鈴木義彦に読者は怒り爆発(18)

〔裁判結果は貸付金に関しては裁判官の認識不足で株取引の利益分配金を返済金に充当したために25億円(実際は24億円)は鈴木が返済した形になった。しかし、この25億円の出所が株の利益金であることは明らかだ。裁判官が鈴木側に「借入金の存在は明らかなのでA氏の主張を認める。その代わりに株取引関連の合意書、和解書に関しては鈴木側の主張を認めてやる」と約束したのではないかと疑わせるような判決で、辻褄が全く合っていない。裁判官による重大かつ深刻な誤審だ。何故、西が株の利益の配当金としてA氏に届けた15億円をA氏の貸付金の返済とみなしたのかが全く理解できない。しかも、鈴木が平成14年6月27日に書いた借用書の15億円は、その直前の6月20日に西がA氏と面談した際に、「今後の株取引の利益が大きくなるので、鈴木の債務を減額して戴けませんか」と懇願して、その時点の債務額40億円超(金利年15%で計算。遅延損害金年30%で計算すれば60億円超)を25億円に圧縮したうえに、鈴木が「社長への返済金10億円を西さんに渡した」と言い出し、それを西も認めたためにさらに減額して15億円とした経緯がある。つまり鈴木が株取引の利益の配当を合意書に基づいて実行することが全ての前提になっていた。鈴木は借用証を書いた後、「年内に清算するので10億円にして頂けませんか」と言い、A氏は了解した。すると12月24日に鈴木が紀井氏を同行して10億円を持参した。しかし、その後の経緯からも明らかなとおり、鈴木は合意書に基づいた株取引の利益をA氏には一切分配していなかったから、40億円超(もしくは60億円超)の債権額は変わっておらず、10億円についても、A氏は一旦は返済金として処理したが、鈴木による巨額利益の隠匿という実態を知って、この10億円を利益分配金の一部に切り換えたのだ。裁判でも鈴木は合意書の有効性を頑なに否定したものの、和解協議では宝林株の取得資金3億円をA氏が出したことと利益が60億円上がったことを認めて和解書の作成に至っている。こうした経緯を裁判官は判決には全く反映させず合意書と和解書を無効にしてしまったので、鈴木(西)からA氏に渡った15億円と10億円の処理に困り、返済金扱いにするというとんでもない間違いを犯した。そう考えると品田裁判官が長谷川、鈴木と何らかの談合をしたのではないかという疑いを持つのは当然のことなのだ〕(取材関係者より)

〔世の中を騒がせたどんな陰惨な殺人事件でも必ず弁護士が就き、そして心神喪失などを主張して責任の能力を問うたり、情状酌量を狙う。被害者の身になれば弁護士はとんでもない悪役だと思う。今回の長谷川、平林にしても職務を全うしたと言えば聞こえはいいが、残念ながら本当の話はほとんどない、多くの虚偽の構築により成り立っている。A氏にしてみたらたまったものではない。まして明らかな嘘を本当であるかの様に主張し、犯罪をなかった事にしてしまう。とにかく手段を選ばない。少しでも被告人の罪を軽くしようと弁護するなら理解できるが、全くの無罪を主張するなんて呆れ果てて言葉がない。この事件の数年前にも同様の親和銀行不正融資事件があり、鈴木は100億円以上の不正な融資を引き出した。山内興産事件では20億円相当のタカラブネ株を騙し取った。これらの前科前歴を参考にするのは当然のことである〕

〔驚いたことにA氏の代理人の中本弁護士は乙59号証が法廷に提出されたことをA氏に詳しく話していなかった。これでは裁判官だけを責められない。A氏が乙59号証の事を知っていたら即刻反論したはずだ。中本弁護士の後手、後手の対応は完全に裁判の行方を狂わせてしまった。取り返しがつかないことをした。青田にA氏と中本弁護士が名誉毀損と損害賠償請求で訴えられたが、A氏はすぐに反論して回答したが、中本弁護士が6か月以上も提出しないので、強い口調で言ってすぐに出すと、A氏への訴えはすぐに棄却された〕

〔合意書の存在が鈴木に示された3日後の平成18年10月16日に、A氏、西、鈴木の3人で会談し、A氏が既に西から聞いていた合意書の破棄の件を鈴木に迫りましたが、鈴木は西本人の前でさえも認めようとせず、惚けて逆に西を悪者に仕立てようとしています。また「忘れた」等とよくも言えたもので、この鈴木という人間は全てこの手法でやり過ごし、潔さや責任感の全く無い男。「男気を見ていて下さい」と言う場面がありますが、男気のある人間が人を騙して陥れ責任を擦り付け、自分は関係ないと逃れるような事をするだろうか。『男気』の意味を履き違えているのではないですか。全く聞いて呆れる〕

