鈴木義彦に読者は怒り爆発(235)

〔株主の信用を失った経営者は直ちに職を辞すべきという原則を鈴木は徹底的に無視していた。鈴木は、FRを創業して上場を果たしたが、バブル景気崩壊の中で混乱した市場の活性化を図る上場基準の緩和政策がなければ、FR社は上場できなかったはずだ。鈴木には会社を創業したことも、上場をした事も全てが私欲の為だったように思う。粉飾決算を繰り返し、自社の株価を維持するために証券取引法に違反して自社株売買を実行していた形跡もある。鈴木にとって親和銀行事件で逮捕されるのは必然だったと思う。こうした鈴木の履歴を裁判官たちが把握していたとは思えない。親和銀行事件で有罪判決を受けた背景を裁判官たちが知らなかった筈はない。鈴木は詐欺横領の常習犯なのだ。そう見ると、鈴木が勝訴するという結果に終わった裁判は、誰が見ても前代未聞の誤判としか言いようがない〕

〔西は、平成22年2月、女房の出身である秋田の町に建てた豪邸の浴場で自殺していたようだ。記者の取材によると、想像を絶する壮絶な自殺だったようだ。その時の西の精神状態の異常さが窺える死に方だったのではないだろうか。西は自殺前に多くの人に手紙(遺書)を書いていた。当然、A氏宛にも数枚の便箋に書かれた手紙が届いている。しかし、残念な事に鈴木を追い詰められるほどの内容が書かれていなかった。西ならば鈴木を丸裸にできるほどの秘密を握っていたはずだが、何故だろう。残した家族の事が絡んでいたのだろうか〕

〔鈴木が株取引で仕掛けた銘柄では、予め第三者割当増資や転換社債の名目で大量の株を仕込んでいたが、それを高値で売り抜けるとなれば、明らかに金商法に触れる違法行為だ。法律を犯してでも実行するメリットは利益の独占しかなく、鈴木はその通り隠匿に奔った。鈴木はA氏に送った手紙で「一人で立案して稼いだ」と言い、違法行為が発覚した時にそのリスクを背負うのは自分だとでも言いたかったかもしれないが、それならば志村化工株で西に罪を被らせたことはどう説明するのか。「西会長の言うことは何でも聞くから」と約束し、合意書を作成した時には、A氏に借金を返し利益も出すと約束して買い支え資金を出させた。違法というリスクを背負っている自覚があったなら、裏切りは絶対に有り得ない〕

〔1000億円を優に超えるとみられる鈴木の隠匿資産の原資が合意書に基づいて開始された株取引の利益であり、最初の銘柄となった宝林株の利益金160億円だ。宝林株で儲けた160億円の原資はA氏から受けた買い支え資金だということは鈴木には分かっていたはずだ。鈴木は頭がいい、というよりずる賢く、約束を平気で破り、金のためならどんな嘘でも構築する極悪の人間だが、資金の流れの源が解れば鈴木は今どうすべきかは自ずと解るはずだ。利益の分配金とA氏から借りた債務を清算することを優先するべきではないか。鈴木は合意書を意識して、莫大な資産を全部吐き出させられると思っているのではないか。鈴木にも言い分はあるだろうが、ただ逃げ回って沈黙していても何も解決しない〕

〔平成11年9月30日に債務を完済したという鈴木の嘘には、そこまで嘘をつくのかという怒りさえ覚える。エフアールは上場会社であるため、決算では監査法人による監査が行われるが、最低でも1年に1回は投資家に会計報告をしなければならないのが会社としての義務だ。鈴木は必死の思いで西を使って約束手形の一時返還をA氏に願い出た。借入先に預けている手形を返済もせずに戻してもらえることなど普通では有り得ない。鈴木は、手形の「一時預かり証」を書くことを逃れるために西に代理させたのである。その上、「債権債務は無い」という確認書まで書いてもらっている。この書類は、エフアールの会計監査には必要の無いものだが、後日裁判になった時に返済を免れるために工作したと思われる。品田裁判長は「債務完済」の確認書を認めなかったが、西が持参した株取引の利益15億円を鈴木の債務返済金としてしまった。不公正極まりない判決を見れば、お粗末と言うだけで済まされることではない〕

〔鈴木は、A氏宛の手紙の中で、脱税や違法送金による外為法違反を自白している。品田裁判長はこの重要な手紙を何故見逃したのだろうか。別件とは言え、大きな犯罪を見逃した事になる。検察と警察はこの事を何と捉えているのだろうか。品田裁判長は他にもA氏側が提出した多くの証拠を無視したり排除したことで犯人を隠匿し隠避した事になるのではないだろうか〕

