「種子田吉郎は理事長辞職を」という憤り(5)

〔東京女子医大の看護師が大量に辞職するという話がコロナ禍で過酷な環境に置かれている医療の現場を浮き彫りにした。そのニュースが流れたのは数か月前だが、看護師の状況は今も変わらない。常に感染する恐れが付きまとっていても、逃げ出す看護師はほとんどいないが、それに引き換え病院側が看護師を厚遇せず、外来患者の急減を理由に給与やボーナスまでカットするというニュースが流れた。冬場に向かってインフルエンザとコロナウイルスの両方の脅威が高まる中で、コロナ禍は収束するどころか、感染者が高止まりの状況にある。吉郎理事長よ、さっさと病院を売却してT氏とT氏の知人に債務を返済しろ。そうすれば、T氏たちがセーフティネットを構築して、どれだけの国民が助かることか〕

〔個人を悪く言うのは控えたいが、種子田益夫は多くの人に迷惑をかけたまま死んだ。なぜ、死ぬ前に病院を売却するとか、病院から上がる収益を返済に振り向けるなどという話が益夫と長男の吉郎の間で一度もなかったのか、本当に呆れ果ててしまう。相続放棄をしたところで、逃げ得は絶対に許されない。吉郎は病院グループを統括している立場で、すぐにも返済の計画をA氏側に提示するべきだ〕

〔種子田益夫が病院グループのオーナー風を吹かせていたのは、いくつもの銀行で不正融資が発覚して逮捕起訴されるまでで、その後は病院経営を切り離してしまう工作を関根栄郷弁護士に指示して本格化させた。この関根弁護士は15人ほどいた弁護士が種子田益夫の人間性に嫌気がさして辞めていく中で唯一残ったが、悪事に加担することで有名で種子田とは週に何回も銀座のクラブで飲んでいた。関根は死後も悪名が消えない程だ。病院から上がる収益で吉郎、益代、安郎とそれぞれの家族の豊かな生活を保障させるという考えは、あまりにも独りよがり、無責任で、病院の買収資金や運転資金で多額の融資を行ってきたT氏たちを完全に裏切る行為だ。吉郎は長く理事長職に就いていながら、父親と同じ道を歩んでいるが、それが犯罪行為だということが何故分からないのか〕

〔吉郎に関する記事でどうしても気になるのが、毎月6000万円もの裏金を作って父親に提供していたという話で、病院長や医師たちがよく黙っていたと思う。種子田益夫の背後にいた反社会的勢力を材料に使ったのか、益夫自身が病院長たちを脅かしていたのか。いずれにしても、そんな粉飾は明らかに犯罪で、吉郎がそれに味を占めて、自分たちのためにも粉飾を継続している可能性は高いと思われるので、国税は徹底的に調査をするべきだ〕

〔今後は病院の実態が徹底的に調査されるに違いない。自治体や医師会は、種子田益夫が死んだ今、重しが取れたと考えて、メリットとデメリットの双方で吉郎に対応するのではないか。国税も日本経済がガタガタになっている今、医師の資格もないのに、永らく理事長を務めてきた吉郎に対して、その収益を生み出している構造にメスを入れるに違いない。吉郎よ、もう頼るものは自分しかない。政治家だって、自分に火の粉が飛んでくると思えば、今までのような協力もできないだろう。今後、どこから矢が飛んできても、それを避け続けることができるか〕(関係者より)

〔T氏やT氏の知人が種子田益夫への債権を自分のためでではなく、日本の社会保障制度の充実のために使いたいと表明していることは、種子田吉郎に対する包囲網ができて、しかも自治体や国税という公の機関が動き出す可能性が高くなるということだ。そうなれば、仮に吉郎一人が頑張っても、どうにもならなくなる。覚悟することだ〕(関係者より)

〔種子田家は「種子田益夫」が亡くなった事を訃報も一切ださず、葬儀も秘密裡に行い徹底して隠し続けようとしたようだが、きっと債権者達が押し寄せてくることを恐れまた防ごうともしたのだろう。債権者たちから騙し取った莫大な資金で病院を買収してきた経緯を吉郎が十分に認識していたからだ。益夫の死を隠し続ける事で、債権者達の矛先が自分達に向かないようにするために、と考えてのことだろうが、どこまでも姑息で卑怯な子孫たちだ〕

〔種子田吉郎が側近の田中氏に諭されて一度はT氏に電話をしてきて、父親の債務について「社長さんの関係者は金持ちが多いので、そちらで処理して下さい」と言って一方的に電話を切り、その後は連絡が付かずじまいになったというが、吉郎は社会性が全くゼロと言っていい。謝罪の言葉一つもなく、何を意味不明な事を言っているのか、債務処理の責任は種子田側にあるのに、T氏側で処理してくれとは呆れてものも言えない。吉郎ほか益代と安郎の弟妹もいつまでも逃げていないで、ちゃんと債権者たちと向き合って大人の話し合いが出来ないのか〕

〔種子田益夫は石川さゆりのスポンサー的存在だったというが、その延長線で行っていたカラオケ教室等の事業で約10億円もの返済を石川さゆり自身が迫られる羽目になったのも、元はといえば益夫本人に原因がある。石川さゆりと愛人関係にあったかどうかはともかく、種子田はその債務処理の責任もうやむやにして死んでしまった。石川さゆりは今でも返済を続けているという話も一部にはあるらしいが、そうであるなら、尚更息子の吉郎が責任ある対応をするべきだ。あまりにもこの一族は無責任過ぎる〕

〔元芸能人の羽賀研二が引き起こした詐欺事件で、被害者への賠償に充てられる不動産を差し押さえられないようにするために元妻に譲度したように見せかけたとして、強制執行妨害目的財産損壊などの罪に問われた裁判で、羽賀研二が最高裁への上告を取り下げたために実刑判決が確定したという報道があった。種子田益夫の場合も武蔵野信金、国民銀行、東京商銀信用組合の3つの金融機関を不正融資に巻き込み、経営破綻に追い込んで実刑を受けたが、不良債権を買い取ったRCC(債権回収機構)から53億円の賠償請求を受けても知らぬ振りを決め込んだ。そして益夫が死亡すると、吉郎以下益代、安郎の3兄妹は揃って相続放棄をした。病院グループの収益で豊かな生活を送っている3兄妹は益夫の債務を引き継ぐ責任があり、もちろん返済能力も十分にあるのに「病院グループは父親とは関係ない」と言って知らぬ振りをしているが、これは明らかに詐欺ではないか。いつまでもそんな言い訳が通るものではないので、刑事事件化したら真っ先に病院が差し押さえになる事くらい分かるはずだ〕  (以下次号)