〔鈴木はピンクダイヤを販売委託で持ち出した。その行為はFR社の天野氏との連名の念書がある事で言い逃れが出来ない。そして上代40億円以上の高級時計を4億円で販売委託してもらったことを裁判官は「経済的合理性に合わない」と言ったが明らかに裁判官の知識不足と無能さが明らかで未知のことについては良く調査するべきであるが、全く何もしていない結果であるとしか言えない。業者に聞けば、分からないはずはない。ただ鈴木を助ける前提があるので、かなり安くしていることは事実のようだ。それを前提に審議しないとすべてが理解できないだろう。この裁判に対する取り組み方が最初から間違っている。それが誤審の原因だ〕

〔アメリカに19歳で起業してから10年で750億円を騙し取った詐欺師の女がいます。この人はいつも自分が前面に出て売り込み、常に堂々としており、標的は超のつく著名人ばかりでした。詐欺に良いも悪いもないのかもしれませんが、鈴木は絶対に自分は表に出ず、名前も隠し、姑息な嘘と何より大恩のある人を騙し通しています。その手口を私はどうしても許せないのです。ただその女と鈴木の2人に共通しているのは邪魔になった人間は排除する事です。ただし女性の方は辞めさせるだけで命までは奪いませんが・・・。鈴木は逃げ続けていますが、女性は約11件の罪で起訴、検察の証拠は200万ページにもなるらしいです。懲役20年、数百万ドルの罰金の可能性と言われています。しかし個人的な感情ですが、同じ詐欺師でも私はこの女性に対しては鈴木ほど怒りがこみ上げてこないのは人間らしさの違いでしょうか。片やこれだけの犯罪を犯しながら、未だに捕まらず逃げ続けている鈴木に対して鉄槌が下る日は何時なのでしょうか〕

〔鈴木は、そもそも自分が創立したFR社の株を店頭公開した時から詐偽まがいの方法で出資者を騙していた。もともと粉飾決算をして上場しているからそれがバレない様に必死で嘘をついてきた。株価を維持するために友人に株を買ってもらったり、他人の名義を借りて自社株を買ったりしていたらしい。目的は創業者利益を得るためだった。そのために親和銀行事件で有罪判決を受けて代表を辞任した後も天野氏を操って実権を握っていた。事業を発展させて出資者に利益を還元する積りはさらさらなかったと思う。要するに事業家ではなく経営者の仮面をかぶった虚業家だったのだ。自分の金欲の為には他人を平気で犠牲にする悪質な人間だ〕

〔鈴木はとにかく西を利用するだけ利用しましたが、それは根底にA氏と西の信頼関係があったからこそ出来たことです。鈴木は借金の依頼や物品の持ち出しは西に全てやらせて、鈴木自身はお礼の電話を入れたり、西に知られると都合の悪い時だけ直接頭を下げに来る。このような鈴木の人間性を含めて鈴木の実態を知れば知るほど頭のテッペンからつま先まで悪の塊なのかと、ここまでの人間がいるのかと驚愕します〕

〔株取引の実態は、その知識がない人間には想像のつかない駆け引きがあるそうだ。まして仕手株を扱う仕手戦は相場のプロ達が入り乱れ、何でもありだと聞く。騙し、裏切り、インサイダー取引は日常茶飯事で人が死ぬこともあるらしい。誰かが火をつけ誰かが火を消すマッチポンプを繰り返しながら最後は情報操作合戦を繰り広げ、殆ど資金力がものを言う世界らしい。鈴木は自分の経験と西田晴夫等の相場師の手法を真似て利益を上げて行ったが、それが出来たのはA氏の資金援助があったからではなかったか。それが無ければなにも始まらなかった。それを考えるとA氏のような肚の太い、性善説の塊のような人はこの世には希だろう。鈴木も「今まで出会ったことのないような人」だと言っている通りこの発言は嘘ではなかっただろう。鈴木も分かっているはずだ。もう遅いだろうが最後の望みをかけてA氏に謝罪することだ〕

〔今、危惧されるのは鈴木のまわりで更に不審な事件が起きているのではないかという事です。海外のペーパーカンパニーに関係している人達や、鈴木の秘密を知る者、金銭で繋がっている人間、などなど表に出ないだけに想像に過ぎませんが、行方不明になっている人、不審な死を遂げている人達がいるのではないかと思います。充分に有り得るのでゾッとします〕   (以下次号)