鈴木義彦に読者は怒り爆発(41)

〔人間は、一度に容易く(たやすく)大きな利益が得られると、そこでその人間の性格が出ると思う。「誰のお陰で儲かったのか、何が原因で利益が得られたのか」という事を考える人と、「自分に能力があったからだ、この利益は自分一人で得たものだ」と考える人とどちらが多いか。鈴木は典型的に後者だが、常識的に考えると前者の方が多いだろう。鈴木は、宝林株の取引以前もA氏に莫大な資金を借りて一銭も返済していない。親和銀行事件で逮捕される直前に8000万円の現金を借り、3億円の宝石、絵画を委託商品として持ち出しているのだ。何という神経を持った悪党なのだ。とても常識では考えられない。こういう人間はどんな方法で懲らしめればいいのか。警察は民事不介入なんて呑気なことを言っていると豊田商事事件のように大事件に発展する〕

〔長谷川元弁護士は、自分のしたことに心を痛めたり、あれこれ思いを巡らしたりしないものなのか。弁護士と言うのは裁判に勝つことが使命だと思うが、今回の裁判の様に鈴木の悪事の数々を知っていながらA氏を口汚く誹謗中傷し、ありもしない事を捏造して裁判官の心証を著しく悪くすることに何の正義があるのだ。「一寸の虫にも五分の魂」というが、鈴木には五分の魂も無い。そんな人間を救うことを長谷川は悪行とは思わなかったのか。これからでも遅くない、鈴木を説得してA氏と会う事で責任を果たすべきだ。この決断には強い意志が必要だが、長谷川の人間としての評価はこの判断で決まる。多くの秘密を知られている鈴木は絶対に従うだけでなく、将来感謝することになるであろう。今のままでは長谷川も鈴木も青田も今後いい人生になることは無いと断言できる〕

〔弁護士にもいろんな人がいる。司法試験に合格して弁護士資格を取得し、弁護士事務所に所属して経験を積んで一人前になっていく所謂「イソ弁」が一般的だと思うが、裁判官を退職して弁護士になる人、検事を辞めて弁護士になる所謂「ヤメ検」と言われる弁護士もいる。特に検事時代に検事長、特捜部長、検事総長を歴任して弁護士になれば、一流企業の顧問弁護士に就任して検察庁に影響力を残しながら財界、政界で暗躍する弁護士が多い。一流企業が関わる事件は企業側の顧問弁護士が「ヤメ検」である事が多い。日本では裁判所、検察庁、警察は現役時の地位や出身大学の先輩、後輩の絆で繋がっていることが多い。「忖度」が多いのではないか。誤審や冤罪は日常茶飯事に発生しているような気がする。法治国家の名が恥ずかしい〕

〔鈴木は、顔は人間であるが、心は獣の様に義理人情を弁えない(わきまえない)人でなしだと思う。これだけ悪巧み(わるだくみ)に関してあれこれ考えをめぐらせる頭脳があるならば、A氏に対して申し訳ないという気持ちを持っていると思う。謝罪しないという事は鈴木なりの言い分があるという事なのか。あるのなら出て来て堂々と発言すればいいではないか。それとも隠匿している資産を一銭も手放したくないのか。心得違いも甚だしい〕

〔A氏は鈴木との直接の対話を望み、費用をかけて鈴木の居場所を探したがその気持ちが通じず、やむを得ず提訴して鈴木の反省を促した。しかし、鈴木はA氏の意図が理解できず自分の都合の良いように嘘をつきまくった。そして平林弁護士や青田を代理人に指定したことでわずかに残っていたA氏との人間関係までも崩壊させた。裁判でも平林弁護士は相変わらず訳の分からない論理を繰り返し、裁判を混乱させるばかりだった。何故、鈴木は平林の無能さを知りながら代理人弁護士として選任したのか理解に苦しむ。長谷川元弁護士が協力しなければ間違いなく鈴木の敗訴に終わっていただろう。長谷川元弁護士の狡猾な裁判戦略に助けられたが、果たしてこれでよかったのか。この事は、A氏とA氏の関係者の怒りを一層掻き立てる事になった。間もなく鈴木の居場所も判明し、長谷川や鈴木の家族の顔写真もネットニュースに掲載されるだろう。家族もろともお前達の地獄の日々が始まると思え〕

〔裁判には専門用語で「トンデモ判決」という言葉があるそうだ。この言葉は、誰もが予想しない間違った判決が下された時に使う言葉だそうだ。裁判官や裁判官の間では結構使われることが多いらしいが、それは誤審が多いという事だ。今回の裁判は、正に「トンデモ判決」だ。これを聞いた原審、二審を担当した裁判官6人はどのように思うだろうか〕

〔日本の刑事事件は検事が起訴すると決めた時点で有罪が99%決定していると言われている。裁判官は検察側の求刑に対して多少の情状を加えて判決を下す。求刑通りの判決が下されることは稀である。民事裁判では検事の取り調べという手続きは無く、口答弁論は書面で準備しなければならない。弁護士は準備書面というものを用意しなければならない。訴訟法の建前では当事者は口答で主張しなければならないが、複雑な内容を正確に語るのは難しいので、事前に書面が用意される。正に「質問と回答書」(乙59号証)が弁護士の事務所で作成された理由はここにある。裁判官は準備書面を読んで、事実関係を把握し、整理して、理由と結論を書くわけだが、きちんとした判決文を書けない裁判官は準備書面をコピー&ペーストして判決文にしてしまうという。言うなれば弁護士が判決文を代筆している様なものだ。長谷川弁護士のような狡猾な弁護士は、裁判官のそうした行動を見越して、なるべく判決文に近い形で準備書面を書くらしい。当事者同士では結論が出ないために公平公正な判断を裁判に委ねるのではないのか。裁判所がこの様な為体(ていたらく)を繰り返すなら裁判をする意味がない。これでは三権分立の意味がない。日本の憲法は建前論だと言われても仕方がない〕