〔鈴木は和解書の支払約束を反故にするに当たって、西と紀井氏が裏切り者で卑劣な人間と言っているが、西は鈴木にコントロールされてどうしようもないが、紀井氏については鈴木と違って周囲からは悪い話は一切出てこない。鈴木以上の悪い人間は世界広しと言えどもどこにも存在しない〕(取材関係者より)

〔貸金返還請求訴訟が単なる民事訴訟ではないことは、交渉を担ったA氏代理人の襲撃事件や、鈴木が関与した事件の報道記事が鈴木の悪性を裏付ける証拠として提出されたことで明らかだったが、裁判官は因果関係をA氏側に執拗に尋ねた。しかし、裁判官の意図が判然としていない。民事事件に刑事事件を持ち込んでいるとでも考えたのか。しかし、A氏側の代理人の論述が不十分だったのか、鈴木がどれほど悪事に手を染めて来た悪党であるか、金を返したくないために暴行事件まで引き起こす人間なのだという心証を裁判官に持たせず、というより逆にA氏側に不信感を抱かせる結果を招いたのではないか。A氏側の代理人弁護士は事件の本質が分かっておらず、鈴木の悪事を暴かなければ、裁判を起こした意味はないことを、強く裁判官に印象付けるべきだった〕

〔西に舞い込んできた宝林株800万株の売り情報をキッカケに、A氏がこの取得資金3億円を出す事から始まった株取引は、「合意書」の締結により本格始動したが、最初から西と鈴木による、株の買い支え資金をA氏から株式市場を通して騙し取る詐欺だった。さらに、鈴木は西も罠に嵌めて利益金を全て詐取した。西は利益金を餌に鈴木の謀略に利用されていたことをA氏宛の遺書で悔いていた。金の為に人を裏切り続ける鈴木が、いつか自分が裏切られる時が来るのは人間の条理だ〕

〔鈴木は親和銀行事件で犯した罪に比べて量刑が意外に軽かったことから、反省の色は全くなく、株取引で外為法違反や脱税を繰り返した。しかも、量刑が軽かったのは株取引で得た利益を無断で流用し、親和銀行に約17億円の和解金を支払ったからだった。鈴木の様に反省も無く、次から次に他人を騙し続けている人間に、何故、法律は無力だったのか。と言うより品田裁判長は何故、鈴木に正当な裁きをしなかったのか。法の番人と言われる裁判官や弁護士が鈴木の味方をするのは犯罪の共犯と同じだ〕

〔鈴木が平成14年6月27日に作成した借用書は確定日付があり真正だ。ところが、鈴木は「借用書は書いていない」とか「西に10億円を渡したなんて言ってない」とか「その日は会っていない」とまで嘘八百を並べているが、それら全てが全く根拠がなく、何を言っても無駄だ。裁判はトリックで勝ったようなものだが、世間は許さない。これだけの嘘をついて、よく今まで生きていられたと思う〕

〔鈴木は株取引の過程で10件以上の不可解な事件で関与を疑われる一方、未だ表沙汰になっていない事件が多くあると思われる。しかもそれらの事件は事故や自殺、行方不明など耳にするのも恐ろしい事ばかりだ。その事件に巻き込まれた本人はもとより、その人達の家族の事を鈴木は考えたことがあるのか。自分の強欲の為だけに邪魔になった人達をゲーム感覚で簡単に排除してきたのではないのか。日本には因果応報という言葉がある。被害者の家族の苦しみを思えば、そのまま鈴木の家族に報いがあると覚悟すべきだ〕

〔西はA氏に後悔と懺悔を綴った遺書を遺したが、己の過ちに気付くのが遅すぎた。鈴木と出会う前から西には邪な気持ちが少なからずあったはずだ。それが鈴木と出会った事でタガが外れ、欲望を満たす為に鈴木の言い成りになってしまった。その西を裏切り、自殺するまで追い込んだ鈴木は、底知れない悪党だ〕

〔裁判で長谷川と平林は、A氏をプロの金融屋と主張していたが、A氏の場合は個人的に身近な人達に対して貸すだけで、生業として金融業を営んでいる訳ではなかった。鈴木の代理人の長谷川弁護士がA氏の社会的信用を失墜させる為に、暴力団の手先である悪徳金融屋であるかのように印象操作をしたに過ぎない。この主張こそ誹謗中傷もいいところで、逆に名誉毀損で長谷川弁護士を訴えても良かったほどだ。長谷川弁護士は自分たちの不利な立場を逆転させる為に、問題の矛先をすり替え、捏造した理由で原告の個人攻撃に終始したのだ〕(以下次号)