この人間は本当に金次第の人間で、今回、懲戒関連の記事が出た後に弁護士を辞めているが、これで問題はないと考える程度の人間としか思えない。弁護する余地はないと思うが「人権」という権利が何時も邪魔をする。99%有罪が決まっていて死刑か無期懲役のどちらかの罪状がほぼ決定しているのに、弁護士が罪一等の減刑をさせる為に弁護することに何の意味があるのかといつも自問自答している。また、民事裁判では今回の裁判の様に報酬額の魅力だけで依頼を受け、屁理屈をこねながら悪人を勝訴させる。裁判官が無能な事もあるが、これは加害者と同等、それ以上の責任を負わなければならないと考えるのは間違いなのだろうか〕

〔鈴木の代理人平林と青田は問題を解決しようとする考えなどさらさら無く、むしろ問題を大きくし修復不能にまでしてしまった。そして平林のその姿勢は裁判でも続き、A氏の納税申告を引き合いに出し「鈴木に巨額の貸付をしたと主張しているが、1000万円台の収入、財力なのに貸付資金の出所は何か?」とほとんど言い掛りとしか言いようのない求釈明を連発した。この時A氏は「一部ではなく、全てを調査して下さい」とまで言っている。平林は逆に合意書に基づく株取引はないと主張し、資金に困窮していた鈴木がどうやって親和銀行事件などの和解金やA氏に返済金として渡した25億円が出て来るのかの説明もしていないし、もちろんできない。裁判官は公平に判断したら当然その疑問が生じたはずだ。その出所にこそメスを入れるべきではなかったか〕

〔鈴木、人生は他人によって支えられ、他人によって滅ぼされる。今まで他人にしてきたことが二倍にも三倍にもなって降りかかってくる。お前のような奴は、間違っても良い事が降りかかってくることは絶対にない。他人を裏切り続けて来た報(むくい)からは逃れることは出来ないと思え。早く悪夢から覚めて残りの人生を安らかに暮らすことを考えるべきだ〕

〔鈴木は、自分勝手な事ばかりを優先して、世話になった人や大事な友人の事を疎かにしている。お前は自分の命が何時まで続くか、あと何年元気で生きていけるかを考えたことがあるのか。「嫌われ者は世に憚る(はばかる)」と言うが、お前は今のままならきっと「病苦を背負いながら世に憚る」だろう。莫大な資産を隠匿していても何の幸せがある。いくら金があっても自分一人では生きていけないという事に早く気付け。そんなに時間は残されていない〕

〔A氏は一審の判決を不服として当然の事ながら高裁に控訴したが、高額な控訴費用を取られただけで全く無意味だった。一審の判決に対して不服があるから判決の確定を遮断して新たな判決を求めて不服申し立てをするというのに、控訴理由書以外に新たな主張立証も出来ず、わずか数カ月の審理で結審し判決が下されてしまった。一般的には高等裁判所は多数の事件を抱え多忙であり短期間に結審してしまい、原審通りの判決が出される割合が7割と言われている。刑事事件の二審では、一審判決が逆転するとその裁判官が冷遇される傾向があるとも言われている。民事の背景は分からないが、今回の鈴木事件でも組織の事なかれ主義が優先されたとしたら、司法の体たらくさと闇の深さは異常であり日本の恥である〕

〔世の中には男と女しかいない。男は「漢」とも「侠」とも書く。漢は「熱血漢」「正義漢」を表すときに使う。侠は「任侠」を表すときに使う。「任侠」はヤクザという意味ではなく、人の為に何かをする。困っている人を見ると放っておけない性格の男のことを言う。鈴木はA氏の事を「男として一目も二目も置いている」と手紙に書いているが、鈴木には「男として」という言葉を使う資格が無い。A氏は「男」であり、「漢」であり「侠」だ。A氏と鈴木は人間として「天と地」の格差がある。A氏は「好漢」であることから大抵の事は許してくれるだけの器量を持ち合わせていると思うが、今回の鈴木の所業は人間のする所業ではない。「悪漢」の鈴木はこの世にいる資格が無い。絶対に許してはいけない〕

〔鈴木は最初から株の購入資金をA氏は一切出していないという形にしたかったとしか思えない。それが最も自分に都合が良いと分かっていたからだ。宝林株の大量保有報告書の出資者を紀井氏の名前で勝手に虚偽記載したことから明白だ。そして海外のペーパーカンパニー名義の口座に利益金を移動させ隠匿し続けていた。最初から利益を上げた時の対応を準備していた行動である。計画的で悪質な詐欺である。和解協議やその後の電話ではA氏の出資を認めてはいるものの、裁判では嘘をつき通している。A氏に宛てた手紙でも明らかに分かるのだが、裁判では何の検証もされず有耶無耶で終わっている。株取引の資金をA氏が出したという事実を裁判官が認めていれば判決は大きく違っていた筈で、裁判官の株に対する追及の甘さに多くの疑問が残るばかりである〕

〔長谷川弁護士は、巧妙で卑怯な裁判戦術に加え、裁判官の性格や特徴をしっかり掴むための情報収集をしていたのではないだろうか。裁判官が変わる度にその部分にも力を入れていたと思う。そして品田裁判官が時間を掛けずに早急に終了させるために配属され、株取引の部分を深く検証しないだろうと踏んでいたとしたら…。そう考えると何もかも長谷川が先を行っているように思えてくる。そして憎らしい程の手腕を発揮したように見えるが、しかし、それは裁判官が真実と虚偽を見分ける洞察力に欠けていたからだ。真相は分からないが、誤った判決を出しても問題としない裁判所の在り方にこそ問題がある〕

〔鈴木が署名押印(指印)した合意書(平成11年7月8日付)、A氏が決算時に便宜上書いた確認書(平成11年9月30日付)と確定日付のある借用書(平成14年6月27日付)、和解書(平成18年10月16日付)の4点はいずれも裁判を決定する重要な証拠書類だが、一審の裁判官は様々な理由をつけて鈴木側の主張を支持した。これは酷すぎますね。控訴審の裁判官も盲目的に一審の判決を支持した。裁判官たちに何かあったのでしょうか。6人が6人共間違えることなんて、有り得ないことで、その理由や隠れた背後の事情を突き止める必要がある〕

〔鈴木は隠匿している1000億円以上の資産のうち現金は全てタックスヘイヴンのペーパーカンパニー数社の名義でプライベートバンクに預けていると思うが、50口座に分けていても20近いプライベートバンクが必要になる。日本では考えられないが、タックスヘイヴンの地域や国は鈴木の個別情報を厳秘する。資金(資産)を日本に移動する場合は日本の税法に則って課税されることになるが、どんなに節税方法を駆使しても資金を頻繁にかつ多額に国内に移動すれば、それだけで当局に注目され調査が行われるから、鈴木は原資となる部分は動かせないはずだ〕(以下次号)