〔西は、鈴木と知り合った頃は自分も資金繰りが困窮していたのだろう。A氏にはブラックマンデー以降、莫大な損失を与えながらも資金支援を受けていた為に、もうA氏には頼めない状態だったと思う。そこで鈴木の相談に乗ってもらう振りをして自分の資金繰りにも流用しようと考えたのではないかと思う。鈴木との間ではA氏を紹介する手数料等の約束があったのではないか。西はこの時点で鈴木に弱点を掴まれてしまったのではないのか。そうであれば、鈴木の西に対する言動が納得できる。西は常に鈴木にコントロールされていたような気がする〕   

〔鈴木には大きな追い風が吹いた。最初の宝林株で予想もしない大きな利益を得たのである。勿論、A氏の購入資金と買い支え資金の援助があり、西田晴夫との出会いがあったにしろ約160億円という利益が上がった。経費を引いても一人50億円くらいの利益配当ができる状況にあったが、A氏には西を使って誤魔化しの報告をさせ、利益を15億円としか明らかにしなかった。鈴木は西を裏切らせたことで利益を確保することに成功し、他の銘柄でも荒稼ぎをして利益の独占に走った〕

〔鈴木は、間もなく強い恐怖を感じたり、恥ずかしい思いをして体中から冷や汗が流れるようなことが起きるだろう。お前を恨んでいる人は沢山いる。今まで他人を苦しめてきたことを思い出せ。散々利用してその褒賞も与えず、使い捨てにする。血も涙もない仕打ちをした報いは必ず受けなければならない。それを因果応報と言う。愛人とパラダイスを味わう様なことが続くはずがない。お前のような生き方をしてきた奴は何時か独りぼっちになり、誰も頼るものが無くなる。その時、自分一人では何もできない事を痛感するだろう。それは大事な人を苦しめている罰だ。心を痛めてあれこれ悩むより、周りを気にして他人の様子を窺っているより、早く決断する事がお前自身を救う事になる〕

〔「裁判所」「裁判官」という言葉を聞いて、どんなことを想像するだろうか。「裁判官は公平な判決を出さなければいけない。なので、裁判官は誠実な人ばかり」といった感じで、全幅の信頼を寄せている人が多いだろう。残念ながら現実は違う様だ。「最高裁事務局総局民事局付」などを歴任して周囲から「裁判所のエリート中のエリート」と呼ばれた元裁判官は、「国民の期待に応えられる裁判官は、今日ではむしろ少数派。また、その割合もすこしずつ減少している」と言っている。「裁判所は中立で裁判官は優秀な人ばかり」と信じていた裁判所という組織は、世間を非常に驚かせるほど腐った組織の様だ。以下に驚愕の事実を抜粋して書いてみると、①最高裁の判事、最高裁の長官らの上層部が人事を握っていて、それ以外の人達は「なぜ自分が左遷されたのか」という理由さえ分からない。なぜ、分からないかと言うと、誰もその理由を言わないから。②左遷される理由の一つに「判決の内容」が挙げられる。判決の内容は間違っていなくても上層部の気に入らない判決を書いたという理由で人事に影響する。③裁判所には「自分の意見が言えない」といった空気が蔓延しているので組織が硬直している。④裁判にも誤りがある。刑事事件の再審問題などで取り上げることが多いが、民事事件にも多くの誤審がある。⑤裁判官は、社会常識に適合した事実認定を心掛けるべきだ。⑥証言調書に書かれていれば、その通りに認定しても上級審で批判はされないだろう。そんな安易な感覚で判決文を書いているような裁判官もいる。⑦ある弁護士は、裁判官に対しては「言葉も知らない幼児にものを教えるぐらいの感覚で接するように心がけている」と言っている。⑧上記の弁護士は、裁判官によっては「馬鹿にするな」と思う人がいるかもしれないが、弁護士にはそれぐらい「裁判官への不信感があるということを心に留めておいて欲しい」とも言っている。⑨2000年前後までは、本を書いたり、研究をしている裁判官に対しても「いいんじゃないか」という雰囲気があったが今は違う。極端に言えば研究をしているだけで「けしからん」という事になる。⑩周囲から「この人は出世するなあ、高裁長官になれるはず」と思われていても、ただ研究しているだけで、高裁の裁判長で「塩漬け」にされる。⑪最高裁の判事は15人。内訳をみると裁判官出身が6人、弁護士出身4人、検察官出身2人、行政官出身2人、法学者出身1人。研究しているだけで、裁判官出身6人の枠に入る事が出来なくなる。⑫「国策に逆らう様なことを書いた」といった理由ならまだ理解できるが、自分が興味を持っている事を書いたり、研究するだけで人事に影響する。⑬以前は、能力のある裁判官はそれなりの処遇を受けていたが、2000年頃から情実人事が蔓延る(はびこる)ようになり、「組織を強くしよう」「組織を守ろう」ではなく、自分達の利益のことばかり考えるようになった。(以上、2015年3月3日付ITメディアビジネスラインより引用) このWebの記事を読んで、裁判所というのは人を裁く機能は無く、不公平この上ない組織だという事が分った。我々が想像しているものとはかけ離れている。長谷川元弁護士は、このような裁判所や裁判官の内容を熟知していてこの裁判を勝訴に持ち込んだのだろう。民事裁判は原告と被告の争いではなく、無能な裁判官を如何に篭絡できるかが裁判の勝敗を決めるという事なのか〕  (以下次号)