後藤悟志の金銭執着に非難の声(5)

〔自分が創業してその会社を育て自社愛がある人間は会社を利用して私腹を肥やすなんて事、絶対にしないと思う。後藤氏にとって会社は只のツール、自己愛しかない人間だと思う〕

〔優良企業と称されてきた太平エンジニアリングにもコロナは襲いかかっているようだ。売り上げも経常も下降の一途を辿っているらしい。業界では専らのウワサだ。裏術しか使ってこなかった後藤悟志にこの難局を乗り越える術はなさそうだ。会社が潰れていく様子を見て、彼は何を思うだろうか〕

〔女癖の悪い父親を持つ娘の心境はいかばかりか。後藤は絶対娘に嫌われていると思う。後藤くらい見境ないと娘の友達にも手を出しかねないのでは? この父娘の絆は金銭のみという事か〕

〔女が後藤にねだるプレゼントはきっと換金性の高いものばかりでしょう。お察しの通りおっさんから貰った物なんか直ぐに現金化してしまいます。それも知らずに鼻の下伸ばしてプレゼント攻勢とはみっともない話です〕

〔先輩ヅラして威張り散らして後輩と割り勘?そんな奴本当に居るのかよ。しかも支払先は全部自分経営の店だったり、ゴルフ場だったり、滅多に居ないよこんな奴。ケチの権化、セコさの極地だよ〕

〔社会的地位のある人間は常にコンプライアンスが頭に有り、絶対に危ない場所へは近づかない。写真一枚、書類一頁でも疑念を持たれればその人やその人の会社は一発アウトだからだ。後藤の行動は常軌を逸している。反社会に金渡して解決を図るなんて噂だけでも会社潰れると思う〕

〔恨み辛みの怨念がブルジョワジー後藤家を下界へ引きずり下ろす。人を人とも思わない手法で金儲けして来た当然の報いだ〕

〔悟志は兄高志と違い、頭の出来は悪そうだ。頭が良ければ見え見えの脱税なんか決してしない。小さい頃から兄を見習う様に万回言われて来たのだろうから性格もひん曲がるのは分かる。虐げられた過去をバネにして実業に邁進すれば良かったものを彼が選んだのは脱税という虚業、金は有ってもみじめな人生である〕

〔後藤悟志社長は正に裸の王様です。周りにはイエスマンしか居なそうだし、友人と呼べる人も居なそうです。弱きを挫き、強きに媚びる、そんな彼の性格について行く人は誰も居ないのではないでしょうか〕

〔人類の歴史は不公平の歴史である。金の有る家に生まれる者、家すら無い家庭に生まれる者、千差万別だ。金の有る奴が金の無い者を助ける、そんな世の中にならないものかと思うが、後藤みたいな人間にはこんな話は全く届かないだろう〕  (以下次号)